2017年8月からカナダのブリティッシュ・コロンビア州ビクトリアにワーキングホリデーで丸1年滞在しました。当記事はその際の滞在記です。
語学学校のお友達とビクトリアの数少ない名所のひとつ、ブッチャート・ガーデンへ行ってきました。
同じ時期に入学した日本人の女の子(かわいい)が3週間しかいないのでマッハで観光しなくちゃいけないということで、同じクラスのブラジル人の女の子(かわいい)と一緒にブッチャートガーデンに行く計画を立てていて、それに便乗する形で行って来ました。両手に花。
最初は男が行って楽しいところなんだろうか?という疑問もありましたが、写真撮るの好きだし夏は花火もやってるのでなかなか楽しめました。
おすすめです。
目次
ブッチャート・ガーデンって何さ?
自然がいっぱいのビクトリアは「花の街ビクトリア」とも呼ばれているらしく、
セメント製造業者のジョニー・ブッチャート氏が夫人とともに石灰石採掘場の跡地に花を植えたのが最初とされる、面積22万㎡のイングリッシュガーデン、とのことです(地球の歩き方調べ。wikiと書いてあることが全然違うのでどっちが本当かはわかりません)
公式サイトはちょっと変な日本語のページもあります 笑(サイトリニューアルによりなくなったようです)
ビクトリアはイギリス植民地時代の建物の面影を多く残しているため、イギリス文化を感じられる要素の一つとしてこのブッチャート・ガーデンも観光地として有名です。
ビクトリアに来たら行くべき場所の一つですね。
ただ、ダウンタウンから少し離れているので時間は多少必要です。
ブッチャートガーデンへの行き方
ビクトリアはここ以外の観光地がダウンタウンに集中していて、基本的に歩いて回れるのと、バスがどこまで行っても片道$2.5($5で1日乗り放題パスも買えます)なので、普通の観光客はバスを使います。
バスはBC Transitというバス会社の75番のバス。ダウンタウンだとダグラス通りのRBC Royal Bank前がわかりやすいです。
ベイセンターというダウンタウンに一つしかない大型ショッピングセンターのすぐ近く。
75番のバスに乗って1時間ほどで着きます。
今回乗ったバスはブッチャートガーデン敷地内のバス停まで行きましたが、時間によってそこまで行ってくれず乗り換えが必要なものもあるらしいので注意です。
バスは乗り込んでから$2.5を放り込んでおしまい。
もし乗り換えするときは運転手にトランスファーチケット?をもらえば1〜2時間の間は追加料金なしで同じBC Transitの別の路線のバスに乗れます。
また$5で運転手にデイパスをもらえば1日乗り放題になります。往復するならこれを買っておいた方が路線を間違えた時や、乗り換えて別のバスで他のところに行く時も楽ちんです。
花火を観ると終バス近くなってしまうので、帰りのバスの時間はきちんと調べておきましょう。
広い、綺麗、ひとがいっぱい!
お昼にダウンタウンに集合し、お昼に語学学校の先生オススメの中華を食べて、スタバで軽くお茶した後バスに乗り、16時ごろにブッチャートガーデンへ到着しました。
中華。量が激多かった。エビ天、やきそば、甘酢あんかけ。
さきほども書きましたが、バスの所要時間はだいたい1時間ほどです。
この日は土曜日で、夏の期間の土曜日は花火のショーがあるためブッチャートガーデンは少し混雑します。
ダウンタウンからバスに乗り込んだ人のほとんどがブッチャートガーデンで降りて行きました。カナダ人はほとんど乗ってなかったと思う。
チケットを買って中に入ります。夏でハイシーズンなのでチケットブースはちょい混み。
チケットの価格は季節によって違うので公式サイトをご覧ください。
夏は花火もあり、暖かくてお花もいっぱい咲いているので値段がお高めです。
ブラジル人の女の子は年パス(シーズナルパス?)持ちで、年パスで花火見れるのかとスタッフと話していましたが、花火も観れる年パスにアップグレードしていました。
入ってすぐのエリアはファストフード形式のカフェやギフトショップなどがあります。
点在する売店でスナックなどは売っていますが、ギフトショップは入り口付近にしかなかったと思います。
ハリーポッターみたいな(そんなでかくない)巨大チェスも。子供達が動かして遊んでいて可愛いです。
庭園は想像以上に広くてびっくりしました。
そして、想像以上に人がたくさんいて賑わっています、日本人もかなりいますが、中国語、韓国語、ヒンズー語、ポルトガル語、スペイン語、いろんな人が観光に来ていていろんな言語が聞こえてきますし、インフォメーションセンターにはいろんな言語のマップが用意されていました。
英語も聞こえたのでカナダ本土やアメリカなどからも来てる人がたくさんいるみたいです。
噴水。
中華な感じのドラゴンの噴水も。
カナダといえばトーテムポール。
色とりどりのお花が美しい。
ジャパニーズガーデン
かなり本格的な日本庭園もあります。
日本人の庭師・岸田伊三郎氏による設計とのことで、お花は多くないですが、しっかりと和のテイストを感じられます。
写真撮ってないけどししおどしもあったりします。また漢字で「従業員専用」みたいな看板があった気がする。
ブラジル人の女の子に「日本にはこんなお庭がいっぱいあるの?」と聞かれ
「これはtraditionalなお庭だから普通のお家にはないよ、京都とか行けば見れるよ」と言うと、
彼女は「京都が何かわからない」とのこと。
よくある「日本は有名でいろんな国の人に好かれていて」みたいなイメージは、日本のテレビ局が作り出した幻想であって、アジア圏ならまだしも欧米に行くと比較的簡単に覆されるので注意しましょう。
でもアニメと漫画とポケモンはみんな知ってる。
お花以外のみどころ
可愛らしいカルーセルもあります。動物のチョイスが変わってて、イルカとかいる。$2で乗れます(乗ってないけど)
カルーセルのところにあったコート掛け。かわいい。
18時半から中央の広場のステージでコンサートが始まりました。
バンドは日替わりで、園内のスケジュールボードに載っています。今回は60年代のいわゆるオールディーズをカバーするおじさんバンドでした。エルビス・プレスリーとかやってた。
おじさまや子供達がノリノリでダンスしてて、めちゃくちゃ平和です。
これくらいの時間になると、花火のために本格的なキャンプ用の椅子やレジャーシートを持った人たちが増えてきます。花火の鑑賞エリアにも座席などはないので、地べたに座るか各自で椅子を持ち込んだりするんですね。
ギフトショップでお土産を見た後(夕方寒すぎてクソ高いパーカーを購入してしまった)、ワゴンでポップコーンを買って、20時くらいから花火の場所取りをしました。
ビクトリアは20時くらいだとまだ全然明るいので、花火は21:15スタートと、かなり遅い時間のスタートです。
明るいですが夕方ごろからかなり冷えるので上着は持って来た方がいいです。
21:15から花火スタート。
花火のエリアはかなり混雑していました。レジャーシートとか何も持って来てなかったので普通に芝生に座り込んで観ました。
21:15にアナウンスで、フラッシュやセルカ棒の禁止を促されます。
音楽とともに花火ショースタートです。
花火ショーのためだけに作られた専用のエリアでやるので、打ち上げ花火だけじゃなく噴射するやつ、燃えながらぐるぐる回るやつ、船の形をしたやつなどいろいろ見れて意外と楽しかったです。
打ち上げ花火もクライマックスはかなり盛り上げてくるので見ごたえがありました。
森に引火するんじゃないかってくらいすごいです。
帰路
終わった頃には21:45ごろ。急いでバス停まで行きますが22:15ごろまでバスは来ませんでした。
案の定かなり混雑するので、乗れなかった人たちもたくさん。
ダウンタウンに帰るだけならまだしも、そこから乗り換えするような人は一本でも逃すと終バスを逃す危険性があるので注意しましょう。
ブッチャートガーデン周辺は何もないので、周辺で夜を明かす、という選択肢は100%ないと思っておいた方がいいです。
感想まとめ
16時から来ていたのでかなり時間を持て余してしまいましたが、コンサートも観れてゆっくりと時間をすごせたのでまぁよかったかなと思います。
あんまりギリギリに行くと花火を観れる場所が無くなってしまうと思っていた方がいいかと思います。
また、今回は利用しませんでしたが、こちらの中にある「The Dining Room Restaurant」のアフタヌーンティーがかなりいいらしく、ガイドブックにもしっかり載っています。シーズンオフでも人がいっぱいで要予約ということなので、行きたい方は予約しましょう。
また、別施設ですがすぐ近くに「バタフライガーデン」というものもあるので、気になる方はそちらも行ってみるといいと思います。
友人との話。ブラジルも英語は母語じゃないのでちょっとコミュニケーションが難しくて(日本人の女の子もいたけど、日本語で話すのはブラジル人の彼女に失礼なのでなるべく英語で話していた)沈黙してしまうところもありましたがいろいろ話せて良かったです。
ビクトリアへ旅行に来る際(ツアーとかならほぼ100%でここを訪れると思いますが)もしご興味があれば一度訪れてみてください。
追記
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドのパークのひとつ「エプコット」にあるカナダ館にはブッチャート・ガーデンをモチーフにした「ビクトリア・ガーデン」という庭園があります。
ラブいぜ、エプコット。そしてビクトリア。