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【スピッツ・その2】『スピッツ』のおすすめをもう10曲紹介する

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ちょっと前にスピッツの曲を10曲紹介したばかりで、別に反響とかも全く無いんですけど、「やっぱり10曲じゃ足りねぇ!!」と思ったのでもう10曲紹介します 笑

 

前回とあわせて20曲くらいでプレイリストとか組むとちょうどいいんじゃ無いでしょうか。

 

前回の記事。

www.sun-ahhyo.info

目次

 

ハチミツ(6thAl『ハチミツ』収録)

ハチミツ

ハチミツ

 

というわけで「ハチミツ」です。

この曲の面白いところはやっぱりこのリズムですね。

Aメロが2拍子+4拍子+4拍子と変則的になっているので、カラオケとかでは慣れるまで歌うのが大変です。

 

そんでもって歌詞が可愛い。

一人空しくビスケットの しけってる日々を経て

出会った君が初めての 心さらけ出せる

 

素敵な恋人 ハチミツ 溶かしてゆく

こごえる仔犬を暖めて

懐かしい遊びが甦るのは

灯の場所まで綱渡りしたから

 

『ハチミツ』作詞/草野正宗

素敵で魅力たっぷりの恋人と出会ったばかりの、甘酸っぱい日々を思わせる歌詞。

それまでのさえない日々が一変するような「事件」としての恋愛の尊さ。

軽快なギターの音色とヘンテコなリズムも合間って、何回聴いても飽きないです。本当に素晴らしい。

『ロビンソン』が大ヒットしたこともあり、『ハチミツ』というアルバムも大ヒット(一番売れたアルバムだったかな?)します。

「スピッツ初めてなんだけど、どのアルバムから聞けばいい?」という方にもおすすめのアルバムですね。

 

 

恋する凡人(13thAl『とげまる』収録)

とげまる

とげまる

 

最近の曲だと思っていたけどもう8年も前ですね。ライブで披露されることも多い曲です。

シンプルなんですよね。ギターロック的な構成で、わかりやすくて、だから軽率に盛り上がれるようなよさを持っていて、歌詞はスピッツ的な恋愛にまっすぐで周りが見えなくなっている愚かな男、というような感じ。泥臭い感じがよいです。

 

で、ラストサビの歌詞がちょっと変わっていて

走るんだ土砂降りの中を ロックンロールの微熱の中を

定まってる道などなく 雑草をふみしめて行く

これ以上は歌詞にできない

 

『恋する凡人』作詞/草野正宗

これですよ、これこそが草野さん。この歌詞にやられてしまった人も多いと思います。

「これ以上は歌詞にできない」ほどの、ありあまる情熱とも取れるし、

「これ以上は歌詞にできない」ほどの、やばいことをやってしまったとも取れます。

どちらでもあるのかもしれない。

凡人を「君のために何でもやる」ような人にしてしまうほど、進化を語らせてしまうほど、ロックンロールを語らせてしまうほどに、恋とは滑稽で、熱くて、アブないものなのである。

 

名前をつけてやる(2ndAl『名前をつけてやる』収録)

名前をつけてやる

名前をつけてやる

 

「名前をつけてやる」というアルバムタイトルにもなっている「名前をつけてやる」です。

コーラスとディレイのかかったサウンドはやはりニューウェイブ的でもあります。シューゲイザーっぽくもあるかな?

本人たち曰く、シューゲイザーを代表するイギリスのロックバンド・ライドを意識したアルバムでもあり、スピッツの特徴である歌謡曲っぽさも全面に出した「ライド歌謡」というものを目指したそうです。なんじゃそりゃ。(ちなみにライドというバンドは後半全然シューゲイザーではなくなってしまう)

 

これも恋愛の曲なんですけど、どっからどう聴いてもセックスの曲です。

何に名前をつけてやるかというと、おそらく自分のモノにってことなんだろうなぁという、ど下ネタな曲なですけど、そんなことを言わなそうな草野マサムネが歌うからめちゃくちゃ可愛らしく聞こえるんですよね。

 

「誰よりも馬鹿みたいな」という歌詞が表しているように、スピッツの曲って恥ずかしさを言い当てたものが多いんです。恥ずかしいけど愛おしい。恋愛ってドラマみたいにかっこいいものじゃなくて、スピッツの曲みたいに等身大で、ちょっと間抜けな感じがリアルなんですよ。

夏の魔物(1stAl『スピッツ』収録)

スピッツ

スピッツ

 

デビューアルバム「スピッツ」からセカンドシングル曲の「夏の魔物」

アルバム発売後のシングルカットだったりするためPVも作られていませんが、名曲です。

これもわりとロックでアップテンポなナンバーです。

 

この曲、いろんな解釈があるんですけど、多いのは「意図せず妊娠してしまった若いカップルの話」というもの。

殺してしまえばいいとも 思ったけれど 君に似た

夏の魔物に会いたかった

 

幼いだけの密かな掟の上で 君と見た

夏の魔物に会いたかった

 

僕の呪文も効かなかった

夏の魔物に会いたかった

 

『夏の魔物』作詞/草野正宗

そういう風にいわれると、もうそういう曲にしか聞こえません。

若いカップルが一夏の恋愛で子供ができてしまい、産むこともできず、中絶・もしくは流産してしまうようなイメージ。

キャッチーなメロディで明るい雰囲気の曲に、こういうダークな世界を盛り込ませる草野さん、本当におそろしい。でも癖になってしまうんですよね。

 

ラズベリー(5thAl『空の飛び方』収録)

空の飛び方

空の飛び方

 

 この曲はライブで初めて聴いた曲です。

2014年のSPITZ THE GREAT JAMBOREE 2014 "FESTIVARENA"の大阪城ホールでした。

 

報われない恋というよりは、完全に女性のエロスに翻弄されている男の子の欲望みたいな歌詞です 笑

結構露骨にエッチな表現が多いですね。

おかしいよと言われてもいい ただ君のヌードを

ちゃんと見るまでは僕は死ねない

 

『ラズベリー』作詞/草野正宗

こんなのとか。まぁでもこんなのは結構可愛くて。

 

「あきらめてた歓び」とか「でこぼこのゲーム」とか「君の前で僕はこぼれそうさ」とか、ちょっとボカしてあるほうがエロく聞こえますよね。

きわめつけは「この世の果ての花火」ですからね。

 

田舎の生活(1stMiniAl『オーロラになれなかった人のために』収録)

オーロラになれなかった人のために

オーロラになれなかった人のために

 

しっとりした曲いきます。「田舎の生活」

こちらも「ハチミツ」のような変拍子の曲で、Aメロは5拍子、サビは4拍子となっています。

地味〜な曲なんですが、ミュージシャンを中心にかなり熱い支持があります。

LOST IN TIMEによってカバーされていたり、THE NOVEMBERSの小林祐介さんがソロ弾き語りの時にカバーしたりしています。

 

シンプルな曲に変拍子を入れることで不思議な雰囲気になっているのと、草野さんの田舎の情景を思わせる歌詞が素晴らしい。

アルバム自体がフルアルバムじゃないので他のアルバムに比べると目立たないのですが、オーケストラががっつり参加していたりと面白い試みのあるアルバムです。

 

ランプ(14thAl『小さな生き物』収録)

小さな生き物

小さな生き物

 

「小さな生き物」は東日本大震災の後に発表されたアルバムで、タイトル曲の「小さな生き物」もそうだし、やはり震災に影響を受けて作られたイメージの曲が多いように思います。

とくに「ランプ」は名曲です。

 

これは原発のことを歌った曲じゃないかという考えもあるみたいで、なるほどなと思います。

「理想と現実」について歌われている曲であり、人間の欲望についても歌われています。それからやはり命について。

失われた命たち、引き離され離れ離れになってしまった人たち、本当はそんな大それた理想を、贅沢を望んでいたはずはないのに、たった一瞬でいとも簡単に命が消えてしまう。

そんな苦しさが感じられながらも、怒りに溢れた歌ではなく、優しさに溢れた歌声で奏でられるのが実にスピッツらしく素晴らしい。

残された側から「それでも歩いて行くよ」というような、優しくも力強い決意が感じ取れます。

 

愛のことば(6thAl『ハチミツ』収録)

ハチミツ

ハチミツ

 

「ハチミツ」より「愛のことば」

2014年のドラマ「あすなろ三三七拍子」の主題歌に起用されリミックス配信もされたので、聴いたことある人も多いのではないでしょうか。

 

これは戦争の歌ですね。知らないけど多分そうです。

「反戦の歌」とまで言い切っていいのかわからないですが、このセンチメンタルな楽曲の歌詞を鑑みるに、戦争に賛成している人物の歌詞ではないです。

 

歌詞の風景描写が戦争を思わせる中で、主人公たちは今にも死と背中合わせだけど、それを止めることもできないし、どうにか生きて、お互いに愛を語り合うことしかできない。

そしてそれは僕らの大多数がそうであるに違いないのです。

戦争を決定する側、それを止める側になれることなんてほぼなくて、僕たちは命令されて戦うか、拒否して逃げ惑うか、何もできずに犠牲となるかの選択肢しかありません。

 

何が正解で、何が間違っているかわからないけど、そこで名も知られず犠牲となっている人たちがたくさんいる。そういうことに思いを馳せることができる歌です。

いろいろ考えてしまいますね。

 

 

ルキンフォー(32ndSg『ルキンフォー』・12thAl『さざなみCD』収録)

さざなみCD

さざなみCD

 

「さざなみCD」から「ルキンフォー」です。

シングル曲ですね。アルバム持ってないけどシングル曲だったので知ってました。

これも「けもの道」のような応援ソングでもあるのですが、「ルキンフォー」はより「自分も今頑張ってるよ」という同じ目線での励ましの歌に聴こえます。

 

まだ諦められない、あと少しで届く、というというちょっと泥臭い感じの夢への向き合い方。わからないけど希望に向かって手を伸ばすというスタンスは「夢追い虫」とか「ビギナー」とかにも通じる歌詞です。

これがやはりスピッツの極上のメロディーに乗せて聞かされるのだからたまりません。

これも映画「横浜サンセット」で聞いたのがすごく印象的でずっと心に焼き付いています。

 

みそか (11thAl『スーベニア』収録)

スーベニア

スーベニア

 

最後です。最後は「みそか」

「スーベニア」のラストに収録された曲で、「アルバムの最後」という意味の「みそか」と、これから新しい一年(次作へのスタート)が始まるというダブルミーニングになっているような気がします。

 

なので、最後の曲であるにも関わらず聞いていると「これで終わりじゃない!」「未来は明るい!」と思わされる楽曲。

「周りに合わせないほうがいい」と自分たちらしさを軸に「越えて行く」という歌詞から次はもっとすごいぞという宣言。「でかすぎる 世界を塗りつぶせ」と意欲満々。

楽曲もアップテンポで、過去のロックインジャパンフェスのライブ映像を見たときに改めて「ああ、スピッツってロックバンドなんだなぁ」と感動したのを覚えています。

 

「君をさらっていこうかな 例え許されないことでも」

というスピッツらしいキュンとするフレーズもバッチリ。

間奏のどっしりとしたギターソロからのじわじわ盛り上げ、さらにそこからのピックスクラッチの炸裂で突入するラストサビ、このクライマックス感、カタルシス、わくわく感。

本当に曲を演奏していても気持ちいだろうなぁと思います。

 

「覚悟はできるか」

という終わり方もかっこいい。かっこよすぎる曲です。

 

まとめ

スピッツはええで。

 

2回目なので関西弁にしてみました。(筆者は関西人)

 

そろそろ興味が持てましたか?

プレイリスト組んでApple Musicに公開したいところですが、Apple Musicに入ってるスピッツの曲はカバー曲ばっかりで残念なことになっているのでしません。

iPodを持たずにふらっとへ外でて聴きたくなったときに曲がないのは辛いので是非とも入れて欲しいですね。

 

というわけで、気になった皆さんはTSUTAYAへGOです。タワレコやAmazonで買ってももちろんOKですよ。

 

旅の途中

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