twitterでこういうツイートが話題になりました。
ディズニーランドのハロウィン仮装で公式から禁止事項や注意事項が明記されるように。
— ǝunsʇo ıɯnɟɐsɐɯ (@otsune) 2018年9月11日
特に
>マーベル社のキャラクターへの仮装はご遠慮ください
と名指しで他社キャラを禁じてきたのはなりふり構ってられない本気を感じる。https://t.co/ViPgHJIMDe
ツイート転載すみません。
結構多くのDオタが「他社キャラ」という表現が気になったようです。
まぁDオタの皆さんならばもう基本的に答えが見えている話題ですが、ディズニーあんまり興味ない人にとってはここら辺まだよくわからないんだろうなというのと、こういう誤解をほっておくと、そのうち一般の人まで「ディズニーがマーベルに喧嘩売ってる」とか意味不明なことを言いだす人が出てきそうなので、僕が知っている範囲でいろいろ説明してみます。
※2022年ディズニーハロウィーンより一部マーベルキャラクターへの仮装が認められるようになりました。
目次
- 目次
- マーベル社は2009年からディズニー子会社
- そもそも「東京ディズニーランド」はディズニー社ではない
- 「スパイダーマン」のテーマパーク展開の権利はUSJにある
- 【追記】2024年1月22日をもってUSJのスパイダーマン・ザ・ライドが運営終了
- フロリダWDWとユニバーサル・スタジオ・オーランド
- 直営ディズニーパークとマーベル
- ウォルト・ディズニー・ジャパンと東京ディズニーリゾートは別?
- おまけ:ジブリはディズニーなのかという話
- まとめ
- 【追記】2019年OLC株主総会
- 【追記】2022年ディズニーハロウィーン
- MCU作品
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マーベル社は2009年からディズニー子会社
ウォルト・ディズニー社は2009年8月31日にマーベル・コミックスの会社を買収しています。
2001年ごろからすでにマーベルのアニメーション製作(その他パワーレンジャーやドラゴンボール、デジモンなどの日本アニメの英語吹き替え版などを作ってた)を請け負っていた「サバン・エンターテイメント」を買収していたので、アニメなどはディズニー主導で製作していましたが、このマーベル・コミックスの買収によりマンガはもちろんグッズや、マーベル・シネマティック・ユニバースを展開する「マーベル・スタジオ」もついてきます。
そのため、フェーズ1にあたる『アイアンマン』〜『キャプテン・アメリカ/ファーストアベンジャー』まではパラマウントの配給(『インクレディブル・ハルク』のみユニバーサルの配給)
『アベンジャーズ』と『アイアンマン3』はパラマウントのロゴこそ流れますが、配給はウォルト・ディズニー・ピクチャーズが行なっています。
マーベル買収後も、マーベルが貧乏だった頃に映画化権をばらまいてた時代があるためにディズニー主導で映画を作るのが難しい作品が残っていて、
例えば『スパイダーマン』はソニー・ピクチャーズ(コロンビア)に、『X-メン』『ファンタスティック・フォー』は20世紀FOXに権利があります。
ですがTVアニメ版では「スパイダーマン」も「デッドプール」などもディズニー主導のアニメで登場していますので、あくまで「映画化」に関して色々面倒なことが起きているようです。
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とはいえ『スパイダーマン』を抱えるソニーとは『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』からの業務提携で、マーベル・スタジオ(ディズニー主導)で出演させることが可能になりましたし、今年21世紀FOXを買収したことで今後『X-メン』や『ファンタスティック・フォー』も製作できるようになりました。
また、マーベルを買収したことにより、ディズニーはマーベル社のキャラクターを比較的自由に使えるようになったため、ウォルト・ディズニー・アニメーションにて埋もれてしまった超マイナーなマーベルコミックスをアニメ映画化するプランが立ち上がります。
それが「BIG HERO 6」日本語タイトルはそう、「ベイマックス」です。
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「日本を舞台」「6人のヒーローが活躍する」「主人公ヒロはロボットを操る」などの、ちょっとした要素だけを抜き取り大胆にアレンジして出来上がったのがこの「ベイマックス」
オリジナルコミックスの「BIG HERO 6」ではベイマックスがドラゴン風だったり、ワサビが不在でシルバーサムライ(20世紀FOXが権利を持っていて『ウルヴァリン:サムライ』に登場)がいたりしていたようです。
と、いうことで、映画化に際してはいろいろと制約があるものの、まず1つ「『マーベル』はディズニーのコンテンツである」ということが言えるかと思います。
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そもそも「東京ディズニーランド」はディズニー社ではない
「じゃあ東京ディズニーランドで仮装してもいいんじゃないの?」という疑問に行き着くわけですが、そもそも「東京ディズニーランド(リゾート)」はディズニー社ではないんですね。
株式会社オリエンタルランドという純正の日本の会社が、ディズニーとライセンス契約をして東京に出店している感じです。
海外のディズニーパークでは公開中の映画のキャラクターやグッズがすぐにパークに現れるのに対し、日本だけが数ヶ月後、もしくは数年後、ヒットしなければ永遠に登場しなかったりするのにはそういう理由があります。キャラクターを使うのにもお金がかかりますから。
それでも、ゲストがどんな服を着ていようと、どんなグッズを持っていようと(スヌーピーのTシャツを着ていようと、ピカチュウのキーホルダーを付けていようと)それはどうすることもできないのに、どうして仮装だけがダメなのか?なのですが、
そこはやはり「普段は仮装ができない」「仮装期間のみ(現在はハロウィンシーズンのみ)仮装可能ということで客寄せをしている」ということで、「ゲストの仮装」そのものが東京ディズニーリゾートにおいてはコンテンツと化している部分があるからかと思います。(ここの部分は筆者の想像です)
それに加えて、東京のパークは他国と比べても「世界観を守る」のを徹底している部分があるため、基本的にバックステージを見せたりもしなければ、キャストがアトラクションコスチュームのまま出勤してきたりもしません。
そのため「仮装するのであればルールを守る」という点も(基本的には)厳しく徹底されており、「仮装できるディズニー作品のリスト」まであるくらいです。
ちなみに「※マーベル社のキャラクターへの仮装はご遠慮ください。」はそこに書いてありました(季節イベントのためページは削除済み)。
その下には「※他社キャラクターアニメーションに登場する人物・キャラクターへの仮装はご遠慮ください。」と書かれているのですが、
マーベルの立ち位置として「マーベルは他社じゃないディズニーのキャラクターだけど仮装はダメだよ」というのがわかるかと思います。
マーベルそのものも「他社」扱いしてしまうと「そんなこと言ったらお前ら(OLC)にとってはディズニーだって他社だろ」となってしまうので。
「マーベル社」と名指しにしたのは「(一応)自社扱い」だからでしょうね。
縁もゆかりもない他社企業を名指しで禁止とか言ったりするほど、小さい会社じゃないですよ。
※2022年ディズニーハロウィーンより一部マーベルキャラクターへの仮装が認められるようになりました。
かつてゲーム「キングダムハーツ」の仮装が禁止とされていた時期がありました。
キングダムハーツはディズニーとスクエア・エニックスの共同製作の作品で、キャラクターの権利は明確にディズニーにあるようですが、やはりディズニーでもなんでもないオリエンタルランドにおいては微妙な立ち位置だったのでしょう。(現在はOKになってている)
「スター・ウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」などルーカスフィルム作品や「トイストーリー」などのピクサー作品はディズニー子会社である上に、パーク内での展開もすでに行われているので問題ないようですが、例えば映画「トイ・ストーリー」に登場するものの、アトラクションに登場させることができなかったバービー(マテル社)やレゴ(レゴ社)、トトロ(スタジオジブリ)などはそれぞれの会社が権利を持っているので仮装してはいけないことになっています。
このようにパーク内で「客寄せのコンテンツとして仮装させる」ことになる場合、会社同士の細かい確認や契約が必要になってくるのかと思います。
東京ディズニーリゾート内でマーベル展開を未だ行なっていない(もしくは展開できない)うちは、仮装も認可できないのかと思われます。
※2022年ディズニーハロウィーンより一部マーベルキャラクターへの仮装が認められるようになりました。
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「スパイダーマン」のテーマパーク展開の権利はUSJにある
「じゃあなんで東京ディズニーリゾートでマーベル キャラクターを展開しないのか」という話になってきます。
ここらでちょっと関西の方に思いを馳せてみると、西のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに「アメイジング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」というアトラクションがあるんですよね。
こちらのアトラクションが登場したのが2004年。アメリカのディズニー本社がマーベルを買収する5年前です。
このタイミングでユニバーサル・スタジオ・ジャパンが「『スパイダーマン』(およびマーベルのロゴ)を日本国内のテーマパークで展開する権利」を手に入れているため、その内容は詳しくはわかりませんが、おそらく「他の日本国内の競合企業がキャラクターを利用できない」という内容が含まれている可能性があります。
それはおそらくディズニーがマーベルを買収した後も有効であり、契約の内容によっては数十年後までこの制約が続く可能性があります。
(余談ですがオリエンタルランドと米国ディズニーのライセンス契約は2076年までなので、テーマパーク業界の契約は5年10年単位ではない可能性があります)
この契約がマーベルキャラクター全てに及ぶのか、それともスパイダーマンだけなのかは謎だし、そもそもそんな契約が存在するのかも不明ですが、テーマパークや映画・コミックに詳しくない一般的な日本人にとっては「マーベル=スパイダーマン」「スパイダーマン=USJ」というイメージも強いかと思いますし、アベンジャーズが勢いづいているとはいえ、まだまだスパイダーマン以外のマーベルキャラクターは知名度が低いために、高額なキャラクター使用料を払ってまでTDRに導入する利点があるのかという躊躇いもあるのかと思います。
僕らからすればTDRなら、それなりのアトラクションができればキャラクターがどうあれめちゃくちゃ混雑するのは目に見えてるんだけどな。
もちろんここらへんはあくまで僕の想像でしかないので、真偽は不明です。
※2022年ディズニーハロウィーンより一部マーベルキャラクターへの仮装が認められるようになりましたが、スパイダーマンは現時点でも仮装対象外となっています。
【追記】2024年1月22日をもってUSJのスパイダーマン・ザ・ライドが運営終了
とうとう出ました。
2004年1月22日オープンということで実に20年、ということは20年契約だったのかー思ったより短かったんだな、という感想(というか妄想)
これまで『E.T』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など、そもそもユニバーサルに権利のあるIPは周年イベント等でグッズとして復活がされていましたが、おそらくスパイダーマンはそうはならないと思われますのでUSJのスパイディグッズに未練がある方は今のうちに買っておきましょう。とうとう「スクープ」(アトラクションライドビークル)のトミカは出なかったか・・・。
そして、どうせもっと早くから決まっていたんだろうけど、出すタイミングを逃してまとめて発表になったような気がする『ターミネーター』と『バックドラフト』のアトラクションが不憫ですね。
2024年1月以降舞浜でマーベル グッズが売られたり、ハロウィーンでスパイダーマンが仮装可能になったらいろいろと権利関係が動いたことがわかって面白いかもしれない。
現在展開中のディズニーアンバサダーホテルの『マーベルスペシャルルーム』も、スパイダーマン要素はオミットされているようなので。
2024年以降スタートダッシュを切るための試金石としてのマーベルルームだったのかもしれませんね。今すぐ全部屋予約で埋めような。
(追記:2023年6月1日)
フロリダWDWとユニバーサル・スタジオ・オーランド
真偽は不明ではあるのですが、リアリティのある話として、フロリダのことを書きます。
フロリダといえば世界最大級のテーマパークリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド」がある場所です。
そしてそのフロリダにはユニバーサルもリゾートを展開していて、さっき紹介したスパイダーマンのアトラクションはユニバーサル・スタジオ・リゾート・オーランドの「アイランズ・オブ・アドベンチャー」というパークにあるアトラクションと同型なのです。
フロリダのこのパークには「マーベル・スーパー・ヒーロー・アイランド」というエリアがあり、ハルクのコースターなども存在します。
余談ですが世界で最初に「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のエリアができたのもこの「アイランズ・オブ・アドベンチャー」です。
日本と同じように、ディズニーがマーベルを買収する以前にマーベルとライセンス契約を結んだため、フロリダにおいてテーマパーク内でのマーベルキャラクター展開の権利はユニバーサルにあるのです。
dpost.jpこれは日本の状況ととてもよく似ています。
そのため、カリフォルニアや香港、上海、パリにどんどんマーベルキャラクターが登場しつつあるのに対し、フロリダではピンバッジやTシャツ、普通のおもちゃ屋に売っているようなグッズがある程度で、キャラクター展開はほとんどありません。
ほとんどなかったのですが・・・。
このように、WDWにおいては「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のキャラクターに関しては契約の外で利用可能、ということがわかります。
実際WDW内2つめのパークである「ハリウッド・スタジオ」にてスター・ロードとベイビー・グルートのグリーティングが行われている他、2つめのパーク「エプコット」のアメリカ館ステージにてガーディアンズがテーマのダンスショーも開催されています。前述のニュースの通りにアトラクションも建設中であり、MCUのフェーズ4以降登場するキャラクターによっては今後も展開が増えていく可能性があります。
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直営ディズニーパークとマーベル
その他各国ディズニーパークのマーベルキャラクター展開の皮切りになったのは香港ディズニーランドの「アイアンマン・エクスペリエンス」というアトラクションの登場でした(筆者未体験)
最後に香港ディズニーに行った当時まだ工事中でした。
これをきっかけに、ユニバーサルとの契約を修正した、カリフォルニアのディズニーリゾート「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」のパークにおいて、エリアの要素を無視し、力押しで「タワー・オブ・テラー」をリニューアルした「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/ミッション:ブレークアウト!」が登場します。
香港ディズニーランドはトゥモローランド・エリアに、カリフォルニアDCAはハリウッドランド・エリアにそれぞれアトラクションが登場しましたが、先にアトラクションを登場させてから周囲をマーベル化していくことで最終的にマーベルエリアにしていく計画も発表済みです。
そして、いまいち盛り上がらないディズニーランド・パリにも「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」にマーベルのエリアが登場することが決定。
おそらくこれらのパークはそれぞれ要素が異なりながらも、同じ世界観を共有する「テーマパーク・ユニバース」として展開される模様です。
実際、カリフォルニアのDCAのスパイダーマンたちがグリーティングしているエリアに「香港ディズニーランドでスタークエキスポ開催中」というようなポスターも掲示されているらしく、場所は違えど世界観は共通といえます。
また上海ディズニーランドにはこれといって大きな展開はありませんが、マーベルキャラクターのアニメーションアカデミーやキャラクターグリーティングの施設があります。
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ウォルト・ディズニー・ジャパンと東京ディズニーリゾートは別?
ちなみにちなみに、また話を東京に戻すと
「ウォルト・ディズニー・ジャパン」 ≠ 「オリエンタルランド」
です。
ここも完全他社。
ウォルト・ディズニー・ジャパンはその名の通りウォルト・ディズニー社の日本法人で、映画の配給やソフト販売、ディズニーチャンネル、ディズニーストア運営、グッズのライセンス関係とかイベント系、まぁいろいろやってます。
もちろんOLCの東京ディズニーリゾートの宣伝も業務提携もやりますが、基本的には他社。
ディズニーの新作映画公開中でもいまいちパークと連動しないのはこの2社の関係が微妙なところにあるからかと思います。最近はスターウォーズとか頑張ってるけどねぇ。
ウォルト・ディズニー・ジャパン主催の「D23 EXPO JAPAN」というイベントが約2年に1回東京ディズニーリゾートで行われますが、不思議なことにこのイベントではマーベルキャラクターの展示や映画の最新情報なども伝えられます。
これはやはりイベントの運営主体が「テーマパーク」ではないからなんでしょうね。
それか、たとえリゾート内でもパーク外のホテルなどではマーベルキャラクター関連の契約は無効なのかも。
D23 EXPO JAPANには東京ディズニーリゾート関連の展示もあります。
チケットは抽選なのですが、購入希望者の規模が年々増えていてWDJは舞浜以外の大きな場所での開催を希望しているがオリエンタルランドが首を縦に振らない的な噂も耳にします。誰が言ってるのかは知らんが。
おまけ:ジブリはディズニーなのかという話
「ジブリはジブリです」
ハイ終了。本当に関係ない話。
なんですけど、一応1996年頃から、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンという日本の配給会社がブエナビスタ・ホーム・エンターテインメント・ジャパンとかなんとかいう会社名だった頃からず〜っとジブリのソフト関連はディズニーがやってます。
今発売されているDVDやblu-rayもディズニーがジブリの代わりにやってます。
スタジオと配給会社は独立しているので、製作に関してとやかく言ったり、ましてやディズニーパークにキャラが登場したりなんてのはないでしょうが、ジブリ関連のラジオのスポンサーがウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンだったりするのはこういう理由からなんですね。
また、「千と千尋の神隠し」が日本だけでなく世界で公開できるように翻訳版の製作や配給を働きかけたのはピクサー社のジョン・ラセターだというのは有名な話です。
そのおかげで「千と千尋の神隠し」(Spirited Away)は世界的評価を受け、アカデミー長編アニメ映画賞を受賞しました。アカデミー賞ってそもそもノミネートされるのに全米何館以上で何日以上公開とかそういう基準があるので、ジブリがどれだけいい作品を作っても海外展開が弱かったのが、ディズニーとの提携によって評価されるようになったんですね。
「トイ・ストーリー3」にトトロのぬいぐるみが登場するのはそのお礼だそうです。
ディズニー嫌いなジブリオタもたくさんいるのにね〜かわいそうだな〜わっはっは。
まとめ
ということでまとめ。
「マーベルは現在ディズニーの子会社だけど、東京ディズニーはOLCによるフランチャイズ。マーベルを導入するにはOLCをその気にさせた上でユニバーサルが持っている権利を取り返さないといけないよ、多分」
というのが答えかと思います。
※2022年ディズニーハロウィーンより一部マーベルキャラクターへの仮装が認められるようになりました。
ここら辺の権利がもっといい方向に動けばいいのにね〜。
どう転んでもどうせディズニーは心無い批判の対象になりがちなので、なりふり構わずやってほしい。
【追記】2019年OLC株主総会
株主総会にて、OLCからマーベルコンテンツの導入が今後もないことが明言されたようです。
質問が有能すぎる。
A12)マーベルコンテンツの導入予定は現在もない。ゲストの希望を吟味し幅広く導入すべきものかどうか検討していきたい。ディズニー社所有のものについて制約はあるが導入するかどうかの検討はしている。 #OLC株主総会
— ちゃちゃ丸 (@chachamaru_riko) 2019年6月27日
権利や契約についてはっきりと明言がないということは、逆にOLCの意志があれば導入可なのかしら?「制約はある」とは言ってるけど、それ以上に「導入する意志がない」ほうが強いのかな。
となると、マーベルを心待ちにするファンは「さっさと上層部交代して」という話にしかならんのですが・・・。
【追記】2022年ディズニーハロウィーン
2022年ディズニーハロウィーンより一部マーベルキャラクターへの仮装が認められるようになりました。
仮装対象作品は以下の通り
MCU作品
アイアンマン2
マイティ・ソー
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
アベンジャーズ
アイアンマン3
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
アントマン
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
※スパイダーマンの仮装はご遠慮ください。
ドクター・ストレンジ
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
マイティ・ソー バトルロイヤル
ブラックパンサー
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
※スパイダーマンの仮装はご遠慮ください。
アントマン&ワスプ
キャプテン・マーベル
アベンジャーズ/エンドゲーム
※スパイダーマンの仮装はご遠慮ください。
ブラック・ウィドウ
シャン・チー/テン・リングスの伝説
エターナルズ
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
ソー:ラブ&サンダー
大分類からしっかりと「MCU作品」に限定されています。
また「アイアンマン」「インクレディブル・ハルク」「スパイダーマン:ホームカミング」「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」等ディズニーに権利のないMCU作品、
「マーベル エージェント・オブ・シールド」「ワンダビジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」「ホワット・イフ...?」「ホークアイ」「ムーンナイト」「ミズ・マーベル」等ドラマやアニメ作品も対象外とのこと。
「インクルディブル・ハルク」の映画仮装はNGだけどハルクそのものは(「アベンジャーズ」とかに登場するので)禁止されてない、
けどスパイダーマンは禁止されている、のはソニーの問題か、USJとの問題か、はたして。
あれかな、映画「アイアンマン」がNGだとアイアンモンガーはまず間違いなくアウト。マーク1あたりの仮装はNGですか?2や3でホールオブアーマーが出てくるので可能?めちゃくちゃ微妙なラインではないか?
関係ないけど仮装可能作品一覧に「ビートルズ:ゲットバック」があったので、ビートルズの仮装してディズニーランドに行けるよ、やったね!
Pen+(ペン・プラス) 映画・コミック・ドラマ・グッズ マーベル最新案内。 (メディアハウスムック)
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