前回の続き。
今回はフェーズ3。『アントマン』以降の作品を紹介します。
重要登場人物の☆はおそらく『アベンジャーズ/エンドゲーム』に登場するであろう人物を表しています。
ストーリー重要度はあくまで『エンドゲーム』を見るにあたっての重要度であり、MCU全体での重要度は考慮していません。
本記事はMCU公開済み全作のネタバレを含みます
目次
- 目次
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)
- ドクター・ストレンジ(2016)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)
- スパイダーマン:ホームカミング(2017)
- マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)
- ブラックパンサー(2018)
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
- アントマン&ワスプ(2018)
- キャプテン・マーベル(2019)
- 用語解説
- まとめ
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016)
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超簡潔あらすじ
新生アベンジャーズがラムロウ逮捕のため訪れたラゴスで戦闘中、ワンダは爆発事故を起こしワカンダ人を含む犠牲者を出してしまう。事態を重く見た国連はアベンジャーズを国連の管理下に置く「ソコヴィア協定」を提案し、アベンジャーズの意見は分裂。ナターシャが調印のためにウィーンを訪れるが、国連を狙った爆発事故が起きワカンダ国王ティ・チャカが死亡、監視カメラの映像から犯人はバッキーとされ国際指名手配を受ける。バッキーが犯人ではないと信じるスティーブはサムやテロ対策本部で働くシャロンの協力を経て違法ながらバッキー救出へ向かう。バッキーの命は助かったが、復讐に燃えるワカンダ王子ティ・チャラ扮するブラックパンサーに阻まれ、3人は確保されバッキーは精神鑑定にかけられる。その精神鑑定の最中、鑑定医にヒドラの暗号を唱えられ洗脳が蘇り脱獄、スティーブとサムによって保護される。鑑定医の目的がシベリアの旧ヒドラ基地にいるウィンターソルジャー軍団だと考えた彼らはワンダとクリント、スコットを集めシベリアへ向かおうとする。それに対し彼らを捕まえるためトニー、ナターシャ、ローディ、ヴィジョン、ティ・チャラそしてトニーにスカウトされた少年ピーター・パーカー(=スパイダーマン)が空港に集結し、キャプテン・アメリカ陣営とアイアンマン陣営で戦闘となる。仲間達を犠牲にしシベリア行きのクインジェットへ乗るスティーブとバッキー。ローディは負傷し半身不随、ナターシャは直前でスティーブらを手助けしたため姿を消し、サム、ワンダ、クリント、スコットらは危険な超人犯罪者が収容される海の底の刑務所「ラフト刑務所」へ収容される。
報道で国連爆破の犯人が鑑定医に扮したヘルムート・ジモなる人物だと知ったトニーはサムから居場所を聞き、スティーブらを追いかける。たどり着いたシベリアで3人でジモを追い詰めるが、ジモからトニーの両親ハワードとマリアを殺害したのが洗脳されたバッキーだと知らされトニーの怒りが爆発。またしてもトニー対スティーブ&バッキーの戦闘となり彼らの仲は決裂する。スティーブは勝利するがトニーの言葉でシールドを放棄、ラフト刑務所を破り仲間を解放し、世間から身を隠して活動することにする。
事の成り行きを見ていたティ・チャラは復讐をやめバッキーをワカンダへ迎え入れ、洗脳が解けるまで眠るという彼を冷凍保存する。
重要登場人物
TEAMキャプテン・アメリカ
- ☆スティーブ・ロジャース(=キャプテン・アメリカ)・・・ソコヴィア協定に反対、またバッキーを庇ったため追われる身となる。
- ☆バッキー・バーンズ(=ウィンター・ソルジャー)・・・罠にはまり国連爆破の罪を着せられ追われる身となる。
- ☆サム・ウィルソン(=ファルコン)・・・ソコヴィア協定に反対し、スティーブと同じくバッキーを庇ったため追われる身となる。
- ☆ワンダ・マキシモフ(=スカーレット・ウィッチ)・・・ラゴスでの任務中ラムロウの爆弾を誤ってビルにぶつけてしまい多くの犠牲者を出す。トニーに軟禁され反発、スティーブら側に付く。
- ☆クリント・バートン(=ホークアイ)・・・ウルトロン事件後引退していたが、スティーブやワンダのピンチに駆けつける。
- ☆スコット・ラング(=アントマン)・・・サムの「オーディション」で力を見込まれスティーブ側に付く。キャプテン・アメリカのファン。
TEAMアイアンマン
- ☆トニー・スターク(=アイアンマン)・・・ウルトロン事件の反省からソコヴィア協定に賛成し、スティーブと仲違いする。
- ☆ナターシャ・ロマノフ(=ブラック・ウィドウ)・・・ソコヴィア協定に不満がありつつも世間の信用を得るために賛成する。空港での戦闘はトニー側に付くが、最終的に裏切り、スティーブらをソビエトへ逃がす。
- ☆ジェームズ・(ローディ)ローズ(=ウォーマシン)・・・ソコヴィア協定に賛成。空港での戦闘中、ヴィジョンの攻撃が誤って命中し落下、脊椎損傷により半身不随となる。
- ☆ヴィジョン・・・ソコヴィア協定に賛成。ワンダに気を取られ、サムを狙ったレーザー攻撃がウォーマシンのアークリアクターに命中してしまう。
- ☆ティ・チャラ(=ブラックパンサー)・・・ワカンダ王子(次期国王)。ワカンダの国王は代々ブラックパンサーとして戦い国を治める。国連爆破で父を失いバッキーに復讐しようとする。誤解が解けた後はスティーブらと和解。バッキーの洗脳を解くため彼を冷凍保存する。
- ☆ピーター・パーカー(=スパイダーマン)・・・超人的な力と頭脳をもつ高校生。自作の蜘蛛糸とスーツで人助けをしており、YouTubeを見たトニーにスカウトされる。
その他
- ブロック・ラムロウ(=クロスボーンズ)・・・元S.H.I.E.L.D.のヒドラ党員。『ウィンターソルジャー』の事件以降テロリストとして活動しており、生物兵器を盗もうとしたところ新生アベンジャーズに阻止される。自爆して死亡。
- サディアス・ロス・・・国務長官。アベンジャーズらにソコヴィア協定を提案する。『インクレディブル・ハルク』に登場した。
- ペギー・カーター・・・スティーブの元恋人。老衰で死亡。
- シャロン・カーター(=元エージェント13)・・・元S.H.I.E.L.D.エージェント。Cテロ対策本部に所属。ペギーの姪でスティーブらを手助けする。
- ティ・チャカ・・・ワカンダ国王。ラゴスでの事件を機にソコヴィア協定の調印式に出席するが、爆破テロを受け死亡。
- エヴェレット・ロス・・・テロ対策本部所属。シャロンの上司。バッキー、スティーブ、サムらを拘束する。
- ハワード・スターク・・・トニーの父。1991年に洗脳されたバッキーに暗殺される。
- マリア・スターク・・・トニーの母。1991年に洗脳されたバッキーに暗殺される。
- メイ・パーカー・・・ピーターの叔母。ピーターがスパイダーマンであることを知らない。
- ヘルムート・ジモ・・・ヴィラン。アベンジャーズ分裂を企てる黒幕。ソコヴィア人で、ウルトロン事件の際に妻と子供、父を亡くしている。
登場ストーン・・・ヴィジョン(=マインド・ストーン)
ストーリー重要度
★★★★★
『インフィニティ・ウォー』での敗北の原因の一つとも言えるアベンジャーズの分裂が描かれ、『ウィンター・ソルジャー』『エイジ・オブ・ウルトロン』とストーリーをつなげる重要な役割を果たします。
ストーンについて触れられるのは一瞬のみ。
本作から初登場したスパイダーマンとブラックパンサーはのちに単独作が作られます。
ピーター(・パーカー)とピーター(・クイル『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)と主要登場人物の中で名前被りが始まるのもここからなので要注意。
また、『インクレディブル・ハルク』からブルース以外の再登場人物であるサディアス・ロスが登場。そして今後『ブラックパンサー』に再登場するエヴェレット・ロスと「ロス」の名前被りもややこしいので注意。
『キャプテン・アメリカ』単独作としてのシリーズはこれにて一応の終了します。
ドクター・ストレンジ(2016)
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超簡潔あらすじ
超高圧的で自信家の天才外科医スティーブン・ストレンジは事故により両手を思うように動かせなくなり医者としての道を閉ざされる。藁にもすがる思いで半身不随から復活した人物の話を聞き、ネパールのカトマンズにある「カマー・タージ」という寺を訪ねる。そこで多次元宇宙(マルチバース)の存在を説かれ、至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)のエンシェント・ワンに弟子入りし魔術を習う。
知的好奇心からより多くの魔術を取得するために規則を無視し「アガモットの眼」を使用した彼はかつて同じように規則を破り禁断の魔術を奪ったカエシリウスの話を聞かされる。世界を守る3つのサンクタムのひとつであるロンドンのサンクタムが破壊され、それに巻き込まれるようにストレンジはニューヨークサンクタムでカエシリウスと戦闘になる。一時は動きを封じ込めるものの再び不利な状況になりエンシェント・ワンが死亡。カエシリウスは香港で禁断の魔術で暗黒次元(ダーク・ディメンション)と繋がり、暗黒次元の支配者ドルマムゥを呼び寄せる。
ストレンジはアガモットの瞳を用いてドルマムゥを無限ループの中に閉じ込め、ループから抜け出させることを条件に地球から手を引くという取引を行い、ドルマムゥを無効化する。
カエシリウスは暗黒次元に飲み込まれ、ストレンジはニューヨークサンクタムの新たな守護者となる。
重要登場人物
- ☆ドクター・スティーブン・ストレンジ・・・元天才外科医の魔術師。事故で失った両手の機能を取り戻すために修行を始めるが、魔術にのめり込むようになる。アガモットの眼を利用し時間を操る。物語の終わりにニューヨークサンクタムの守護者となる。
- エンシェント・ワン・・・カマー・タージを治める至高の魔術師。年齢不詳だが、実は暗黒次元から力を得て不老不死となっていた。カエシリウスとの戦闘で死亡、その後をストレンジに託す。
- モルド・・・ストレンジの兄弟子。カエシリウスと戦うが、自分たちを騙していたエンシェント・ワンに失望し、物語の最後にはストレンジたちと袂を分つ。
- ☆ウォン・・・カマータージの図書館司書。ストレンジらとともにカエシリウスと戦う。
- クリスティーン・パーマー・・・ストレンジの元恋人。劇中ストレンジやエンシェント・ワンの治療も行う。
- カエシリウス・・・ヴィラン。エンシェント・ワンに疑念を持ち暗黒次元の魔術を追い求める魔術師。自ら呼び出したドルマムゥに暗黒次元へと飲み込まれる。
登場ストーン・・・アガモットの眼(=タイム・ストーン)
ストーリー重要度
★★★★☆
ストーリー的には『エンドゲーム』につながる要素は多くないものの、タイムストーンの登場は重要。また「多次元宇宙」の映像描写は『アントマン』の「量子世界」と酷似しており、「量子世界」と同様に『インフィニティ・ウォー』で消えてしまった人々を取り戻すための鍵になるのではという噂があるので要注意。ストレンジ自身『インフィニティ・ウォー』では他のキャラクターと比べかなり重要なキャラクターとして描かれているので観ておいて損はない。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)
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超簡潔あらすじ
宇宙の用心棒となったガーディアンズ・オブ・ギャラクシー達は惑星ソヴリンでモンスターを倒し報酬としてネヴュラの身柄を引き受ける。ところがロケットが手癖でソヴリンのバッテリーを盗んだことから女王アイーシャの怒りを買う。なんとか追っ手を逃れ惑星ベアハートにたどり着くがミラノ号は大破。ガーディアンズたちはベアハートでソヴリンの追っ手から逃げるのを手助けした謎の男エゴと出会い、彼がピーターの実の父親だと知らされる。ガーディアンズ達は二手に別れ、ピーター、ガモーラ、ドラッグスはエゴの星へ、ロケット、グルート、ネビュラはベアハートに残りミラノ号を修理することになる。そんな折アイーシャから依頼を受けたヨンドゥらラヴェジャーズがロケットらを襲撃、仲間割れの末にヨンドゥとロケットは拘束され、ネビュラはガモーラへの復讐のためにエゴの星へ向かう。ロケットはヨンドゥからエゴの危険性を知らされ、グルートとクラグリンのおかげで牢を脱出、ラヴェジャーズの船を破壊したのちエゴの星へ向かう。
エゴの星ではエゴが天人であり、彼が惑星そのもので、彼自身の「拡張」のため星々に分身を植え付けていたことがわかる。「拡張」により星々はエゴに取り込まれ滅ぼされる。「拡張」にはエゴ以外のもうひとりの天人が必要であり、そのために様々な種族と子作りを行なっており、ピーターもそのひとりであった。ピーターがエゴの「拡張」を手助けできる唯一の生き残りであるとわかったエゴは彼を取り込むが、エゴがピーターの母メレディスを殺した張本人であることを聞きピーターが逆上、ガーディアンズも合流しエゴとガーディアンズの戦闘となる。
死闘の末爆弾でエゴを破壊し、エゴの拡張を止めたガーディアンズはヨンドゥを失う。
重要登場人物
- ☆ピーター・クイル(=スター・ロード)・・・半地球人。幼少期母を亡くした際にヨンドゥに拉致され宇宙海賊として育てられる。エゴの拡張を手助けできる唯一の生き残りであることがわかるが、エゴが母に腫瘍を植え付けたことを知りエゴを倒す。
- ☆ガモーラ・・・サノスの養女。サノスに両親を殺され暗殺者として育てられる。
- ☆ロケット・ラクーン・・・アライグマ型のクリーチャー。
- ☆グルート・・・樹木型ヒューマノイドでロケットの相棒。前作で死亡したが小枝から生まれ変わる。「I am Groot.」(もしくはWe are...)しか話せない。
- ☆ドラッグス・ザ・デストロイヤー・・・妻と娘を殺された復讐者。
- ヨンドゥ・ウドンタ・・・宇宙海賊。エゴと知り合いで、幼少期のピーターを誘拐する。エゴの目的を知りピーターを引き渡さずに自らの手で育てる。
- ☆ネビュラ・・・サノスの養女。ガモーラの義理の妹。幼い頃からガモーラと競わされ、負けるたびにサノスに全身を改造された改造人間。
- ☆マンティス・・・エゴに仕える女性。共感覚を用いて人の感情を読めたり、人を眠らせることができる。ドラッグスに触れた時彼の悲しみに触れ、エゴの本当の目的を話そうとする。
- エゴ・・・ピーターの父。天人であり惑星そのもの。人間の姿は惑星から生み出した分身であり本体ではない。世界を破滅させる「拡張」のため、星々に分身を植え付け、異種間で子供を作りもう一人の天人を生み出そうとした。しかし天人として機能したのはピーターが唯一であった。ピーターの母メレディスと恋をし、未練のため目的が果たせないことを恐れて彼女を殺害した。
登場ストーン・・・なし
ストーリー重要度
★★☆☆☆
『インフィニティ・ウォー』や『エンドゲーム』へとつながるストーリーの重要度は前作に比べるとかなり低め。
マンティスというキャラクターが加わっていること、グルートが小枝からだんだんと成長していること、前作で敵だったネビュラが『インフィニティ・ウォー』で仲間になっていることなどのポイントを抑えれば最悪飛ばしてしまっても問題ない。
ただしガーディアンズの面々の心境は『インフィニティ・ウォー』でも濃く描かれているため、『リミックス』での彼らの成長や性格づけは意識しておいてもいい内容。特にピーターとロケット。本作をMCU最高傑作に挙げる人も少なくないので是非ともチェックしたい作品である。
スパイダーマン:ホームカミング(2017)
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超簡潔あらすじ
『シビル・ウォー』で助っ人として戦闘に参加したスパイダーマン(=ピーター・パーカー)はトニー・スタークから特別製のスーツを譲り受け、クイーンズで強盗などを捕まえるヒーローとなる。一方で小さな事件しか扱えない彼は欲求不満だった。
ある時彼は怪しい取引現場を目撃しあとをつけると、謎の集団がニューヨークの戦いなどの宇宙由来の戦争ゴミから武器を製造していることがわかる。その集団のリーダーであるバルチャーにやられ取り逃がしてしまうものの、調べていくうちに彼らがフェリーで取引を行うことをつきとめ、現場を抑えようと目論む。ところがヴァルチャーの銃が暴発し、ヴァルチャーらを逃した上にあわや沈没の大惨事を起こしてしまう。アイアンマンの助けによりその場は収まるが、ピーターはスパイダーマンスーツを没収されてしまう。
落ち込んだピーターはヒーロー活動をやめ、学校生活に専念するが、ホームカミングデーのパーティーの当日、ヴァルチャーの正体がピーターが想いを寄せるリズの父親であることが発覚する。ピーターはパーティーを離れ、ヴァルチャーを倒す覚悟を決める。
ヴァルチャーの目的はアベンジャーズタワーからNY北部の新アベンジャーズ基地へ武器を輸送する無人航空機から武器を盗むことであった。
ピーターは自作の旧スーツでなんとかヴァルチャーを倒すことに成功する。
トニーはピーターを認め、アベンジャーズへ正式勧誘するが、ピーターはそれを拒否し、「親愛なる隣人」としてニューヨークの平和を守ることに決める。
重要登場人物
- ☆ピーター・パーカー(=スパイダーマン)・・・ミッドタウン高校に通う高校生。学校生活の傍、スパイダーマンとしてニューヨークの困った人々を守るヒーロー活動を行なっている。ハッピーやトニーが自らを認めてくれないことにイラつき、単独行動でトゥームスらの違法な武器販売を止めようとする。
- ネッド・リーズ・・・ピーターの友人。スパイダーマンの正体を知る数少ない人物の一人。プログラミングやハッキングの知識は優秀で、自らヒーローを支える「椅子の男」を志願する。
- メイ・パーカー・・・ピーターの叔母。
- リズ・トゥームス・・・ピーターの片思いの相手。のちにバルチャーの娘であることが発覚し、ピーターの葛藤の原因となる。
- エイドリアン・トゥームス(=バルチャー)・・・ニューヨークの戦い以後、戦場の後処理を担っていたがトニーが出資する「ダメージコントロール」に仕事を奪われたためトニーを恨んでいる。その後アベンジャーズ達の戦いで出た戦争ゴミを再利用し、武器を製造し犯罪者らに売って生活している。物語の終盤にリズの父親であることがわかる。
- ☆ハッピー・ホーガン・・・トニーのボディーガード。ピーターの目付役をトニーから任されるが相手にしていないため、ピーターの単独行動の原因になる。
- ☆トニー・スターク(=アイアンマン)・・・ピーターにスパイダーマンスーツを託す。「補助輪機能」でスーツ着用時のピーターの行動を記録し、彼や市民に危険が及ばないよう監視している。物語の最後にピーターをアベンジャーズにスカウトするが断られ、記者会見を急遽ペッパーとの婚約発表に切り替える。
- ☆ペッパー・ポッツ・・・トニーの恋人。物語の最後に登場。ピーターがアベンジャーズ加入を断ったため、記者会見をトニーとの婚約発表へと切り替える。
登場ストーン・・・なし
ストーリー重要度
★☆☆☆☆
あくまでも『シビル・ウォー』後日談、そして『スパイダーマン』の単独作という感じ。シンプルで楽しめる作品であり、アイアンマンも登場するが『エンドゲーム』へ向けての重要度は高くない。「8年後」というミス字幕も登場するので混乱をきたす可能性もある。(ニューヨークの戦いは2012年のため、8年後の表記が正しい場合本作は2020年の出来事になる)
ラストの「アイアンスパイダースーツ」は『インフィニティ・ウォー』で登場する。
トニーとペッパーが今作で結婚記者会見を行うので、『エンドゲーム』でそれ関連のほのぼのシーンが入る可能性は考慮しておくといいかも。
マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)
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超簡潔あらすじ
予言されているアズガルドの滅亡「ラグナロク」を阻止したソーはアズガルドに帰還し、国を治めているオーディンがロキのなりすましであることを暴く。オーディンを探しに地球を訪れ、ドクター・ストレンジの助けで彼を見つけると、彼はソーやロキに姉ヘラがいたことを伝える。凶暴すぎて封じ込めていたが、オーディンの死とともに蘇り、ソー達を襲う。アズガルドへ逃げ帰る途中、ヘラにビフレストから投げ出され、ソーとロキはサカールへたどり着く。
サカールはグランドマスターが治めている星で、戦士達を戦わせる『コンテスト・オブ・チャンピオン(字幕では「バトルロイヤル」)』が行われている。ソーはヴァルキリーという女性に捕まり戦闘への参加を余儀なくされるが、現在のチャンピオンはなんとウルトロンの事件以降行方不明となっていたハルクだった。
戦闘はグランドマスターの不正によりソーが敗北するが、目を覚ましたソーはハルク、ヴァルキリーやロキの助けを借りてサカールを抜け出す計画を立てる。
ヘラはアズガルドを圧倒的な武力で制圧し、今にも支配を完成させようというところだった。そこへソー達が現れ反撃を開始するが、勝ち目がないことを悟ったソーは炎の巨人スルトを呼び出し「ラグナロク」でヘラもろともアズガルドを破壊することを思いつく。ロキはスルトを蘇らせるためにアズガルドの宝物庫へと向かうが、その途中でテッセラクトを持ち出す。生き残ったアズガルド人たちとソーらは宇宙船「ステイツマン」で避難し、地球へと向かうが、道中でサノスの乗る船「サンクチュアリⅡ」に出会ってしまう。
重要登場人物
- ☆ソー・・・アズガルドの次期国王。アベンジャーズの一員。今回初めて姉がいることを知らされる。サカールに飛ばされるが、ヴァルキリーらの手を借りて帰還。世界を滅ぼさんとする姉ヘラを倒すため、自ら炎の魔人スルトを呼びアズガルドを破壊する。
- ☆ロキ・・・ソーの義理の弟。死を偽装し父オーディンになりすましていた。サカールに飛ばされるが戦士にはならず、グランドマスターに気に入られて友人となる。裏切りを繰り返しつつも、最終的にはアズガルドを救いに宇宙船ステイツマンで戻ってくる。アズガルド破壊の際、テッセラクトを密かに持ち出す。
- ☆ブルース・バナー(=ハルク)・・・アベンジャーズの一員。ウルトロンの事件以降行方不明となっており、サカールで2年間ハルクの状態のままだった。サカールではチャンピオンとして人気者であり特別扱いを受けていた。クインジェットのナターシャの映像を見てブルースの姿へ戻り、地球へ帰るためにソーを手助けする。
- ☆ヴァルキリー・・・アズガルドの戦争の英雄の生き残り。ヘラに恋人を殺されている。現在はサカールで戦士をグランドマスターに売り生計を立て、酒浸りの生活をしているが、ソーの話を聞きアズガルドを守る戦いに参加する。「ヴァルキリー」は本名ではなく部隊の名前。
- ☆コーグ・・・ソーと戦士を収容される牢で出会う。全身が岩のヒューマノイド。革命を起こし戦士たちを解放し、ロキとともにステイツマンでアズガルドに駆けつける。
- ヘラ・・・ソーやロキの姉でアズガルドの王位継承者。死の女神であり、あまりにも好戦的なためオーディンに封印されていたがオーディンの死により復活。アズガルドや9つの世界を支配しようと企む。炎の魔人スルトによりアズガルドごと破壊され死亡。
- グランドマスター・・・サカールの支配者。戦士たちを戦わせるコンテストを開いている。劇中言及はないがタニリーア・ティヴァン(=コレクター)の兄。
- ヘイムダル・・・アズガルドのビフレストの番人だが、ロキに失職させられており、アズガルドの難民たちを保護していた。
登場ストーン・・・テッセラクト(=スペース・ストーン)
ストーリー重要度
★★★★☆
『インフィニティ・ウォー』の冒頭へ直結するラストとなっている。
ソーが短髪となっている理由やハルクが宇宙にいる理由、ロキの心境の変化、ヴァルキリーやコーグの存在などを考慮すると観ておいてもいいかな、と思いつつ飛ばしても問題ないような気もする。また本作で登場するヴァルキリーやコーグらは『インフィニティ・ウォー』に何故か登場せず、『エンドゲーム』で何らかの切り札として帰ってくる可能性も考慮に入れたい。
良くも悪くも『マイティ・ソー』シリーズの殻のようなものを破り自由な作風になっているのが楽しめる。一方でそれまでの設定をバッサリと断ち切る部分もあるので好き嫌いは分かれる。
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超簡潔あらすじ
『シビル・ウォー』の事件から数ヶ月後、ティ・チャラは正式にワカンダ国王として王位継承を行う。王位を継ぐものだけが飲めるハーブを摂取し、超人としてよりパワーアップした彼は、ブラックパンサーとしてユリシーズ・クロウに盗まれたヴィブラニウムの調査を行い、彼の逮捕のため韓国釜山へと向かう。クロウ確保には成功するものの、CIAの尋問中に仲間からの襲撃を受け取り逃がし、尋問に立ち会っていたエージェントのエヴェレット・ロスが撃たれ、治療のためにワカンダへ連れて帰る。
任務失敗のため責められるティ・チャラの元にクロウの死体を持ったエリック・スティーブンス(=キルモンガー)が現れ、自らがティ・チャラの従兄弟であること、自らに王位継承権があることを告げ、ワカンダの風習に則りティ・チャラとエリックの決闘となる。決闘の場でティ・チャラは敗北。エリックが新たな国王&ブラックパンサーとなり、開国し世界中で不当な差別と戦うアフリカ系の人々にワカンダの強力な武器を与える政策を開始する。
ティ・チャラの恋人ナキアは女王のラモンダと王女シュリ、ロス捜査官を連れてジャバリ族の集落に避難し、そこで族長のエムバクが見つけたティ・チャラをハーブで蘇生させる。死の淵から戻ったティ・チャラはエリックを止めるために戦い、戦闘ののちエリックを倒す。自ら死を選んだエリックの無念を汲んだティ・チャラはワカンダの技術を平和利用に活用するための開国を宣言する。
ポストクレジットではバッキーが冷凍から目覚め、新たな任務が近いことをシュリから告げられる。
重要登場人物
- ☆ティ・チャラ(=ブラックパンサー)・・・ワカンダ国王。ハーブにより超人に強化される。王位継承の儀式で従兄弟のエリックに負け王位を奪われるが、復活してエリックを倒し、ワカンダを開国する。
- エリック・スティーブンス(=キルモンガー)・・・ヴィラン。ティ・チャカの弟ウンジョブの子で父をティ・チャカに殺されている。ワカンダのことは父から故郷として聞いているが入国したことはなくティ・チャラを倒し王になった後は父の目的であった虐げられている黒人のために武器を配布する政策をとる。再び現れたティ・チャラに敗北し、自ら死を選ぶ。
- ☆シュリ・・・ティ・チャラの妹。16歳にして天才発明家であり、ブラックパンサースーツやワカンダの武器のほとんどは彼女の発明。
- ☆オコエ・・・ワカンダの国王親衛隊隊長。王であるティ・チャラとも対等に接する。エリックの王位継承後はエリックに仕えるが、ティ・チャラ復活後はティ・チャラ側に付き戦う。
- ナキア・・・ティ・チャラの恋人。スパイとして活動し普段は国外にいるが、ティ・チャラの王位継承を見届けるために帰国する。
- エムバク・・・ジャバリ族の族長。当初ティ・チャラの王位継承に異を唱え決闘し、敗北する。ワカンダ王家とは仲違いしていたが、エリックに負け死にかけていたティ・チャラを保護していた。最終的にはジャバリ族を連れ戦いに参加し、ティ・チャラ側につく。
- エヴェレット・ロス・・・CIAの捜査官。クロウと囮取引を行うために釜山に潜入しティ・チャラと再開する。エリックに撃たれ意識不明の状態のままワカンダへ連れていかれることになりワカンダの真実を知る。ワカンダのため、武器輸送用のジェットを墜落させる。
- ユリシーズ・クロウ・・・ヴィブラニウム専門の密輸武器商人。ウルトロンに切り落とされた腕はアームキャノンとなっている。エリックとともに大英博物館に侵入し、展示品のヴィブラニウムの鉄器を盗む。釜山で一度身柄を確保されるがエリックの手で脱出。その後ワカンダへの「土産」としてエリックに殺される。
- バッキー・バーンズ(=ウィンターソルジャー/ホワイトウルフ)・・・ポストクレジットに登場。洗脳が解けるまでの間冷凍保存を受けていたが、新たな任務(=インフィニティ・ウォー)のために蘇る。シュリからは「ホワイトウルフ」と呼ばれる。
登場ストーン・・・なし
ストーリー重要度
★★★☆☆
アカデミー賞ノミネートで話題となった本作。政治的メッセージ性は保守的・民族差別的なトランプ政権を大いに批判する内容で一見の価値あり。 『インフィニティ・ウォー』の一部舞台はワカンダのため、見ておくとキャラクターや武器、ワカンダ兵らの戦い方の理解にはなると思われる。それでも物語自体は独立しているため関連性はそれほど大きくない。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー MovieNEX(アウターケース付き) [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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超簡潔あらすじ
導入
ソーらの乗る船「ステイツマン」がサノスの襲撃にあう。サノスはインフィニティストーンを全て集めるため、数日前にザンダー星のノヴァ軍を襲撃しパワー・ストーンをすでに手に入れていた。勝ち目のない戦いを悟ったヘイムダルはビフレストでハルクを地球へ送る。ヘイムダル、ロキは殺され、テッセラクトはサノスに奪われ、船は壊滅する。
地球(NY)
地球へ飛ばされたハルクはニューヨークサンクタムに落ち、ブルースの姿に戻ったのち、ストレンジとウォンにサノスの脅威について説明する。トニーが呼び寄せられブルースと再会、インフィニティストーンとサノスの関係について話したのち、行方不明になっているマインドストーンの宿主ヴィジョンの居場所を知るため、スティーブと連絡を取る流れとなる。その瞬間にニューヨークへサノスの手先のエボニー・マウとカル・オブディシアンが現れ戦闘になる。ピーター・パーカー(=スパイダーマン)も駆けつけるがストレンジごとタイムストーンが奪われ、トニーとピーターはマウを追いかけて宇宙船へと乗り込む。地球に残ったブルースはスティーブに連絡を取る。
宇宙
宇宙ではガーディアンズたちがステイツマンの救難信号に駆けつけるが船は爆破された後であり、唯一の生き残りのソーを船内に引き上げる。ソーからサノスの襲来と彼がストーンを全て集めようとしていることを聞き、彼らは別行動をとることにする。ソー、ロケット、グルートはサノスを殺せる新たなハンマーを手に入れるためにニダベリアへ、ピーター・クイル、ガモーラ、ドラッグス、マンティスは先回りしてリアリティ・ストーンを手に入れるべくノーウェアへと向かう。
地球(スコットランド→アベンジャーズ基地→ワカンダ)
地球ではヴィジョンとワンダがサノスの手下プロキシマ・ミッドナイトとコーヴァス・グレイブに襲われているところをスティーブ、ナターシャ、サムらが助ける。アベンジャーズ基地でローディ、ブルースらと再会を果たしたのち、ヴィジョンを殺さずにマインドストーンのみを破壊する方法を求め、彼らはワカンダへと向かう。
シュリがヴィジョンを解析している間、他のメンバーはヴィジョン防衛のために戦線を張る。
宇宙(ノーウェア→ヴォーミア→タイタン)
ノーウェアではすでにコレクターはおらず、サノスがリアリティストーンを手に入れていた。ガモーラはサノスに捕まり、ガーディアンズらは途方に暮れる。
サノスは「サンクチュアリⅡ」でネビュラの拷問を見せつけ、ガモーラからソウル・ストーンの居場所惑星ヴォーミアを聞き出す。ヴォーミアで「ソウルストーンを手に入れる方法は愛する者の魂と引き換え」であることを知ったサノスは涙を流しながらガモーラを犠牲にし、ソウルストーンを手に入れる。
ネビュラはその隙にサンクチュアリⅡを抜け出し、ガーディアンズに伝言を送って惑星タイタンへと向かう。
トニーらの乗る宇宙船ではストレンジ奪還のため、ピーター・パーカーの案でマウを宇宙に放り出すことに成功する。トニーはストレンジに辿り着いた先でサノスを迎え撃つことを提案し、自動操縦に任せ惑星タイタンへとたどり着く。そこで待ち構えていたピーター・クイル、ドラッグス、マンティスらと誤解のため交戦し、誤解が解けた後はサノス撃退のための作戦を練る。作戦を練っている間ストレンジはタイム・ストーンで1400万605通りの未来を見て、勝利する未来がたったの1通りであることを知る。
ソウルストーンを手に入れたサノスが到着し、戦闘が始まるとネビュラも到着し加勢する。マンティスの能力で一時はサノスの動きを封じるが、ガモーラの死を知ったクイルの怒りが爆発し、作戦が失敗に終わってしまう。圧倒的な武力差でトニーが死を覚悟したその時、ストレンジがトニーを生かすことを条件にタイムストーンを渡してしまう。
タイムストーンを手に入れたサノスはスペースストーンでワカンダへと消える。
宇宙(ニダベリア)
ニダベリアへついたソーたちは工房のドワーフのエイトリからサノスにガントレットを作らされたこと、彼以外は皆殺しにされたことを聞き、復讐のために武器を作ることを頼み込む。ソーは工房を動かすために死にかけながらも惑星のエネルギーを炉に照射し、ムジョルニアの能力にビフレストの役割を加えた最強の武器、ストームブレイカーを作り上げる。
地球(ワカンダ)
ワカンダのヴィジョン防衛戦ではプロキシマ・ミッドナイトとカル・オブディシアンがコーヴァス・グレイブが軍を連れてやってくる。苦戦を強いられるがソー、ロケット、グルートの到着から形勢逆転し始める。プロキシマはワンダ、ナターシャ、オコエが倒し、カルはハルクに変身できないブルースがハルクバスターを用いて倒す。コーヴァスはヴィジョンが倒す。そんな時サノスがスペースストーンを用いてワカンダへ到着。最後の手段としてワンダがマインドストーンもろともヴィジョンを破壊する。これにてサノスの策略が防げたと思ったのも束の間、サノスはタイムストーンを用いてヴィジョンを復元、彼を殺しマインド・ストーンを手に入れてしまう。
その瞬間、ソーの最後の一撃がサノスに命中する。ところがサノスは即死にはならず「頭を狙うんだったな」と言い残し、ガントレットを発動(スナップ)してしまう。
サノスは逃げ、何が起こったかわからず放心するアベンジャーズたちだったが、しばらくすると仲間たちが次々灰になって消えていくのだった。
重要登場人物
- ☆サノス・・・タイタン人。ガモーラとネビュラの養父。インフィニティストーンを使って宇宙の人口を半分にし、世界の均衡を保とうと考えている。
アベンジャーズ
- ☆トニー・スターク(=アイアンマン)・・・NYでストレンジらに呼ばれ、マウらと交戦、ストレンジ救出のために宇宙、そしてタイタンへ。タイタン戦で唯一サノスの顔面に傷を付けた。命を奪われそうになるがストレンジがタイムストーンと引き換えに彼を救う。スナップで生き残る。
- ☆ピーター・パーカー(=スパイダーマン)・・・偶然NYでの戦闘に参加する。ストレンジを追いかけ宇宙まできてしまいそのままタイタンへ。スナップで灰になる。
- ☆ブルース・バナー(=ハルク)・・・ステイツマンでサノスと戦い敗北。ヘイムダルにNYへ送られる。以降なぜかハルクに変身できなくなり、ワカンダ戦ではハルクバスターを着用して戦う。スナップで生き残る。
- ☆ソー・・・ステイツマンでサノスと戦い敗北。ガーディアンズらに助けられ、ロケットとグルートを連れニダベリアへ。ストームブレイカーという新しい武器を手に入れワカンダ戦に参戦する。ワカンダ戦で唯一サノスに一撃を与えるが、復讐を味わせるために即死を避けたのが災いしサノスにスナップをさせてしまう。スナップで生き残る。
- ☆ヴィジョン・・・人造人間。マインドストーンの宿主。スコットランドでコーヴァスらと交戦、スティーブらに助けられる。ワカンダで彼を殺さずにストーンを取り除く方法を探るが間に合わずサノスに殺害されストーンを奪われる。
- ☆ワンダ・マキシモフ(=スカーレットウィッチ)・・・スコットランドでの戦闘に参加、スティーブらに助けられる。ワカンダ戦ではプロキシマを倒す。最後の手段でヴィジョンを破壊するが、サノスがタイムストーンを用いたことにより再生されてしまう。スナップで灰になる。
- ☆スティーブ・ロジャース(=キャプテン・アメリカ)・・・スコットランドでワンダらを救出する。ヴィジョンを殺さずにマインドストーンを取り出すため、ワカンダへいくことを提案する。ワカンダ戦ではリーダーとして戦う。スナップで生き残る。
- ☆ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)・・・スコットランドでワンダらを救出する。ワカンダ戦ではワンダとオコエとともにプロキシマを倒す。スナップで生き残る。
- ☆サム・ウィルソン(=ファルコン)・・・スコットランドでワンダらを救出する。ワカンダ戦に参戦。スナップで灰になる。
- ☆ジェームズ・(ローディ)ローズ(=ウォーマシン)・・・アベンジャーズ基地で戦犯扱いのスティーブらを迎え入れる。ワカンダ戦に参戦。スナップで生き残る。
- ☆バッキー・バーンズ(=ウィンターソルジャー/ホワイトウルフ)・・・ワカンダで冷凍保存されていたが戦闘のため蘇る。ティ・チャラにはホワイトウルフと呼ばれている。ワカンダ戦に参戦。スナップで灰になる。
魔術師
- ☆ドクター・スティーブン・ストレンジ・・・NYでの戦いに参戦。マウに誘拐され宇宙に連れ出される。タイタンで1400万605通りの未来を見て1通りの勝利法を見つける。タイムストーンをサノスに渡し、トニーの命を救う。スナップで灰になる。
- ☆ウォン・・・NYでの戦いに参戦。劇中生死不明だがスナップで生き残っている。
ワカンダ
- ☆ティ・チャラ(=ブラックパンサー)・・・ワカンダ国王。ヴィジョンを守るため国を挙げてスティーブらに協力する。ワカンダ戦に参戦。スナップで灰になる。
- ☆シュリ・・・ヴィジョンからストーンを取り出すために研究するが間に合わずコーヴァスに襲われる。劇中では生死不明だが、スナップで灰になっている。
- ☆オコエ・・・国王親衛隊隊長。ワカンダ戦に参戦。プロキシマをナターシャ、ワンダとともに倒す。スナップで生き残る。
- エムバク・・・ジャバリ族のリーダー。ワカンダ戦に参戦。スナップで生き残る。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
- ☆ピーター・クイル(=スター・ロード)・・・救難信号を受けソーを助ける。ノーウェア、タイタンでサノスと交戦、作戦成功まであと一歩のところでガモーラの死を知り激昂し、敗北の原因を作ってしまう。スナップで灰になる。
- ☆ガモーラ・・・ノーウェアでサノスと交戦、捕まる。ヴォーミアでサノスがソウル・ストーンを手に入れるための代償として殺害される。
- ☆ロケット・ラクーン・・・ソーと合流後ニダベリアへ、その後ワカンダで戦闘に参加。スナップで生き残る。
- ☆グルート・・・ソーと合流後ニダベリアへ、その後ワカンダで戦闘に参加。スナップで灰になる。
- ☆ドラッグス・ザ・デストロイヤー・・・ソー合流後はクイルらとノーウェア、タイタンでサノスと交戦。スナップで灰になる。
- ☆マンティス・・・ソー合流後はクイルらとノーウェア、タイタンでサノスと交戦。タイタンでのクイルの作戦の要となる。スナップで灰になる。
- ☆ネビュラ・・・サノスの軍艦で拷問を受けたのち、ガーディアンズへ連絡し自らもタイタンへ、サノスと交戦する。スナップで生き残る。
その他
- ☆ロキ・・・ステイツマンでサノスにテッセラクトを渡す。その後サノスに殺害される。
- ヘイムダル・・・ステイツマンでビフレストを使いハルクをNYへと送る。その後サノスに殺害される。
- ☆ペッパー・ポッツ・・・トニーの婚約者。物語序盤に登場。トニーとランニング中にストレンジと出会う。劇中での生死は不明だがスナップで生き残っている。
- ネッド・リーズ・・・ピーター・パーカーの親友。パーカーがバスを抜け出すためにバスで騒ぐ。劇中での生死は不明。
- サディアス・ロス・・・国務長官。アベンジャーズ基地で映像として登場。劇中での生死は不明。
- タニリーア・ティヴァン(=コレクター)・・・リアリティストーンの幻影として登場。ノーウェアでリアリティストーンを保管していたがサノスに奪われている。劇中での生死は不明。
- ヨハン・シュミット(=レッドスカル)・・・『ファースト・アベンジャー』に登場した人物。70年前スペースストーンにより宇宙へ飛ばされ行方不明となっていたが、ヴォーミアでストーンキーパーとして、ヴォーミアにたどり着いたものにストーン取得の条件を伝えている。
- エイトリ・・・ニダベリアのドワーフ。工房で様々な武器を作っていたがサノスにガントレットを作らされた後は彼を残して仲間を全員殺されている。ソーのためにストームブレイカーを作り上げる。劇中での生死は不明。
- ☆ニック・フューリー・・・ポストクレジットで登場。危機を察知し、ポケベルを起動させる(=キャプテン・マーベルに信号を送っている)その直後、スナップで灰になる。
- ☆マリア・ヒル・・・ポストクレジットで登場。スナップで灰になる。
登場ストーン・・・全て/テッセラクト(=スペース・ストーン)、オーブ(=パワー・ストーン)、エーテル(=リアリティ・ストーン)、ソウル・ストーン、アガモットの眼(=タイム・ストーン)、ヴィジョン(=マインド・ストーン)
ストーリー重要度
★★★★★★★
マジで時間がなくてもせめてこれだけは観てから行って欲しい作品。書いていても混乱するほどの情報量、そして登場人物の交錯。それでいて全く破綻していないストーリー展開は驚異のレベル。
重要ポイントは
- ヘイムダル、ロキ、ガモーラ、ヴィジョンは物理的に死亡
- ブルースなぜかハルクに変身できなくなる
- ソー新たな武器ストームブレイカーを手に入れる
- サノス全てのストーンを手に入れる
- 指パッチンにより全生物の半分が消える(アベンジャーズ含む)
- トニーとネビュラ、タイタンに取り残される
というところでしょうか。ただし細かい重要ポイントところをあげればキリがなく、また現時点で何が重要かもはっきりわからない部分もあり、やっぱり見ないに越したことはないと思います。
アントマン&ワスプ(2018)
アントマン&ワスプ MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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超簡潔あらすじ
『シビルウォー』の事件以降、スコット・ラングは司法取引により保釈され、自宅軟禁を受けていた。自宅軟禁が解かれる3日前、奇妙な夢を見てハンク・ピムに連絡。その夢が量子世界からのジャネットからの呼びかけだと気づいたハンクとホープは密かにスコットを連れ出しジャネットの救出作戦を実行する。
量子世界へ行くための部品を闇市場のディーラーから購入する際、ホープは物をすり抜ける謎のスーツの女ゴーストに邪魔され、部品と縮小し持ち歩き可能になったラボを奪われてしまう。
危機に瀕したハンクらは元S.H.I.E.L.D.の同僚ビル・フォスターを尋ね、ビルの位置を特定するがゴーストにあえなく捕まってしまう。ゴーストの正体はエイヴァ・スターで、彼女の父はハンクの元助手であり、実験に失敗し両親を亡くし体が物をすり抜けるようになってしまう。自らの体を治療するため、ビル・フォスターと手を組み量子世界の力を利用しようとしていた。
混乱に乗じてエイヴァらから逃げたハンクらは、FBIと争いになりながらも、ハンクがラボで量子トンネルを起動し量子世界へと向かう。現実世界ではスコット&ホープ、ゴースト、闇市場のディーラーとラボの奪還争いになってしまう。
ハンクは無事量子世界からジャネットを救い出し帰還し、ジャネットは自ら量子世界で得た能力でエイヴァの状態を安定化させる。スコットも無事軟禁が解かれる。
ポストクレジットシーンではスコットがエイヴァ治療用の量子エネルギーを確保するため、量子世界に飛び込むが『インフィニティ・ウォー』で描かれたサノスのガントレットが発動(スナップ)。現実世界にいるハンク、ジャネット、ホープが灰になり、スコットは量子世界に取り残される。
重要登場人物
- ☆スコット・ラング(=アントマン)・・・ソコヴィア協定違反のためラフト刑務所に収監されていたが司法取引により自宅軟禁を受けている。ジャネット視点の夢を見たことでハンクに連絡を取り、再びアントマンとして活動する。サノスのスナップでは生き残っている。
- ☆ホープ・ヴァン・ダイン(=ワスプ)・・・スコット不在の間ワスプとして活躍している。羽があるため飛行が可能。母ジャネットを量子世界から救うため任務を行う。サノスのスナップで灰になる。
- ☆ハンク・ピム・・・元アントマン/元S.H.I.E.L.D.エージェント。量子世界から妻ジャネットを救うために量子トンネルを開発する。サノスのスナップで灰になる。
- ☆ジャネット・ヴァン・ダイン・・・元ワスプ。任務中に量子世界へ飛び込み帰還できなくなる。量子世界からスコットへ信号を送り夢を見せたり、憑依して量子トンネルの計算を行った。本作終盤でハンクに助け出され現実世界へ帰還。量子世界で得た能力でエイヴァの身体異常を安定化している。サノスのスナップで灰になる。
- エイヴァ・スター(=ゴースト)・・・ハンクに見限られたS.H.I.E.L.D.エージェントの父を持つ。父の量子世界実験に巻き込まれ両親を失い、自らは物をすり抜ける能力を得るが、同時に寿命を縮めてしまう。自らの治療のためにビル・フォスターと共謀してハンクの研究を盗もうと企む。終盤エイヴァにより身体異常を安定化されるが完全に治癒したわけではなく、ポストクレジットシーンで彼女の治療のためにスコットらが量子エネルギーを収集する場面が描かれる。サノスのスナップでの生死は不明。
- ビル・フォスター・・・元S.H.I.E.L.D.エージェントでハンクの元同僚。ゴライアス計画(ジャイアントマン)に携わる。事故後の幼いエイヴァの面倒を見て育て、彼女の治療法を探る。
- キャシー・ラング・・・スコットの実娘。「ヒーローになりたい、アントマンのパートナーになりたい」と原作を思わせる発言をする。(コミックスでは「スタチュア」と呼ばれるヒーローになる)
登場ストーン・・・なし
ストーリー重要度
★★★★☆
あの『インフィニティ・ウォー』の後とは思えないレベルのアッサリ爽快軽快な作風となっており拍子抜けする人々が多いが、マーベルがこの作品をこのタイミングで公開した理由は考えておくべきだと思う。多くの人々が「量子世界」が『エンドゲーム』のキーとなると考えている。一方でスコットは量子世界に取り残され、ハンク、ホープ、ジャネットも灰になってしまったところまで描かれているため、彼がどのように生還するのか、彼が量子世界を活用できるのかなど様々な疑問が残る。(トニー・スタークとブルース・バナーが後を引き継ぐ可能性は大いにあるが)
キャシー・ラングの存在は無視できないが、スタチュアが登場するとしても『エンドゲーム』以降だろうか。
キャプテン・マーベル(2019)
超簡潔あらすじ
1995年。クリー人の特殊部隊スターフォースに所属するヴァースは、宿敵スクラルが棲む星に潜入任務中に捕まり、彼女が失っていた記憶を覗かれる。
逃げ出すことに成功し脱出するも、彼女が落ちた先は地球だった。S.H.I.E.L.D.エージェントのニック・フューリーとフィル・コールソンに取り調べを受けるが、スクラルに襲われ彼女はそれを追いかける。半信半疑のフューリーもスクラルがコールソンに化けていたことに気づき反撃、殺害し遺体をS.H.I.E.L.D.へ持ち帰る。
ヴァースとフューリーは個人的に接触し、彼女の失われた記憶からアメリカ空軍のプロジェクト・ペガサスの基地へと向かう。資料を閲覧した彼らはヴァースが夢の女性ウェンディ・ローソン博士の実験に参加した女性ではないかと疑い、ローソン博士を知るマリア・ランボーを尋ねる。そこで彼らはヴァースが地球人キャロル・ダンヴァースであることを知る。スクラルのタロスから、キャロルはローソン博士が研究していたエネルギーを吸収した超人で、スターフォースの上官ヨン・ロッグから別の記憶を植え付けられたことを知る。倒すべきはクリーであり、スクラルは侵略されていたのだった。
真実を知ったキャロルらはローソン博士が宇宙に残したラボを見つけ、タロスらは難民として保護されていたスクラル人の家族と再会する。ラボにはローソン博士がエネルギー源として研究していたテッセラクトがあり、フューリーらはそれを回収する。そこへスターフォースが現れ襲いかかるが、キャロルがついに全ての力を解き放ちスターフォースを倒す。
地球へ戻ったキャロルはヒーローとして宇宙の難民たちを助ける旅に出ることに決め、フューリーにピンチの際彼女を呼ぶためのポケベルを託す。
フューリーはS.H.I.E.L.D.でアベンジャーズ計画の立案を始める。
ポストクレジットでは現代の地球(『インフィニティ・ウォー』以後)が描かれ、アベンジャーズ基地でフューリーの残したポケベルの反応が止まり、スティーブ、ナターシャ、ブルース、ローディの前にキャロルが現れる。
重要登場人物
- ☆キャロル・ダンヴァース/ヴァース(=キャプテン・マーベル)・・・主人公。ヴァースとしてクリー人の特殊部隊スターフォースに所属するが、正体は地球人キャロル・ダンヴァースであった。ローソンが研究していたライトスピードエンジンのエネルギーを吸収し、超人となる。ヨン・ロッグに記憶を修正されていたが記憶を取り戻し、スターフォースを倒しヒーローとなる。劇中「キャプテン・マーベル」と呼ばれることはない。サノスのスナップでは生き残り、フューリーの招集を受けアベンジャーズ基地にやってくる。
- ☆ニック・フューリー・・・S.H.I.E.L.D.エージェント。本作時点ではまだ長官ではない。ヴァース(キャロル)とともに彼女の過去を探り、スターフォースを倒す。物語の終わりにキャロルを招集するためのポケベルを託される。(『インフィニティ・ウォー』で使用)キャロルとの出会いにより『アベンジャーズ計画』を計画する。
- フィル・コールソン・・・S.H.I.E.L.D.エージェント。本作時点では新人。
- ヨン・ロッグ・・・スターフォースのリーダー。クリーを裏切ったウェンディ・ローソン(=マー・ベル)を殺害し、キャロルの記憶を書き換えヴァースとしてクリー人の兵士に仕立て上げる。
- ウェンディ・ローソン/マー・ベル・・・マー・ベルと言う名のクリー人であるがスクラルを侵略するクリーを裏切り、密かに地球へ亡命しスクラル人を保護している。ウェンディ・ローソンという名前でプロジェクト・ペガサスに参加、テッセラクトを利用して「ライトスピード・エンジン」開発するがヨン・ロッグに殺害される。
- グース・・・猫の見かけをしたクリーチャーで「フラーケン」と呼ばれる種族。敵と認識した者を丸呑みするほどの危険生物で、クリー人にもスクラル人にも恐れられている。不安定なテッセラクトを飲み込んで収納する。
- タロス・・・スクラル人のリーダー。ローソンに保護されている家族を見つけるため、キャロルの記憶を探索する。
- マリア・ランボー・・・キャロルの元同僚で親友。ヴァースの正体がキャロルであることを伝え、パイロットとして戦いに参加する。
- ロナン・・・クリー人の過激派。ヨン・ロッグによりキャロル打倒のため呼ばれるが、彼女の圧倒的な戦力を見て撤退。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメインヴィランで、ガーディアンズらに倒される。
- コラス・・・スターフォースのメンバー。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ではロナンの直属の部下で、ドラッグスに殺される。
登場ストーン・・・テッセラクト(=スペース・ストーン)
ストーリー重要度
★★★☆☆
MCU史上最強のヒーローの登場という意味では『エンドゲーム』の切り札ともなりうる彼女。
重要なポイントとしては「彼女がテッセラクトのエネルギーを吸収している」ということ。
『インフィニティ・ウォー』でサノスのストーンの能力を抑えられたのはスカーレット・ウィッチであり、彼女の能力はマインド・ストーン由来。またヴィジョンのマインド・ストーンを破壊したのも彼女である。
それを考えるとストーン由来のキャロルの能力はストーン破壊の切り札になり得るため、サノスのガントレットを破壊できる可能性があると考えられるだろう。
またプロジェクトペガサスは『アベンジャーズ』冒頭でS.H.I.E.L.D.が研究していたテッセラクトの兵器利用のことであり、破壊されたローソン博士の発明「ライトスピード・エンジン」の研究をフューリーがアレンジしたのであろう。
観ておいたほうがいい作品ではあるが、本日公開終了(記事公開当時)なのでまだ観てなければ観るのは難しいか。
用語解説
- ソコヴィア協定・・・アベンジャーズを国連管理下に置き、国連の可決の元で平和維持活動を行うための協定。アベンジャーズ分裂のきっかけの一つとなり、これにより多くのヒーローが戦犯扱いを受ける。
- ラフト刑務所・・・超人的能力を持った危険な犯罪者を収容するための刑務所。普段は海の底に沈んでおり、脱出はほぼ不可能。『シビル・ウォー』での空港戦の後、サム、クリント、スコット、ワンダが収容される。スティーブによりワンダとサムは脱獄、クリントとスコットは司法取引により自宅軟禁扱いとなる。
- 多元宇宙(マルチバース)・・・現実世界と異なるあらゆる次元の総称。ストレンジらカマー・タージの魔術師らは多元宇宙からエネルギーを得て魔術を使う。
- アガモットの眼(=タイム・ストーン)・・・インフィニティストーンのひとつ。時間を自在に操る能力を持つ。
- ダメージ・コントロール・・・スタークインダストリーズとアメリカ政府の共同機関。アベンジャーズら超人の戦闘時に置きた被害を回復させる役割を持ち、宇宙由来の戦争ゴミなどを回収・保管している。
- ラグナロク・・・予言にあるアズガルドの崩壊。炎の魔人スルトがアズガルドで保管されている永遠の炎で蘇りアズガルドを焼き尽くす。ヘラを倒すため、あえてこれを利用する。
- バトルロイヤル(=コンテスト・オブ・チャンピオン)・・・惑星サカールでグランドマスターにより開かれている大会。ハルクがチャンピオンであり、ソーがそれに挑戦する。原語版では「コンテスト・オブ・チャンピオン」と呼ばれている。
- キモヨ・ビーズ・・・ワカンダの発明品で、ビーズ型。傷の治療や追跡装置、通信機、爆弾など様々な用途に使われる。
- インフィニティ・ガントレット・・・インフィニティ・ストーンの能力を制御、最大化するガントレット。ニダベリアで作られる。これにより指を1回鳴らすだけで全宇宙の半分を消し去ることができる。ラグナロクの宝物庫にはレプリカが保管されている。
- ソウル・ストーン・・・インフィニティ・ストーンのひとつ。その能力は明らかになっていない。ヴォーミアで「愛する者の魂」と引き換えに手に入れることができる。
- 量子トンネル・・・ハンク・ピムが開発した量子世界へ行くためのトンネル。
- プロジェクト・ペガサス・・・テッセラクトのエネルギーの調査と有効利用のためのプロジェクト。1995年以前にローソン博士により「ライトスピード・エンジン」が作られたがヨン・ロッグによりローソン博士が殺害され、エンジンはキャロルが破壊した。2012年にはS.H.I.E.L.D.でエリック・セルヴィグ博士が研究に携わるがロキを呼び寄せる結果になる。
- ライトスピード・エンジン・・・ローソン博士が開発した、戦争を終わらせるための発明。エネルギー源はテッセラクト。テスト飛行中にヨン・ロッグに襲われ奪われそうになったところをキャロルが破壊。エネルギーをキャロルが吸収し超人となる。
まとめ
全部見るに越したことはない。
いやまぁ、当たり前なんですけど。
書いててもやっぱり混乱する程度には全貌を掴むのが難しいですMCU。
まぁ10連休もあるし、『エンドゲーム』自体は2ヶ月くらい余裕で上映してくれる気がするので、是非とも前作チェックしてから観てください。
海外ではもう一部公開され、日本でも早い劇場ではあと15分で上映開始されますが、百聞は一見にしかず。
まだまだ今から見直しても遅くはありませんので、是非。