こんにちはすんです!
最近は温かい日と寒い日が交互にくるような感じで体力的に結構辛い日々を過ごしています。
ワーホリ最大の難関?とも言われている「タックスリターン」日本語でいうと「年末調整」や「確定申告」みたいなものです。
会社が手続きしてくれる「年末調整」と違って自分でやらなくちゃいけないので「確定申告」のほうが近いかな?
今回、その「タックスリターン」の手続きが無事終わり、お金もちょこっと返ってきたので、
業者に頼らずに自分でやる方法をお伝えしたいと思います!
目次
- 目次
- タックスリターンとは?
- タックスリターンをしなければならない人
- タックスリターンの時期
- 必要なもの
- 「Simple Tax」でめちゃくちゃ簡単に申請!
- 実際にやってみよう
- カナダ税務局(CRA)への登録
- さらに2週間後、チェックが届いた!
- 自分でやろう!タックスリターン!
- 来年もやらなきゃいけない
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タックスリターンとは?
この「タックスリターン」つまり、その年に稼いだお金と払った税金をカナダ税務局(カナダ歳入局?)に報告して、払いすぎてないか、税金が少なすぎていないかチェックし税金の返金を受けたり、追加で払ったりするものです。
いちおう「ワーキングホリデーでも法律でタックスリターンを行わないと罰せられる」らしいので、カナダにワーホリできて仕事で給料を得た人はもれなくやらなくてはいけないのですが、これがどうも面倒臭い。
面倒臭い上に、手続きは全て英語になっているので、その弱みに付け込んで「エージェントが$40〜60でタックスリターンの手続きをしてくれる」というサービスがあり、しかも利用している人たちも結構いると聞いてびっくりしています。
タックスリターンって、結局「確定申告」なので、働きすぎ、給料もらいすぎの場合、追加で税金を払わなくちゃいけないんですよね。
$40〜60払ってエージェントにタックスリターンをやってもらって、さらに追加で税金も払わなくちゃならないとなったら、こんなにもったいないことはありません。
業者に頼めば法律を破るリスクこそ免れますが、一生に一度しかできないワーキングホリデーで、この面倒な手続きを業者に任すなんて自分のためになりません!手続きが全て英語だろうと、英語を勉強するためにワーホリに来ているのならば挑戦すべきです!
そもそもワーホリのタックスリターンなんて、カナダ人のそれと比べたら圧倒的にシンプルなはずなので、自分でやる方が間違いなくいいに決まってます!
手続きは全部英語と言いましたが、全部ネットで完結しますし、対面で人と話してどうのこうの〜という手続きは一切ないので、ハードルはかなり低いと思います!わからない言葉が出て来ても辞書で調べながらできます!本当に業者に任せたらもったいない!
タックスリターンをしなければならない人
基本的にビジター以外のビザで滞在している人は全員しなくてはならないらしいです。
ビジターというのはいわゆる「ビザなし」というやつですね。(本当は日本国のパスポートを持っているだけでビジタービザを持っているということになっている)ビジターではそもそも法律的に就労ができないのでカナダでの収入がないため、報告の義務もないということです。
なのでワーキングホリデーで入国されている方は「タックスリターン」が必須となるようです。
収入がない人も?というところは正直僕はわからないのでできればご自身でお調べください。
タックスリターンの時期
タックスリターンの手続きは毎年1月から始まり、4月末までがタックスリターンの期限となります。
4月末までに報告を怠ると「もし追加で税金の支払いが必要な場合、支払いの滞納扱い」となります。
目安としてはカナダ税務局(Canada Revenue Agency「CRA」と略されます)からT4というピンク色の紙が届いたら「タックスリターンやらなきゃ!」と思ってください。
必要なもの
必要なものは基本的に前述の「T4」だけです。
T4って何かと言うとつまり「源泉徴収票」のこと。その年の総収入と、給料として渡される前に引かれた税金の額が記されています。
「タックスリターン」でネット検索するとそのほかに「ドラッグストアなどでT1 Generalという申請フォームをもらってこよう」と書かれているサイトがありますが、必要ありません。
というか、2018年現在のブリティッシュコロンビア州ビクトリアでは基本的に「ネットからダウンロードしてね」ということになっていて、手に入りません。実際にドラッグストアに行ってみて、T1 Generalは手に入らず、もらえたのは下のペラ紙1枚のみでした。(しかも別にダウンロードしなくてもできます)
「Simple Tax」でめちゃくちゃ簡単に申請!
今回僕は「Simple Tax」というサイトを利用しました。
このサイトはつまりどういうものかというと、自分の個人情報と「T4」に書かれた数字を順番に打ち込んでいくだけで自動でリターンの額を計算してくれて、無料でカナダ税務局(CRA)に申請まで行ってくれるサイトです。
(申請が完了すると「気に入ったらチップちょうだいね!」という画面になりますが、払わなくてもできます)
カナダ人は全員自分でやらなきゃいけないのでこういう簡略化されたサイトが登場するのはごく自然ですね。これを利用しない手はありません。
実際にやってみよう
まずは右上の「Start or Continue」をクリック!ログインを求められますが、そもそもアカウントをまだ作っていないはずなので「×」で消してしまってOKです。
個人情報の入力から。
Social Insurance Numberが必要になるので、事前にわかるようにしておきましょう。
「If this return is for a deceased person, date of death」は申請者が死んでる場合なので無視してOKです 笑
「Preferred language」は希望言語ですが当然のごとく日本語はなく、英語とフランス語の2択なので、「英語よりもフランス語の方が得意」という場合以外は英語を選択してください。
「Mailing Address」は「カナダでの住所」のことです。
日本語では電子メールも「メール」と言いますが、英語では「Mail」は「郵送」、「E-mail」が「電子メール」と明確に区別されていますのでご注意を。っていうかそれくらいわかるよね。
続いて「About Your Residence」ですが、これは州によって税金のシステムが微妙に違うので「年内で州を越えての引越しをしたか」などを聞かれています。
「You and Your Family」はわかると思います。結婚しているかとかの話。扶養控除とかの話になってくるのかと。
「Misc」は「その他」って意味らしいです。初めて知ったー!
色々質問がありますが僕の場合「Are you filing an income tax return with the CRA for the first time?」以外は全部Noでした。
それぞれ質問に対して自分の状況と照らし合わせて答えましょう。
続いて「My Account」です。「Are you registered for CRA My Account?」はみなさん初めてのタックスリターンなのでNoだと思います。
ここで「Sign up for online mail to get your notice of assessment through CRA My Account」を「Yes, sign me up」にしておくと、カナダ税務局(CRA)のアカウント作成の手続きもまとめてやってくれます。めっちゃ楽。
そしてやっとのことでT4の内容を入力します。「Your Taxes」の項目です。
検索窓をクリックすると、、、
こういう風に書類を選択できますので「Employment Income – T4」を選択します。
あとは実際に受け取った「T4」にしたがって数字と職場の名前、州を入力するだけです。
複数の職場で働いてる場合は一つ目の職場を入力してから「+Add another T4」で別の職場のT4も入力しましょう。
また、検索窓をチェックすると色々な項目があり、「年内に病院で診察を受けた場合」や「公立の大学やカレッジなどの学費を払った場合」「奨学金をもらって学校に行った場合」「公的な募金などを行った場合」など、いろいろと報告しなければいけない項目がありますので、自身の状況にあった報告をしましょう。場合によっては免税の対象になり、返金される税金の額が多くなったりすることがあります。
ワーホリの場合は基本病院くらいしか当てはまるものはないと思いますが。
(僕は病院に行ったのが年明けだったのと、語学学校は控除対象外なので特に報告する項目はありませんでした)
入力が終わったら「Review」の項目の「Check & Optimize」をクリックすると、タックスリターンの額を計算してくれます!金額は「Summary」の項目のところに表示されます。僕の場合は$213.26返還されますと!!!
もちろん働きすぎな人はここの画面で「$〇〇支払いが必要です」というような記述になるかと思いますので注意してくださいね!
あとは「Submit」すればこのサイトが直接カナダ税務局(CRA)に申請してくれます。
「Confirmation Number」と返金される額はきちんと控えておきましょう。
このSimple Taxのサイトのアカウントを作ると今回入力した分が全て保存されるので、不安な方はアカウントを作っておくことをお勧めします。
が、これで終わりではないので注意です!!
カナダ税務局(CRA)への登録
申請が済むと数日後にカナダ税務局(CRA)から「アカウントが作成されました」というメールが届きます。
それまではログインしようとしてもエラーが出て、基本的に何もできないので、Simple Taxでタックスリターンの申請を行ってから数日は何もしなくてOKなのですが、常にメールはチェックするようにしてください。
メールが届いたらCRAのサイトの「My Account」からログインします。
初めてログインするときにまたSocial Insurance Numberとタックスリターンの返金額を聞かれるのでご注意ください。
で、今回も特にすることはなく、ただログインするだけです。
2週間ほどすると「郵送で」カナダ税務局から「住所確認およびアカウントの有効化のためのセキュリティコード」が届きます。
最初の申請の時点で住所を間違えていたりするといろいろ大変なので注意してくださいね〜。
再びログインして、セキュリティナンバーを入力し、アカウントを有効化すると
「あなたの2017年のタックスリターンが受理されました」というメッセージが表示されているのでこれで無事、タックスリターンが完了です。
さらに2週間後、チェックが届いた!
さらに2週間後、カナダ税務局(CRA)からちょっとぶ厚目の封筒が届きます。
今回の申請のもろもろの確認書類と、リターンされる$213.26のチェックが!
またチェックの部分を切り離してATMにデポジットすれば数日後に入金されます。
これにて2017年のタックスリターンは終了!!
なかなか面倒で気が重かったタックスリターンですが、無事終了&しかも結構な額の返金があって本当によかったです。
自分でやろう!タックスリターン!
もちろん、例えば永住権を取った人とかは、人によっては収入が複数あって、カナダで起業しててとか株をやっててとか新しく家を買ったばかりとか、いろいろ申請する分が多く、少しでも楽にタックスリターンしたいとか、支払う税金を減らしたい場合は業者に頼むのもアリですが、ワーホリで来ているだけのような人は僕のような感じでほとんど申請するものがありません。
なので「英語ができない」「なんか複雑そう」という弱みを利用した業者やエージェントにぼったくりの金額を払わなくても、基本的には全部自分でできます!簡単です!
「$200くらい返ってくるなら$60くらい・・・」って思うかもしれませんが、約5000円ですよ!5000円あれば結構いいディナーたべれますよ!笑 ワーホリなんてどうせ暇なんですから英語の勉強がてら自分でやりましょう!笑
ということで僕は全力で自力でやることをお勧めします!!
来年もやらなきゃいけない
ただ、2018年現在もカナダで働き続けているので、次の課題は帰国後のタックスリターンですね・・・。
まぁT4さえ手に入ればほぼ今回と一緒なのですが、そこをどうするかだよなぁ。
とりあえず、この悩みは1年後の自分に任せるとして 笑
帰ってきた$213で何か美味しいものでも食べようと思います!笑
それでは!!
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