生きていくなんてわけないよ

ディズニーファン向け娯楽ブログ

ディズニー実写長編

ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作の長編映画

2023年ベスト級。新・実写版『ホーンテッド・マンション』悲しみにとらわれて、生きることを諦めるな。

『ホーンテッド・マンション』(原題:Haunted Mansion)を見た!!!! そもそも2003年に既に実写映画化され、結果的にあんまりパッとしない結果に終わった『ホーンテッド・マンション』を、どんな理由で再映画化するのか、そこに意味はあるのか・・・10年…

実写版『リトル・マーメイド』の「存在意義」とは。私の偏見すら越えていく。

偉そうに差別や偏見をなくそうだの、ずっと言っていたけど、もちろん私にも偏見がある。 人は誰しも偏見や差別心があるということに気づかされる映画の代表格といえば『ズートピア』だが、それはまた別の話。 私が持っていた偏見はまた少し特殊といえば特殊…

実写版『ピノキオ』「優等生」を目指しすぎた、非常に欲張りな映画。

ロバート・ゼメキスによる実写版『ピノキオ』があったことを覚えている人はどれくらいいるだろうか。 正直9月くらいの話で全然最近なのだけど、黒人ブルーフェアリーの話だけが一部で大炎上して、作品自体は全然見られていないような気がする。 それもそのは…

『トロン』難解そして退屈、視聴者を置いてゆく前衛芸術映画の「先見の明」

今日は『トロン』です。 クリスマスだから、こういうのもいいよね。 イルミネーション感あるし。(ないか) 正式タイトルは『トロン』なのだけど、いろいろあって続編の『トロン:レガシー』の方がポピュラーというか、キャッチーになってしまって、そちらを『…

『魔法にかけられて2』音楽は最高…でも、私たちの期待も魔法もとけてなくなる凡作。

『魔法にかけられて2』(原題:Disnenchanted)を観ました。 (モーガン以外の)オリジナルキャストの再集結、メンケン&シュワルツの再来、「ちゃんと歌ってくれる」イディナ・メンゼルに、さらに追加されたミュージカルキャスト・・・と、ミュージカル面で…

『ザ・マペッツ』は夢を追いかける人へ向けたハリウッド讃歌。

マペット・ショーのキャラクターたちがディズニーのIPであることを知ったのは今から10年ほど前に公開された『ザ・マペッツ』が最初だった。 日本では2012年5月にごく限られた映画館で、それでも全国公開され、当時学生で京都に住んでいた私は二条のTOHOシネ…

『アルテミスと妖精の身代金』誤解を、パズルのように解いていけ。

だっっっっれも興味ないかもしれんが、せっかく観たので感想書くよ。 というわけで当初劇場公開作品予定だったディズニー実写映画『アルテミスと妖精の身代金』(原題:Artemis Fowl) 公開延期&新型コロナの影響で劇場公開が絶望的となりDisney+限定配信作…

映画『ジャングル・クルーズ』見え隠れする「海賊」の影。信念はどこに?

実写版映画『ジャングル・クルーズ』を観た。 私にしては結構期待していたのである。 そして、これもまた典型的なパターンなのだが、 期待してた分、期待値にはなかなか届かないのである。 (もう私のブログをよく読んでくれている方にはお馴染みだよね) 断…

『クルエラ』先読み不可能で魅力的、邪道で王道なディズニー実写化最高傑作。

こんなにおもしろいなら、早く言ってくれればよかったのに。 毎度のように私は 「公開日が近づくと期待値がダダ下がりしており「どうせ大したことないんでしょ?」みたいなツイートをしてしまう病」を発症しており、 特に今回は公開されていたトレーラーから…

『スターガール』が描く「ありのまま」が本当に行き着く先。

遅ればせながら、ディズニー+オリジナルムービーの『スターガール』を観た。 米国のオーディションテレビ番組『アメリカズ・ゴット・タレント』で優勝した少女、グレース・ヴァンダーウォールが主演で、米国でヒットした同名の児童向け青春小説を映画化した…

『ベッドかざりとほうき』戦争なんて馬鹿馬鹿しい、世界は魔法に溢れてる。

私が『ベッドかざりとほうき』という作品を知ったのは、 昔記事にも書いたディズニーロックカヴァーCD『MOSH PIT ON DISNEY』を手に入れた時だ。 このアルバムでは大阪出身のthe miceteethというバンドが『ベッドかざりとほうき』の『The Age of Not Believi…

諦めずに立ち向かえ。映画『トゥモローランド』で紡ぎ出す希望。

大好きな映画でも、手放しで褒められない作品は結構ある。 映画『トゥモローランド』もその一本である。 過剰宣伝、それを受けて抱いた僕たちの過剰な期待、その表層部だけが一般層に広がって根付いてしまった都市伝説、肝心の中身、映画としての面白さ・・…

実写版『ムーラン』不死鳥が地獄に堕ちる前に。

もう地獄に堕ちている、かもしれない。 実写版『ムーラン』が燃えている。 公開されるかなり前から、主演のリウ・イーフェイの「香港警察(中国共産党)支持」の政治的な発言により批判を浴びていた本作だが、 出演俳優をアジア系で固めたにも関わらず、主要…

実写版『ホーンテッドマンション』怖くたっていい。もっと怖くてもいいのに。

※当記事は2003年公開の旧実写版『ホーンテッドマンション』に関する記事となります。2023年版『ホーンテッドマンション』については以下の最新記事をご覧ください。 www.sun-ahhyo.info 実写版『ホーンテッドマンション』のリブートの噂が出ている。 therive…

本当の『ピートとドラゴン』を僕はまだ知らない。

長らく日本ではVHSを最後にソフト化が実現しなかった作品『ピートとドラゴン』 かねてよりディズニーチャンネルにて吹き替え版の放送があったり、配信サイトにて有料レンタルが可能だったりしたようだが、 ディズニーデラックス(現ディズニープラス)の到来…

ついに映画『カントリーベアーズ』を観ました!【カンベアドベント】

正直カンベアにわかです、こんばんは。近頃はスカイウォーカーの夜明けのネタバレが怖いですね。 昨年に引き続きCountry Bear Theater Blog Advent Calendar 2019に参加させていただくことにしました。 adventar.org 昨年はこんな記事で参加しました。 www.s…

最早、怖いものなし。『マレフィセント2』があまりにも自由すぎて。

2019年ディズニーにおいて誰も期待していない映画オブ・ザ・イヤー『マレフィセント2』が公開された。 関係ないが、映画の原題は『Maleficent:Mistress of Evil』と2表記ではなく副題が付いている。普段は「2」などナンバリングのついた映画にクソ邦題サブタ…

実写版『アラジン』は本当に必要だったのか。

実写版『アラジン』を観た。 ディズニーによるアニメ版をベースとして、ディズニー自身が実写化リメイクを行うこのプロジェクトの最新作。 アラジン MovieNEXコレクション [Blu-ray] 発売日: 2019/10/09 メディア: Blu-ray 目次 目次 そもそも実写化は必要か…

『マレフィセント』は僕が思う「公式が解釈違い」の究極系。

『マレフィセント』の続編が公開される。しかも、今年。 Angelina Jolie returns in Maleficent: Mistress of Evil. Coming to theaters October 18, 2019. pic.twitter.com/TX4C2bpEnw — Maleficent: Mistress of Evil (@Maleficent) 2019年3月6日 突然のニ…

ディズニー史上最もありえない大問題作、実写版『ダンボ』がぶち壊してしまったものとは。

2019年3月29日、ティム・バートン監督による実写版『ダンボ』が公開された。 「ティム・バートン監督」そして「ダンボ」のリメイク、というダブルビッグネームのネームバリューを一身に背負った本作は珍しく日米同時公開。 日本では巨匠、大ヒット作連発の売…

言葉の魔法、幸せの無条件降伏『メリー・ポピンズ リターンズ』感想

メリー・ポピンズが帰ってきた。 本当に帰ってきた。 他国から遅れること約2ヶ月弱、ここ日本でも『メリー・ポピンズ リターンズ』が公開された。 前作『メリー・ポピンズ』から実に54年ぶりの、リメイクではない「続編」の感想です。 もう一度言っとこう「…

『くるみ割り人形と秘密の王国』パンチこそないがファミリーに優しいクリスマス映画。

2018年(僕に)最も期待されていないディズニー映画第2位(1位は日本では公開すらされなかった「Wrinkle In Time」)の『くるみ割り人形と秘密の王国』 チャイコフスキーのバレエ音楽の元になった物語『くるみ割り人形とネズミの王様』を大幅にアレンジして…

飛行ロマン&ヒーロー映画『ロケッティア』この主人公を愛せるか。

今年初のD23 EXPO JAPAN、および先日まで松屋銀座で行われていた「ディズニーアーカイブス展」 歴代のディズニー実写映画の衣装やアトラクションのプロップスなどが展示され話題となっていた中で、比較的知名度が低いであろうディズニー実写作品の衣装も展示…

『プーと大人になった僕』感想。「なにもしない」をするために子供時代に戻ろう。

WDW旅行記半分書いたのでインターミッションというかなんというか、旅行記でも書きましたがWDWのディズニースプリングスのamcで『プーと大人になった僕』(原題:Christpher Robin)を観てきたので感想を書かせていただきます。 先に言っておくと100点満点で…

貧しさから這い上がれ。傑作『奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトゥエ』を観た!

Netflix(カナダ版)に『奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトゥエ』(原題:Queen of Katwe)が入っていたので観た。 ディズニー制作、実話ベース、アフリカのウガンダ共和国にある小さな町カトウェのスラム街を舞台に繰り広げられる大躍進劇。 日本…

『リンクル・イン・タイム』を観て来たけど、よくわからなかったという話。

ディズニー最新作「A Wrinkle in Time(原題)」を観て来た。 一応本日3月9日が公開日なのだけど、前日8日の夜から2回ほど上映されていて、仕事終わりに観て来ました。 Cocoの公開が10月だったんですけど、その頃から映画館で毎回のようにトレーラーが流れてい…

10周年だから『魔法にかけられて』の素晴らしさを改めて語る。

夜空に輝く星、"When You Wish Upon A Star"(星に願いを)のメロディーが流れ、次々に打ち上がる花火と、尖塔のアップからだんだんとズームアウトし、シンデレラ城の全体像を映し出す。ティンカー・ベルが妖精の粉で城にアーチをかけると"Walt Disney Picture…