『ノマドランド』居場所を見つけるためには、居場所を捨てなければいけない。

ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞、 そしてアカデミー賞作品賞最有力候補である、 サーチライト・ピクチャーズ制作『ノマドランド』を観た。 21世紀FOXがディズニーに買収され、20世紀スタジオ、サーチライト・ピクチャーズがディズニーのものとなって早1年。…

【USJ】スーパーニンテンドーワールドのテクニカルリハーサルを楽しんできた その2

USJ

本日3月18日、USJのスーパーニンテンドーワールドがグランドオープンということで、 前回記事を書いた後になりますが、 またテクニカルリハーサルで遊びにいってきたので その様子を再び紹介しようと思います。 結局テクニカルリハーサルには計3度、行けまし…

『ラーヤと龍の王国』信じることは「理解すること」未来を見据えた現代の物語。

ディズニー配給の劇場公開作品としてはピクサーの『2分の1の魔法』以来、 ウォルトディズニーアニメーションスタジオ作品としては一昨年の『アナと雪の女王2』以来となる新作映画『ラーヤと龍の王国』(原題:Raya and the Last Dragon)を観た。 本作は劇場…

【USJ】スーパーニンテンドーワールドのテクニカルリハーサルを楽しんできた その1

USJ

1月末と2月中旬に2回、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新エリア「スーパーニンテンドーワールド」のテクニカルリハーサルに行ってきました。 だいたいTDRだと「スニークプレビュー」とかUSJでもいままでは「ソフトオープン」とか呼ばれていた、グランド…

『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』この世に生きる、すべてのチャーリー・ブラウンたちへ。

世間は映画に「ヒーロー的なもの」を求めすぎなのかもしれない。 映画がどれだけ魅力的かを測るときに、 「主人公は物語の中で何を成し遂げたか」という要素が基準になってしまうときがある。 そういうときに、この映画みたいに主人公が「具体的に何か」を成…

2020年11月〜12月に観た映画まとめ

一体誰が求めているのかは知らないよ。 それでも書くよ、自分のためだよ。 www.sun-ahhyo.info 目次 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ (ジャンプジェイブックスDIGITAL) 作者:吾峠呼世晴,矢島綾,ufotable 発売日: 2020/10/…

『スターガール』が描く「ありのまま」が本当に行き着く先。

遅ればせながら、ディズニー+オリジナルムービーの『スターガール』を観た。 米国のオーディションテレビ番組『アメリカズ・ゴット・タレント』で優勝した少女、グレース・ヴァンダーウォールが主演で、米国でヒットした同名の児童向け青春小説を映画化した…

ピクサーの監督を語る その2:アンドリュー・スタントン

というわけで、第2弾である。 アンドリュー・スタントンはディズニー界隈で有名というより、映画ファン・ドラマファンに有名な印象。 順当に行けば2番目はピート・ドクターだろって感じだが、彼はトリにとっておきたいな・・・という理由で、2番目はスタン…

『ソウルフル・ワールド』が問い直す生きる意味。何者でもないあなたでもいい。

2020年のクリスマス当日の17時。 ディズニープラスにとんでもない作品が投下された。 それがディズニー/ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』(原題:Soul)である。 ディズニー/ピクサーとしてのセオリーは着実に守りながら、 その内容はとても子供向…

すごいぞ!ハウス食品さん【カンベアドベント】

3年連続でフォロワーのユーキャンさんからお誘いを受けまして、 今年も参加させていただきます、カンべアドベント。 今年ばかりはどうにも忙しくて、あと一歩でユーキャンさんからのDMを無視するところでしたが、 DMの返信を返さずにさりげなく登録すること…

ピクサーの監督を語る その1:ジョン・ラセター

ピクサーの、監督について語りたいとずっと思っていた。 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品ほど多岐に渡らず(しかも初期はウォルトの意思が非常に強い)シンプルで、比較しやすいだろうという部分もあり、 CG作品というのもあり作画の癖…

『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』既視感を超えていくカタルシス。

(画像提供/PR TIMES) 久々にディズニー以外の映画を紹介する。 話題の映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』を観てきた。 『羅小黒戦記』とは中国の漫画家/アニメーション監督のMTJJが製作したWEB漫画、およびそれのアニメーション化作…

『オリバー/ニューヨーク子猫ものがたり』ディズニールネサンス期の夜明け。

キャプテン・アメリカを演じた俳優として有名なクリス・エヴァンスの飼っている犬の名前が「ドジャー」であることを、つい先日知った。 クリス・エヴァンスは映画『ギフテッド』の撮影で訪れた収容施設でとある保護犬を引き取り、その犬に「ドジャー」と名前…

2020年8月〜10月に観た映画まとめ

観た映画まとめシリーズ、 滞ってるしなかなか映画館に足を運べていないんですが 記録しておこうと思います。 前回 www.sun-ahhyo.info www.sun-ahhyo.info 目次 目次 2分の1の魔法 ディック・ロングはなぜ死んだのか? フェアウェル TENET テネット mid90s …

『ベッドかざりとほうき』戦争なんて馬鹿馬鹿しい、世界は魔法に溢れてる。

私が『ベッドかざりとほうき』という作品を知ったのは、 昔記事にも書いたディズニーロックカヴァーCD『MOSH PIT ON DISNEY』を手に入れた時だ。 このアルバムでは大阪出身のthe miceteethというバンドが『ベッドかざりとほうき』の『The Age of Not Believi…

真実だから色褪せない『美女と野獣』の素晴らしさ。

東京ディズニーリゾートに『美女と野獣』をテーマにしたアトラクションが登場し、運良く先日の旅行中に体験することが叶ったために、個人的に完全なる『美女と野獣』ブームが来ている。 当初東京ディズニーリゾートのこの新エリアが発表された時、 比較的新…

【旅行記】雨模様の東京ディズニーリゾート旅 2020 その3

3日目、最終日です。 パークへは行かなかったけど楽しかったよ。 前回の記事 www.sun-ahhyo.info 子どもと楽しむ! 東京ディズニーリゾート 2019‐2020 (My Tokyo Disney Resort) 発売日: 2019/04/22 メディア: 単行本 目次 目次 起床 東京ディズニーランドホ…

【旅行記】雨模様の東京ディズニーリゾート旅 2020 その2

2日目ですが雨は止みません。 旅行記その2:ディズニーシー編スタートです! 前回の記事 www.sun-ahhyo.info 東京ディズニーリゾート レストランガイドブック 2020 (My Tokyo Disney Resort) 発売日: 2019/06/14 メディア: 単行本 目次 目次 入園 アラビア…

【旅行記】雨模様の東京ディズニーリゾート旅 2020 その1

というわけで、2年ぶりの東京ディズニーリゾート 旅行記その1:ディズニーランド編スタートです! 前回の記事 www.sun-ahhyo.info 東京ディズニーリゾート アトラクション+ショー&パレードガイドブック 2020 (My Tokyo Disney Resort) 発売日: 2019/09/06 …

【旅行記】雨模様の東京ディズニーリゾート旅 2020 準備編

私個人としては2018年の2月以来2年ぶり、 恋人と2人では2017年6月以来3年ぶりに、東京ディズニーリゾートへ行ってきました。 タイミング的に色々な偶然と奇跡が重なり、 お誕生日ディズニー、大規模開発エリア、まだ乗ったことない新アトラクションを体験で…

『アナスタシア』とディズニープリンセス。地位や名誉より、愛。

1997年に20世紀フォックスが初めて制作したアニメーション映画『アナスタシア』を観た。 こつこつとレビューを書いているまとめ買いBlu-rayのうちにあった1本。 www.sun-ahhyo.info ウォルトの死後の映画製作体制に不満を抱きディズニーを去ったアニメーター…

諦めずに立ち向かえ。映画『トゥモローランド』で紡ぎ出す希望。

大好きな映画でも、手放しで褒められない作品は結構ある。 映画『トゥモローランド』もその一本である。 過剰宣伝、それを受けて抱いた僕たちの過剰な期待、その表層部だけが一般層に広がって根付いてしまった都市伝説、肝心の中身、映画としての面白さ・・…

『スパイ in デンジャー』ヒーローが生んだヴィランへの完璧な回答。

2019年の3月にディズニーが20世紀FOXの買収を完了させ、日本では2020年の頭から20世紀FOX作品(また社名は20世紀スタジオに変更となる)がディズニーにより配給されることとなった。 そんなスタジオの過渡期の中で、20世紀FOXが抱えるアニメーションスタジオ…

実写版『ムーラン』不死鳥が地獄に堕ちる前に。

もう地獄に堕ちている、かもしれない。 実写版『ムーラン』が燃えている。 公開されるかなり前から、主演のリウ・イーフェイの「香港警察(中国共産党)支持」の政治的な発言により批判を浴びていた本作だが、 出演俳優をアジア系で固めたにも関わらず、主要…

『ハワード -ディズニー音楽に込めた物語』で、名作の見え方が変わってしまった。

By May be found at the following website: http://www.howardmovie.com, Fair use, Link ディズニー+オリジナル作品『ハワード -ディズニー音楽に込めた物語』(以下『ハワード』原題:Howard)を観た。 このドキュメンタリー映画は、アラン・メンケンと…

実写版『ホーンテッドマンション』怖くたっていい。もっと怖くてもいいのに。

実写版『ホーンテッドマンション』のリブートの噂が出ている。 theriver.jp 『パシフィック・リム』や『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロが監督で再映画化の噂が出ていたのは遥か昔の10年前、ということでおそらく企画は立ち消え、新たに…

「つまらない」と言ったら負け。不条理コメディ『銀河ヒッチハイク・ガイド』

映画や小説やアニメなど、様々なカルチャーに触れた時「いったいどんな頭をしていたらこんな設定が思いつくのだろう?」と思う時は度々あると思う。 J.K.ローリングの『ハリー・ポッター』シリーズや、ティム・バートンの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマ…

『トレジャー・プラネット』はたぶん史上最高のディズニーアニメーション。

『美女と野獣』とか『アラジン』とか『ライオン・キング』とか、ここ5〜6年だったら『アナと雪の女王』とか『ベイマックス』とか『ズートピア』とか。 ディズニーは時々、観ていて本当に文句のつけようがないくらい頭から終わりまで面白いアニメーションを作…

『2分の1の魔法』気づいていないだけで、みんな既に大事なものを持っている。

ディズニー/ピクサー映画『2分の1の魔法』(原題:Onward)の初報を聞いたのは2017年のD23 EXPOだったと思う。 当時はその世界観から「Suberban Fantasy World」というタイトルがつけられていた。 ピクサーとしては2017年の『リメンバー・ミー』以来の、続…

【雑記】某映画会社から賄賂を受け取った話

近頃ちょっとした冗談で周辺が燃えまくっているので先に言っておきますが、 ここでいう「賄賂」はネタです。 冗談が通じない人間はさっさとお帰りください。 というわけで、日頃から微妙だと感じた映画を叩きまくっている僕ですが、 (一方で本当に好きな映…