「出す出す詐欺」「永遠に完成しないキングダムハーツ」*1などと揶揄されまくっていた「キングダムハーツⅢ」が、先日とうとう発売日が決定するに至った。(2018年内と公式により言われていたが蓋を開けてみれば2019年1月発売とのことだ)
普段ゲームはほとんどしないし、キングダムハーツも1作しかプレイしていないのだけど、中学生の時に弟が古本市場で買ってきたそのゲームソフトこそが僕にとってはディズニーオタクになるきっかけの一つだった。
今回は自己紹介的な内容も含めて、その時の思い出話をしてみます。
目次
ディズニーオタ的には恵まれた家庭
僕が生まれたのは奇しくもリトル・マーメイドの公開年1989年である。
僕がキングダムハーツを初めてプレイした(=ディズニーオタクになった)のは2004年ごろで中学生の時だったと思う。
関西に住んでいたが、幼少期は浦安に住んでいて母はディズニーランドの年間パスポートを持っていて、まだ入園料のかからない僕らを連れてお散歩がてらにディズニーランドに来ていたらしく、記憶にはないものの、それなりに当時の映像やお菓子の缶、ジグソーパズルなどが溢れていた。
映画を見るのはレンタルが基本で、ディズニーもそれなりに見ていたのだけど「たくさんあるアニメーション会社の一つ」という感じで、なにも特別な思い入れはなかったと思う。
家には「ライオン・キング」のVHSと、ダビングした「ピーター・パン」「ジャングル・ブック」だけはあった。
「ターザン」「リロ・アンド・スティッチ」「ファインディング・ニモ」は劇場で見た記憶がある。
キングダムハーツとの出会い
ある日、家にプレイステーション2がやってきた。
福岡で単身赴任をしていた父が暇つぶしのために買ったプレステ2が我が家にやって来たのである。そして、2004年の正月だったか、弟が古本市場で中古の「キングダムハーツ ファイナルミックス」を買って来た。
キンダムハーツは普段あんまりゲームをしない僕にとってもかなりセンセーショナルな作品で、CMで流れる映像にすごくドキドキしたのを覚えてる。
音楽は宇多田ヒカルだし、グーフィーとドナルド、いろんなディズニーのキャラクターが出てくるし、スクエア(現・スクエアエニックス)のファイナルファンタジーのキャラが出てくるという噂も聞いていた(FFⅦとⅧはプレイしていた)からだ。
Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1
- アーティスト: 宇多田ヒカル
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最初は弟がプレイしているのを見ていただけだけど、ほどなくして弟がやっていない時間に自分もプレイし始めた。
おもしろい。
ジャングルを駆け抜ける「ターザン」のエリア。逆さまになったり大きくなったり小さくなったりな「ふしぎの国のアリス」エリア。人魚になって泳ぎまくる「リトル・マーメイド」のエリア。空を飛べる「ピーター・パン」のエリア。
迷子になっている「101匹わんちゃん」たち。ちぎれたページを集めるといける「くまのプーさん」の絵本の世界。
知らない作品の世界もあった「ヘラクレス」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」召喚獣として登場するムーシューの映画「ムーラン」サポートキャラとして登場するマーリンの映画「王様の剣」。
見たことがないキャラクターたちも、ゲーム内のキャラクター紹介に作品が記載されていた。
タイトルやあらすじは知っているけど男の子だから見たことがなかった「リトル・マーメイド」や「美女と野獣」なんかもこれを口実に見ることができた。それからは口実なんていらなくなった。
中学3年生の修学旅行
2004年夏前、中学3年生の修学旅行はディズニーランド、東京、富士山だった。
昼から夜にかけて男の3人グループでディズニーランドを楽しんだ(なぜか班のなかで男女が別行動するのが許されていた)
バズ・ライトイヤーのアストロブラスターができたばかりくらいの年だったと思う。
トイ・ストーリーのグッズがたくさんあった。
帰って来て、キングダムハーツの続きをやる。
ツタヤに行ってビデオを借りる。
リビングに飾ってあるディズニーキャラクターが勢揃いした古いジグソーパズルを眺める。
ディズニーは最高。
家にいればゲームや映画で楽しめるし、パークにいけば映画の世界が広がっている。
『アラジン スペシャル・エディション』
2004年10月8日、「アラジン スペシャル・エディション」が発売される。
その翌年には、もう高校生になっていて、お小遣いもちょっと多くなっていた僕は、9月下旬の誕生日にはじめて自分のお金でディズニーの映画ソフトを購入した。
(ここらへんの記憶が曖昧だけど、なんせキングダムハーツ熱が冷める前には「アラジン」を買ってた。)
昔ビデオを借りて見たことがあったけど、ほとんど覚えていなかった。
久々のアラジンを弟と食い入るように見た。
ナルシストっぽい日本語吹き替えのアラジンの声、最高に愉快なジーニー。本当に面白くて大好きな映画だ。
きっかけはキングダムハーツだったけど、僕がオタクになることを決定づけたのはこのDVDを買ったことが大きいと思う。
(新しく出た方のBlu-rayは日本語吹き替えの声優さんが異なる)
大学生になって、狂ったようにDVDやBlu-rayを買うようになり、初めて東京ディズニーシーに行くこともでき、2011年には季節ごとにディズニーリゾートへ行くようになった。(今はさすがに季節ごとはやめている)
あの衝撃的な出会いから13年?14年?
それくらいの月日が流れている。
ディズニーという会社もピクサーを買収したりしてどんどん大きくなっているし、僕自身もさまざまな知識をつけた。
思い出話以外のなんでもないようなことだけど、やっぱりまた懐かしくなってあのゲームをプレイしたいような気になる。
シリーズが膨大な量になっていて、初代しかやっていな僕にはちんぷんかんぷんだけど、またプレイしてみようかな。
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*1:これはウォルト・ディズニーがディズニーランドを形容する時に「ディズニーランドは永遠に完成しない」というような表現を用いたのをパロったものである