生きていくなんてわけないよ

ディズニーファン向け娯楽ブログ

MCUを一切見ていない人が『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見るための総解説・フェーズ2

Sponsored Link

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (字幕版)

前回の続き。

www.sun-ahhyo.info

 

今回は『アベンジャーズ』以降のフェーズ2からの作品!

 

重要登場人物の☆はおそらく『アベンジャーズ/エンドゲーム』に登場するであろう人物を表しています。

ストーリー重要度はあくまで『エンドゲーム』を見るにあたっての重要度であり、MCU全体での重要度は考慮していません。

 

本記事はMCU公開済み全作のネタバレを含みます

 

目次

アイアンマン3(2013)

アイアンマン3 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

アイアンマン3 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

 

 超簡潔あらすじ

テロリスト集団「マンダリン」が起こす爆破テロにある日トニーの元ボディガードハッピーが巻き込まれる。

キレたトニーは自宅の住所を公表しマンダリンを挑発するが、武装ヘリに襲撃され、アイアンマン・マーク42でテネシー州に命からがら不時着する。

そこで出会った少年ハーレーとともにマンダリンの爆破事件を調べていると、それが過去に自らが冷たくあしらったアルドリッチ・キリアンの研究が関わっていることがわかる。

キリアンは「マンダリン」を偽装し米国大統領殺害とトニーへの復讐を企んでいた。

彼の研究開発である「エクストリミス」を使用し、死なない人間と化していたキリアンを、トニーはこれまで開発していた30以上のアーマーを用いて倒す。

『アベンジャーズ』以降不安障害からアーマー依存症に陥っていた彼はこの事件を機に克服し、心臓の爆弾の破片を取り除いた。

重要登場人物

  • ☆トニー・スターク(=アイアンマン)・・・主人公、億万長者。本作ではニューヨークの戦いがトラウマになり、アーマー依存症に陥り、眠らずに夜な夜なパワードスーツを開発するようになっている。
  • アルドリッチ・キリアン・・・ヴィラン。99年の大晦日、トニーに研究の協力を依頼するが約束を破られ恨みを抱く。「エクストリミス」の開発者。
  • マヤ・ハンセン・・・植物学者。99年の大晦日にトニーと意気投合し、一夜限りの関係になる。後にキリアンの研究に協力し「エクストリミス」開発を手伝う。
  • ☆ペッパー・ポッツ・・・スタークインダストリーズCEO。トニーの恋人。キリアンによるトニーへの復讐のため、人質になりエクストリミスを投与されてしまう。
  • ☆ハッピー・ホーガン・・・トニーのボディーガード、キリアンを不審に思い同行者を尾行していたところ爆発に巻き込まれてしまう。
  • ☆ジェームズ・(ローディ)・ローズ(=アイアン・パトリオット)・・・トニーの親友で空軍大佐。本作のみスーツのカラーリングが変わり「アイアン・パトリオット」として活躍する。
  • ☆J.A.R.V.I.S(=後のヴィジョン)・・・トニーのAI秘書
  • ハーレー・キーナー・・・テネシー州ローズヒルでトニーを手助けした小学生。機械いじりとプログラミングが得意で、マーク42の再起動を手伝う。パニック発作に陥ったトニーを電話越しにアドバイスして立ち直らせる。
  • ホー・インセン・・・『アイアンマン』にてテロリストに拉致されたトニーを助ける。99年の回想シーンで登場。
  • ☆ブルース・バナー(=ハルク)・・・生物科学者。エンドクレジットで登場。本作はトニーが彼に語りかける形式で進んでいたことが最後にわかる。

登場ストーン・・・なし

ストーリー重要度

★☆☆☆☆

『アイアンマン』シリーズ最終作です。MCU的には割と重要でもあるような作品ですが、ストーンも登場せず『エンドゲーム』には直接関係しないと思われます。トニーはアイアンマンを辞める風なエンドですがそんなこともなく、ウォーマシンはアイアンパトリオットになってるし、ややこしくなるので飛ばしてOKかと。

「エクストリミス」は「エージェント・オブ・シールド」などで再登場します。

ただしトニー・スタークの人物像的には『アベンジャーズ』以降、「怖いもの無しの自由人」から「迫り来る脅威に不安を抱える人物」へと移り変わっていくのは重要なポイントであり、『エイジ・オブ・ウルトロン』や『シビル・ウォー』『インフィニティ・ウォー』での描写に繋がります。

 

マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013)

マイティ・ソー/ダーク・ワールド MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

マイティ・ソー/ダーク・ワールド MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

 

 超簡潔あらすじ

惑星直列の影響により、地球の空間が歪み世界の境目が不安定になっていた。ロンドンで研究をしていたジェーンは不安定な境目から吸い込まれ、大昔にソーの祖先が封印した「エーテル(=リアリティ・ストーン)」と呼ばれる液体状の石を吸収してしまう。

異変を察知したソーはジェーンをアズガルドへと招き入れる。一方、エーテルの元の持ち主であったダークエルフ達とそのリーター・マレキスがエーテルを取り戻すためにアズガルドを襲撃する。ソーが追い返すものの、アズガルドは女王でありソーとロキの母、フリッガを失う。

ソーはジェーンからエーテルを取り出しダークエルフが再び闇で世界を支配するのを防ぐため、牢に幽閉されていたロキを脱獄させ、仲間達の助けを借りながらロキだけが知る秘密の抜け道からスヴァルトヘイムへ向かう。

ジェーンからエーテルを取り出すことには成功したが、エーテルの破壊は叶わず、マレキスは強大なパワーを手に入れてしまう。またソーを助けようとしたロキは殺されてしまう。

マレキスがロンドンのグリニッジに現れると推測したソーとジェーンはセルヴィグたちの協力のもと、マレキスを倒しエーテルを保管する。

アズガルドに帰還後、ソーはオーディンに「王にはならず自由に生きる」ことを宣言し、認めてもらうが、実はそのオーディンは死を偽装したロキのなりすましだった。

エーテルはその危険性からソーの仲間であるレディ・シフとヴォルスタッグにより、ノーウェアという惑星のタニリーア・ティヴァン(=コレクター)の元へ預けられた。

重要登場人物

宇宙人

  • ☆ソー・オーディンソン・・・主人公。9つの世界を平和にするために戦っている。
  • ☆ロキ・オーディンソン・・・ヴィラン、魔術を操る。ソーの義弟。ニューヨークの戦い以降、地下牢に幽閉されていた。慕っていた母が自分のせいで殺され葛藤する。
  • オーディン・・・アズガルドの全知全能の王、ソーとロキの父。
  • ヘイムダル・・・アズガルドと別世界を結ぶ「ビフレスト(虹の橋)」の番人。
  • マレキス・・・スヴァルトヘイムのダークエルフのリーダー。エーテルを使い世界を闇に覆い尽くすことが目的。5000年前にオーディンの父によって倒され、長い眠りについていた。
  • タニリーア・ティヴァン(=コレクター)・・・ノーウェアに住む謎の人物。世界中から珍しいものを収集するのが趣味。

地球人

  • ジェーン・フォスター・・・天文物理学者、ソーの恋人。エーテルを吸収してしまう。
  • エリック・セルヴィグ・・・天文物理学者でジェーンの協力者。ニューヨークの戦いでロキに洗脳された後遺症からか、研究中に服を脱ぐ癖ができてしまい、老人ホームに送られてしまう。

登場ストーン・・・エーテル(=リアリティ・ストーン)

ストーリー重要度

★★★☆☆

インフィニティ・ストーンの存在が初めて全体像として語られるのがこの作品。ストーンの一つとしてリアリティストーンも登場。

ただ、話自体は非常にかったるいので全然飛ばしてOKです。リアリティ・ストーンの使い方も『インフィニティ・ウォー』で描写されたものと全く異なり魅力的ではなく、どういう石なのかあまり伝わってきません。ストーンの説明も後に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『インフィニティ・ウォー』で再度説明されます。

ロキが好きな人は彼の葛藤などが楽しめていいと思います。

押さえておくべきポイントは「エーテルはコレクターの元に保管」「ロキは死を偽装してオーディンになりすましている」くらいでしょうか。

続編の『マイティ・ソー/バトルロイヤル』はいい意味でも悪い意味でもそれまでの設定をバッサリ捨てているので他作品への関連性はちょっと薄くなります。

 

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
 

超簡潔あらすじ

S.H.I.E.L.Dの戦闘員となったスティーブ・ロジャースは任務中に極秘任務を行なっているナターシャを見つけ不審に思う。帰還後フューリーに問いただすと、犯罪者を犯罪を犯す前にヘリキャリアで抹殺する「インサイト計画」について知らされ、これは平和ではなく恐怖政治だと反対する。

ナターシャが極秘任務で手に入れた情報が長官の自分でも閲覧できず不審に思ったフューリーはS.H.I.E.L.Dの理事のアレクサンダー・ピアースに「インサイト計画」の延期をお願いするが、その後何者かによって襲撃を受け死亡する。フューリーの死の間際に「誰も信じるな」という言葉と機密情報の入ったUSBを託されたスティーブはナターシャとともにS.H.I.E.L.Dから追われる身となってしまう。

USBの出どころであったS.H.I.E.L.Dの前身S.S.R.の基地にたどり着いたスティーブらはそこの地下にある、前時代のコンピュータに自我と全知識を移植させたアーニム・ゾラ博士と出会う。コンピュータと化したゾラにS.H.I.E.L.D内部で密かに暗躍していたヒドラの真実を聞かされ、ミサイル攻撃を受ける。

必死で逃げたスティーブ達は知り合ったばかりの元軍人サム・ウィルソンの助けを借り、ヒドラの工作員であったジャスパー・シットウェルを追い詰めるが、フューリーを射殺した暗殺者ウィンター・ソルジャーに行く手を阻まれる。ウィンター・ソルジャーの正体は70年前に戦死したはずのスティーブの親友、バッキー・バーンズだった。

マリア・ヒルの手助けによりなんとかヒドラの手を逃れた彼らは、秘密の隠れ家で実はフューリーが生きていたことを知り、ヒドラおよびS.H.I.E.L.Dの壊滅と「インサイト計画」の阻止を計画する。

ヒドラやウィンター・ソルジャーとの死闘の末「インサイト計画」を阻止したスティーブ達はヒドラ残党を壊滅させるべく行動を移す。

ポストクレジットではヒドラ残党のリーダー、バロン・ストラッカーがS.H.I.E.L.Dから密かにロキの杖を盗み出し、マインドストーンの力で改造人間ワンダ・マキシモフ(=スカーレット・ウィッチ)とピエトロ・マキシモフ(=クイックシルバー)を作っていた。

また、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズはスミソニアン博物館でキャプテン・アメリカの展示から自らの記憶を取り戻す。

重要登場人物

  • ☆スティーブ・ロジャース(=キャプテン・アメリカ)・・・主人公。S.H.I.E.L.Dの戦闘員。S.H.I.E.L.Dのあり方に疑念を抱き、ヒドラもろとも壊滅させる。
  • ☆バッキー・バーンズ(=ウィンターソルジャー)・・・スティーブの親友。事故で死んだと思われていたが、第二次大戦時ヒドラに捕虜にされた際肉体改造を受けていたため生き延びる。その後は記憶を消され、冷凍保存を繰り返し、事あるごとに暗殺者として任務を遂行している。
  • ☆ナターシャ・ロマノフ(=ブラック・ウィドウ)・・・S.H.I.E.L.Dのエージェントでスパイ。フューリーの死を境にS.H.I.E.L.Dに疑念を抱きスティーブと行動をともにする。
  • ☆サム・ウィルソン(=ファルコン)・・・退役軍人。ランニングがきっかけでスティーブと仲を深める。人口翼を使用した元落下傘兵で、空中戦闘を得意とする。
  • ケイト/エージェント13(シャロン・カーター)・・・フューリーの命令でスティーブの隣人・ケイトとして密かに護衛を担当する。『シビル・ウォー』でペギー・カーターの姪であったことが明かされる。
  • ジャスパー・シットウェル・・・S.H.I.E.L.D内部に潜んでいたヒドラ工作員。スティーブ達に脅され「インサイト計画」の全貌を話す。ウィンターソルジャーに襲撃され、おそらく死亡。
  • マリア・ヒル・・・S.H.I.E.L.D元副長官フューリーの死を偽装し、ヒドラに逮捕されたスティーブ達を救出する。
  • ニック・フューリー・・・S.H.I.E.L.D元長官。「インサイト計画」に疑念を抱き襲撃され、敵を信じ込ませるために死を偽装する。
  • アレクサンダー・ピアース・・・ヴィラン。S.H.I.E.L.Dの理事で安全保障委員会のパイプ役。ヒドラ党員でS.H.I.E.L.D内部から世界を征服しようと企み「インサイト計画」を実行しようとする。
  • アーニム・ゾラ・・・ヴィラン。第二次世界大戦中のヒドラ党員でバッキーをウィンター・ソルジャーに改造した張本人。「ペーパークリップ作戦」によりS.H.I.E.L.Dの研究員となり、内部から密かにヒドラを再生していた。不治の病に倒れてからは自我と知識の全てをコンピュータに落とし込み、肉体を失ってもなお「生きて」いた。
  • ブロック・ラムロウ(=後のクロスボーンズ)・・・ヴィラン。スティーブとともに特別チームS.T.R.I.K.E.を組んでいるが、ヒドラ党員であり、スティーブの逃亡後は彼らを追跡する。インサイト計画阻止によるトリスケリオン崩壊に巻き込まれたが生き延びて『シビル・ウォー』でクロスボーンズとして再登場する。

登場ストーン・・・ロキの杖(=マインド・ストーン)

ストーリー重要度

★★★★★

流れとしては『エイジ・オブ・ウルトロン』に直接繋がりますし、内容的に『シビル・ウォー』でのアベンジャーズ分裂に大きく関わってきます。

『アイアンマン3』でトニーの心境の変化が描かれたように、この作品ではスティーブ、そしてナターシャの心境の変化が描かれます。

スティーブは「組織に忠実な人間」から「規則を破っても真実を追求する人間」へ、ナターシャは「偽りと嘘の存在」から「人を信じ信頼される、支えになる存在」へ。トニーとスティーブが心境の変化の中からすれ違い衝突する中、あくまでもナターシャは彼らの中立的な存在、冷静な判断が下せる存在として機能していきます。

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

 

超簡潔あらすじ

少年ピーター・クイルは母を病気で失ったその直後、宇宙人に誘拐される。

それから26年間、ピーターは彼を拉致した宇宙海賊ラヴェジャーズの一部隊の船長ヨンドゥ・ウドンタに育てられ、自らを伝説のアウトロー「スター・ロード」と名乗っていた。チームを抜け単独行動で惑星モラグにあるオーブ(=パワーストーン)を盗み出したピーターは、同じくオーブをねらうクリー人コラスと鉢合わせ、逃走する。コラスは凶悪なクリー人テロリストのロナンの部下であり、ロナンはオーブをサノスに届け、その礼としてサノスにクリー星と共和条約を結んだノバ帝国のザンダー星を滅ぼしてもらう事を企んでいた。ピーターに先にオーブを取られたロナンは、オーブを奪うためサノスの義理の娘ガモーラを遣わせる。

ピーターはオーブをザンダー星で売ろうとしたところガモーラに、またラヴェジャーズを裏切ったためにヨンドゥから懸賞金をかけられておりした彼は、賞金稼ぎのあらいぐま型クリーチャー、ロケットとその相棒グルートに襲われ四つ巴の戦いとなるが、ノバ警察に捕まり、キルン刑務所に投獄される。

刑務所でロナンに恨みを持つドラッグスと出会いガモーラを殺されそうになるが、ピーターは「ガモーラを生かしておけばロナンが現れ復讐を果たせる」と言いくるめ、ピーター、ガモーラ、ロケット、グルート、ドラッグスの5人は刑務所を脱獄し、ノーウェアのコレクターへオーブを売りに行くことになる。

コレクターの要塞でオーブの正体がパワーストーンであることを知ったピーターたちだが、コレクターの部下のせいでパワーストーンが暴発する。同時に酔って自暴自棄になったドラッグスがノーウェアにロナンを呼び寄せてしまう。

ロナンやガモーラの妹ネビュラに敗北した彼らはオーブを奪われ、ロナンはサノスを裏切って自らザンダー星を破壊する宣言をする。ピーターはガモーラ達と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を結成し、ヨンドゥやノバ警察の力を借りてロナンを倒す。

ガーディアンズたちはこの功績により恩赦され、オーブはノバ警察に預けられ厳重に保管される事となる。グルートは戦闘により死亡したが残った木の枝から再び生まれ変わりベイビー・グルートとなる。

重要登場人物

  • ☆ピーター・クイル(=スター・ロード)・・・地球人。幼少期母を亡くした際にヨンドゥに拉致され宇宙海賊として育てられる。物語終盤に宇宙古代人と地球人のハーフだということがわかる。
  • ☆ガモーラ・・・サノスの養女。サノスに両親を殺され暗殺者として育てられる。ロナンに使えるが裏切りピーター達と行動を共にする。
  • ☆ロケット・ラクーン・・・アライグマ型のクリーチャー。
  • グルート・・・樹木型ヒューマノイドでロケットの相棒。「I am Groot.」(もしくはWe are...)しか話せない。
  • ☆ドラッグス・ザ・デストロイヤー・・・ロナンに妻と娘を殺された復讐者。ロナンの手下を多く殺したことで名が知れ渡っている。
  • ヨンドゥ・ウドンタ・・・宇宙海賊。ピーターの父と知り合いで、幼少期のピーターを父親のところへ届けるところを、自らの船で育てる。
  • ロナン・・・クリー人の過激派テロリスト。サノスにオーブを渡す引き換えにザンダー星を滅ぼす約束をする。
  • ☆ネビュラ・・・サノスの養女。ガモーラの義理の妹。幼い頃からガモーラと競わされ、負けるたびにサノスに全身を改造された改造人間。ロナンに仕える。
  • ☆サノス・・・ロナンを影で操りオーブを手に入れようとするタイタン人。ガモーラとネビュラの義父。
  • タニリーア・ティヴァン(=コレクター)・・・ノーウェアに住む謎の人物。世界中から珍しいものを収集するのが趣味。すでにエーテル(=リアリティ・ストーン)を所持しており、さらにオーブ(=パワー・ストーン)を手に入れようとするが失敗する。

登場ストーン・・・オーブ(=パワー・ストーン)

ストーリー重要度

★★★★★

サノスが本格的に言及され『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に直接つながるという意味でもかなり重要な作品。ガーディアンズたちとネビュラ、またコレクターはインフィニティ・ウォーでもかなり重要な役割を果たします。

またロナンと手下のコラスは役割としては大きくないものの『キャプテン・マーベル』にも登場。

 

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

 

超簡潔あらすじ

ソコヴィアにあるヒドラ最後の拠点を殲滅したアベンジャーズ達はロキの杖を再び手に入れる。

ロキの杖に仕込まれている宝石(=マインド・ストーン)を用いれば人工知能を作り出せると考えたトニーとブルースはメンバーに極秘でA.Iにアベンジャーズに代わって戦ってもらう「ウルトロン計画」を始動させる。

ところがウルトロンが暴走、J.A.R.V.I.S.を攻撃してアベンジャーズに宣戦布告し、ロキの杖を盗んで逃げられてしまう。

ウルトロンはソコヴィアでトニーに恨みをもちヒドラに改造人間にされた双子ワンダとピエトロを味方につける。南アフリカのヨハネスブルグで密売人ユリシーズ・クロウからヴィブラニウムを買い取り、韓国ソウルでヘレン・チョ博士を操りウルトロンのための肉体を作らせる。肉体への同期はアベンジャーズにより阻止、ワンダとピエトロもアベンジャーズ側へ寝返るが、ナターシャを人質に取られてしまう。

ヴィブラニウム製の肉体を手に入れたトニー達はマインドストーンを使用し、J.A.R.V.I.S.と肉体を同期させることを思いつく。反対するスティーブ達と仲間割れになるがソーの行動により同期は成功し、ヴィジョンが誕生する。

ナターシャが発した信号からウルトロンがソコヴィアにいることがわかり、アベンジャーズとワンダ、ピエトロ、ヴィジョンは戦いへ向かう。

ピエトロを失いつつ、復活したS.H.I.E.L.D.やウォーマシンの力を借りながらウルトロンを殲滅。アベンジャーズは行方不明になったハルク、引退するトニーとホークアイ、故郷へ帰るソーなど、それぞれ別の道を歩み始める。

スティーブとナターシャはワンダ、ヴィジョン、ウォーマシン、ファルコンと新たなアベンジャーズとして再出発する。

重要登場人物

アベンジャーズ

  • ☆トニー・スターク(=アイアンマン)・・・億万長者で発明家。ウルトロンを製作し暴走させてしまう。今回の事件を反省し引退を決める。
  • ☆スティーブ・ロジャース(=キャプテン・アメリカ)・・・第二次大戦時の超人兵士。
  • ☆ソー・オーディンソン・・・アズガルド人。ハンマーと雷を操る。
  • ☆ブルース・バナー(=ハルク)・・・生物学者。ナターシャと恋人関係になるが、ハルクとして暴走してしまうことを恐れ自ら姿を消す。
  • ☆ナターシャ・ロマノフ(=ブラック・ウィドウ)・・・S.H.I.E.L.D.の元スパイ。ブルースと恋人関係になる。
  • ☆クリント・バートン(=ホークアイ)・・・S.H.I.E.L.D.の元戦闘員。隠れ家に家族がいることがわかる。超人的なアベンジャーズのメンバーと家族との間で思い悩む。
  • ☆ワンダ・マキシモフ(=スカーレット・ウィッチ)・・・ヒドラにより改造人間となったソコヴィア人。超能力と幻覚を操る。
  • ピエトロ・マキシモフ(=クイックシルバー)・・・ヒドラにより改造人間となったソコヴィア人。超スピードで走ることができる。一般人少年とクリントを守ろうとしてウルトロンに射殺される。
  • ☆ヴィジョン(=元J.A.R.V.I.S.)・・・チョ博士が製作したクレードルとヴィブラニウム、マインド・ストーンを用いた肉体にJ.A.R.V.I.S.を同期させた人造人間。

新生アベンジャーズ

  • ☆サム・ウィルソン(=ファルコン)・・・祝勝パーティに参加。旧メンバー脱退後正式にアベンジャーズとなる。
  • ☆ジェームズ・(ローディ)ローズ(=ウォーマシン)・・・祝勝パーティに参加。ソコヴィアでウルトロン撃退を手伝い、旧メンバー脱退後に正式にアベンジャーズとなる。

その他

  • ウルトロン・・・トニーの作り出したA.I.。ネット経由で複数のロボットの体に自我を転移させることができる。ソコヴィアの街を浮かし、落とすことで隕石の衝突を再現、人類の滅亡と新人類の誕生を目的とする。
  • ☆ニック・フューリー・・・S.H.I.E.L.D.元長官。『ウィンター・ソルジャー』の事件以降身を隠していたがアベンジャーズに助言、ソコヴィアにヘリキャリアを飛ばし一般人を救助する。
  • ☆マリア・ヒル・・・スタークインダストリーズ社員およびアベンジャーズの補助を行う。
  • バロン・ストラッカー・・・S.H.I.E.L.D.に潜入していたヒドラ党員。ソコヴィアでロキの杖の研究を行いワンダとピエトロを改造人間にする。ウルトロンに殺され死亡。
  • ヘレン・チョ・・・生物科学者。ヒドラの銃撃を受けたクリントを治療するためにソウルからやってくる。彼女が開発した人口クレードルがウルトロンに目をつけられ肉体を作る手伝いをさせられる。
  • ユリシーズ・クロウ・・・ヴィブラニウムの密売人。ヨハネスブルグ沖でウルトロンと商談するが、失言で怒りを買い片腕を切られてしまう。
  • エリック・セルヴィグ・・・天文学者でソーの親友。ソーを「洞察の泉」へと案内する。
  • ヘイムダル・・・アズガルドのビフレストの番人でソーの親友。ソーが見せられた幻覚で登場。
  • ペギー・カーター・・・スティーブの元恋人。スティーブが見せられた幻覚で登場。

登場ストーン・・・ロキの杖→ヴィジョン(=マインド・ストーン)

ストーリー重要度

★★★★★

『インフィニティ・ウォー』で物語の中心人物となるヴィジョンが誕生するのがこの作品。ワンダも含め、魔法要素が出てきて今までのリアルなヒーロー映画から一段階飛躍する作品でもあります。

トニーの心理描写、そしてアベンジャーズ達がバラバラに活動し始めるラストが『シビルウォー』につながります。クリントの「普通の人間としてアベンジャーズに参加すること」への葛藤や苦労を感じるシーンは必見。

ワカンダ王国について初めて触れられた作品であり、ユリシーズ・クロウは『ブラックパンサー』で再登場します。

アントマン(2015)

アントマン MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

アントマン MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

 

 超簡潔あらすじ

元泥棒スコット・ラングは出所後仕事に困り仲間達とともに資産家のハンク・ピム邸に盗みに入る。ところが金庫の中にあったのは謎のスーツのみ。スコットは不思議に思いそのスーツを着てみるとなんと体が縮んでしまった。ハンクにスーツを返す過程で、スーツがハンクの策略によりスコットに「盗ませた」ものだとわかる。

ピム邸の頑丈なセキュリティを破ったスコットはテストに合格、ハンクに代わりスーツを着て「アントマン」として、ピムテックで製造されたコピースーツ「イエロージャケット」を盗む計画を持ちかけられる。

ハンクの娘ホープとトレーニングを重ね、アベンジャーズ基地に侵入しハンクがS.H.I.E.L.D.時代に開発した機材を盗み、ピムテック侵入計画へ挑む。

スーツの奪取には失敗したものの、研究所の爆破に成功したスコット達は、現社長ダレン・クロスが自らが装着したイエロージャケットと戦闘。スーツを破壊して量子世界から帰還する。

重要登場人物

  • ☆スコット・ラング(=アントマン)・・・元泥棒。ハンク・ピムに正義感と泥棒の腕前を見込まれアントマンスーツを託される。
  • ☆ホープ・ヴァン・ダイン(=後のワスプ)・・・ピムテック会長でハンクの娘。幼い頃に母親を亡くしている。スコットとは当初衝突していたがのちに彼を認める。ポストクレジットで「ワスプ」のスーツを託される。
  • ハンク・ピム・・・元S.H.I.E.L.D.エージェントで初代アントマン。スーツとピム粒子の開発者。任務中に同行していた妻(ホープの母)ジャネットが量子世界に吸い込まれたまま帰還できない状態となっている。
  • ダレン・クロス・・・ピムテック社長で科学者。ハンクの元助手であり弟子。ハンクがアントマンではないかと疑念を抱き、自ら「イエロージャケット」という縮小化スーツとクロス粒子を開発する。
  • ☆サム・ウィルソン(=ファルコン)・・・スコットがアベンジャーズ基地に潜入した際に交戦し、敗北する。この件はオーディションとして扱われ、『シビル・ウォー』につながる。
  • ペギー・カーター・・・1989年のシーンに登場。当時のS.H.I.E.L.D.幹部。
  • ハワード・スターク・・・1989年のシーンに登場。当時のS.H.I.E.L.D.幹部。
  • ミッチェル・カーソン・・・S.H.I.E.L.D.元幹部でヒドラ党員。1989年のシーンでは失言によりハンクの怒りを買い因縁の関係となる。現代ではダレン・クロスからイエロージャケットスーツを購入しようとするが失敗する。

登場ストーン・・・なし

ストーリー重要度

★★★☆☆

『エンドゲーム』関連でいうと、『インフィニティ・ウォー』に参戦していなかった経緯からアントマンが打倒サノスの要になるのではないか、その鍵が「量子世界」なのではないかと色々言われています。そういう予想を立てると重要度は高め。

しかしストーリーは比較的独自路線で軽快に進みます。上映時間も短め。

用語解説

  • エーテル(=リアリティ・ストーン)・・・インフィニティ・ストーンのひとつ。世界が闇に包まれていた時代にダークエルフが利用し世界を征服していた。手に入れると強力な力を得ることができる。(『インフィニティ・ウォー』では)現実を歪め幻覚などを見せることができる。現時点ではコレクターが所有。
  • オーブ(パワー・ストーン)・・・インフィニティ・ストーンのひとつ。触れるだけで惑星を丸ごとひとつ滅ぼすほどの力を得ることができる。ロナンがサノスを裏切り使用。現在はノバ軍が保管。
  • トリスケリオン・・・ワシントン D.C.にあるS.H.I.E.L.D.の本部基地。『ウィンターソルジャー』でキャプテン・アメリカらによって破壊される。『アントマン』では建設中の姿が登場する。
  • インサイト計画・・・独自のアルゴリズムで目標を判定し、ヘリキャリアを用い犯罪者を殺害して、犯罪を未然に防ぐ計画。ところがその実態はS.H.I.E.L.D.内部にいたヒドラにより「ヒドラの敵となりうる人物を抹殺する計画」として進行していた。キャプテン・アメリカらにより阻止されヘリキャリアは墜落、トリスケリオンが崩壊する。

続く

どんどん記述内容がながくなりますが頑張って『エンドゲーム』公開までに書きます。

 

www.sun-ahhyo.info