笑えて、泣けて、誰も傷つけない。『デッドプール2』は完璧なヒーロー映画だった。

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ということで一足お先に「デッドプール2」と「ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー」を観てきました。しかも同じ日に。やばい。

 

例によって字幕なしで見ているので解釈違いはあるかもしれませんがニュアンスだけ取ってネタバレなしで頑張って布教活動に励みます。

 

ということで日本でも公開間近のデッドプールを紹介します!!

「ハン・ソロ」も面白かったので近々書きますね!

 

一応ネタバレなしですが、当然ネタバレのラインって人によって違うので「なんの情報も入れたくない!!」って人は読まないでください!

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目次

 

デッドプール2

 

デッドプール2、海外版予告で散々言われておりますが「まぎれもないファミリー映画」でした。

 

日本はR-15指定で公開されますが、海外版はR-18指定です。

日本だとR-15とR-18でかなり公開できる館数が変わるので、多少表現にボカシをいれてもR-15で公開することが多いみたいですね。

 

デッドプール2は1と違いセックスシーンはないので、グロ耐性だけあれば普通に見れます。

 

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 ヒーローものとしての躍進

「デッドプール2」の尊いところは前作「デッドプール」で築きあげた「クソ無責任ヒーロー」のフォーマットを崩すことなく「正統派ヒーローもの」としてアップデートと遂げたこと。

 

前作は「自身を醜いミュータントに改造された復讐のため」という動機で戦うデッドプールだったが、今作は違う。

予告編の通りミュータントのパワーを持った少年を救うためにデッドプールは活動し始める。「他者を救うため」というテーマが根底としてあり、映画の中で葛藤を繰り返し不器用ながら「仲間」と交流し、全方面に優しくあるデッドプールへと成長する。

 

あんまり詳しく書けないけど、このストーリーの巧みさが絶妙。

なんたって、ちゃんと感動して、ちゃんと泣けてしまうのである。

そして「泣けてしまう」のがもう、そもそもデッドプールではギャグになってしまうので心が迷子になる。本当に面白い。

 

デッドプールだし、X-MENシリーズのスピンオフだし「そんなんありえへんやろ!」というチート展開ももちろん多分に盛り込まれているんだけど、こんな「少年ジャンプ」並みに熱い展開がデッドプールで見れるなんて!と思ったりもした。

いや、天下のマーベルコミックス原作映画を日本の漫画雑誌と比べるのもアレですけど・・・。

 

ジャンプのスローガンを流用してこの映画を一言で表すなら

「友情・チート・勝利」

という感じでした。

 

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ポリコレに配慮してもこんなにおもしろい

もちろん、異人種を出せばいいって話じゃないのは当然だけど、それでも「デッドプール」という作品は「ポリコレに配慮してたら面白い映画なんて作れない」っていうような層を黙らせる説得力がある。

 

人種だけの話じゃなくて、LGBTなどの性的指向だったり、外見だったり。

 

そもそも主人公ウェイド・ウィルソンはミュータント改造手術により、顔面がただれた姿。

そして今回物語の鍵を握る少年ラッセルは、控えめに言っても痩せているとは言えない。美形だとは思うが。

 

前作から引き続き登場のネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドは、忽那汐里演じる日系人能力者のユキオが恋人だ。

ちなみにユキオ、登場シーンこそ多くないがはちゃめちゃに可愛いし、相乗効果でネガソニックも可愛い。

 

今回デッドプールの心強い仲間となるドミノも黒人で、かつ映画内でも溢れんばかりの魅力を放っている、こちらも前作から引き続き登場するインド人タクシー運転手ドーピンダーも前作以上に大活躍する。

 

繰り返すが「要素だけ並べればポリコレ配慮になる」というわけでもないし、面白くなかったら終わりだ。だけど、デッドプール2はきちんと差別はよくないことを宣言するし、キャラクターたちが輝かしい魅力を放っている。ただのtoken minorityではない。

ギャグもしっかりやる

ポリコレ配慮して、牙を抜かれたと思ってはいけない。

デッドプール2はギャグもがっつり展開する。

これこそ映画好きのための作品で、超有名作品もマイナー映画ネタもやってくれるし、X-MENシリーズらしいX-MENの伏線(?)回収も、ライアン・レイノルズ自身のモヤモヤもきちんと解消して笑いに消化する。

 

もうほんと、これは「デッドプール」ででしかできない。

マーベル・シネマティック・ユニバースがどれだけ笑いを取り入れようとも、こういうギャグの使い方はできないし、DCユニバースなんかもってのほかである。

それぞれの良さがあるし笑いがない作品も面白ければいいんだけどね。

 

今回記事タイトルを「ディズニー好きにオススメの〜」にしてないのですが、ディズニー好きも観てください。笑うから。

 

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超個人的・俺得ポイント「カナダ賛歌」

お客様の中に、バンクーバーに留学している方はいらっしゃいませんか〜?

またはリアルタイムに住まれている方は?

 

前作「デッドプール」もそうなのだけど、今作「デッドプール2」も主にバンクーバーで撮影が行われている。

なので、シーンのあちらこちらに「あそこ歩いたことがある!」というシーンが出てきて俺得、超嬉しい。

そもそもライアン・レイノルズもバンクーバー出身で、X-MENの本拠地であるX-マンションは僕が住んでるビクトリアという街の外れにあります。

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また、ポリコレ配慮に関してとやかく言いたがるような人も、一度旅行でバンクーバーにきてみればいい。

カナダはアメリカにつぐ移民大国で、バンクーバーは特に多人種。

黒人もラテン系もヨーロッパ人も中東系もインド人も日中韓国人も普通にいる。僕自身、バンクーバーのお隣のビクトリアに住んでいて、ルームメイトはインド系カナダ人、ブラジル人、ヨルダン人、韓国人だし。

日々生活していて出会わない方が不可能というレベルで「いろんな人種がいるのは当たり前で自然」なのです。

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まとめ

「デッドプール2」はいいぞ。

 

 

この映画が日本でヒットして欲しい理由が一つあって。

この映画って色々掟破りなことをしているわけですが、20世紀フォックスによる宣伝の方法も、結構今の日本映画配給界の流れを見ると掟破りな感じがするんですよね。

 

僕の大好きなディズニーも、ウォルトディズニージャパンという日本の会社は「映画の売り上げを下げないためにあえて続編であることを隠す」ということをするんですよ。

「Guardians of the Galaxy Vol.2」が「ガーディアンズオブギャラクシー:リミックス」になったり、「Cars 3」が「カーズ:クロスロード」になったり、「Incredibles 2」が「インクレディブル・ファミリー」になったり。

「2をいきなり見たってわからないじゃん」という人は少なからずいますから、気持ちはわかります。

でも、隠したって観てわからなければ、映画の評価って下がるじゃないですか。

それって何も知らない観客の気持ちも、ファンの気持ちも考えてないし、目先の利益のことしか頭にないんですよね。

 

でもDEADPOOL 2は、日本でも「デッドプール2」なんです。

これは当たり前のことなのに、日本の映画ファンの間では英断とまで言われました。それくらいもう日本ではタイトルを変えられてしまうことが「諦め」みたいな感じになってる。

 

20世紀フォックスジャパンも以前「Hidden Figures」を「ドリーム/私たちのアポロ計画」という内容と異なるタイトルをつけて大目玉食らったりしたので、そこからの反省があるのか、どうなのかわかりませんが、

「グレイテスト・ショーマン」「シェイプ・オブ・ウォーター」「スリービルボード」と立て続けに「映画ファンを大切にするような宣伝・展開方法」を採用してくれていて、さらに映画の内容も素晴らしい上にヒットもしているというのは本当にすごいと思います。

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だから「2」でもヒットするんだっていう前例を今、このタイミングで作って欲しい。そういう気持ちが強いです。

しかもR-15作品で大ヒットとなればすごいことです。

吹き替えも芸能人を起用せず本家声優さんたちで固めているし、宣伝の展開もデッドプールのキャラクター性を損なわない方法だし(デップーのキャラ的になんでもありという感は否めないけど)、いかに配給が頑張っているのかがわかります。

 

 

本当にウォルトディズニージャパンにも見習って欲しい。

 

だから、「デッドプール2」是非観に行ってください。

後悔しないくらい面白いから。

 

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