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【ネタバレ版】それぞれの長すぎた旅の終わり。『アベンジャーズ/エンドゲーム』

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『アベンジャーズ/エンドゲーム』は『インフィニティ・ウォー』以上に語りつくせない思いが生まれる映画だと思う。

大方のファンが「『エンドゲーム』内で彼らが何をするのか」の予想はだいたいついていた一方で、そのプロセスや目的、様々に仕掛けられたサプライズは予想をはるかに超えてくるものだったと思う。

 

だからこそ「これはネタバレではないと思うのだけど・・・」というような甘い考えが通用せず、「何を話してもネタバレ」になってしまうくらい、そこには何物にも替え難い体験が詰まっている。

 

と、いうわけでネタバレなし(のつもり)のレビューも書いたが、これでは私の気がすまない。なので今回はネタバレ全開のレビュー/感想をどうぞ。

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※この記事は現在公開中の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレを含みます。

 

 

 

目次

クリント・バートンの旅の終わり

S.H.フィギュアーツ アベンジャーズ ローニン(アベンジャーズ/エンドゲーム) 約150mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア

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まずはクリント・バートンから。

なにはともあれ、復活してよかった。『インフィニティ・ウォー』で登場がなかった時は本当に残念だったから。

アベンジャーズのメンツではどうしても影が薄くなりがちな彼だが『エイジ・オブ・ウルトロン』で超人ではないアベンジャーとしての役割と誇示、そして彼が背負うものをしっかりと見せつけた彼を思うと、『エンドゲーム』冒頭のシーンは胸が痛む思いだった。

サノスのスナップによりヒーローだけではなく個人の単位で、全人類が大切な誰かを失っているのだ。

 

ローニンとしての半ば八つ当たりのような悪の惨殺活動を経た後、彼はかつて自らが命を救ったナターシャ・ロマノフの声掛けでアベンジャーズへと戻る。

 

旅の終わりと書いたが、サノスとの戦いが終わった後も、家族を取り戻した後も、もしかしたら彼の戦いは続くのかもしれない。

『ウルトロン』以後に一度は手に入れた家族との平穏な時間も、仲間の呼びかけで再び戦地に舞い戻った。

『エンドゲーム』もそうだった。

家族を取り戻したが、もう一人の家族であるナターシャを失った悲しみは消えないだろうし、彼の「ローニン」としての過ちが、彼に贖罪の道を歩ませるのかもしれない。

どう転ぶのか結果はわからないが、『ブラック・ウィドウ』単独作には出演してくれることを願いたい。

 

 

ブルース・バナーの旅の終わり

 ブルース・バナーのこの様変わりっぷりは非常に笑ったし、驚いた。

単独作のころからブルースはハルクのことを制御できない怪物、自分の中に潜む病のように考えていた。『エイジ・オブ・ウルトロン』ではワンダの幻覚がトリガーとなり南アフリカ共和国のヨハネスブルグを破壊してしまう。

『マイティ・ソー/バトルロイヤル』ではハルクに主導権を握られ、2年近くハルク化したまま、サカールの闘技場のチャンピオンとなっていた。

そして『インフィニティ・ウォー』ではなぜかいざという時にハルクに変身ができず、トニーのハルクバスターに乗り込んで戦っていた。

 

そんな彼が、『エンドゲーム』では一転、ハルクの肉体とブルースの精神を一体化するという技をやってのけた。

 

正直魅力半減であったことは否めないし、「ラストの作品でそれでいいのか?」とも思ってしまった。最後まで人間の姿に戻ることがなかったことにも驚いた。

 

でもどうだろう、彼はハルクの豪快さや凶暴さを失ったが、あれほどまでに嫌っていたハルクという存在をとうとう捨てるという決断には至らなかった。

もう一人の自分を受け入れ、支配するでもなく、自らのアイデンティティとして一体化する。それをやってのけたのだ。

 

少なくとも彼はもう我を忘れて街を破壊することはない。

 

ナターシャ・ロマノフの旅の終わり

『エンドゲーム』での彼女の死は劇中最もショッキングな出来事のひとつであった。

ヴォーミアでの一連のくだりは『インフィニティ・ウォー』でサノスがガモーラを犠牲にしたように、ソウルストーンはナターシャとクリントに同等の条件を提示する。

「愛する者の死」がソウルストーンを手に入れるための条件。

 

『インフィニティ・ウォー』でアベンジャーズたちは、命を犠牲にしようとするたびに流れがサノスの有利な方へ傾くという法則があった。

ガモーラを殺そうとしたピーターは失敗し、ヴィジョンをストーンもろとも破壊したワンダも失敗する。これがある種、「ヒーローは命を犠牲にしてはいけない」というメッセージだと受け取った部分があったために、ナターシャの死は意外だった。

 

自ら選んだ死とはいえ、前作で強調された「命に大小はない」という信念が歪んでいるともとれる。本作でのヴォーミアのシーンは『エンドゲーム』の数少ない不満点でもあり、一方でクリントもナターシャも死なないという御都合主義に走らなかったことは評価したい部分でもある。

サノスのスナップにより消えた者たちの復活が、ある種『エンドゲーム』公開前からの暗黙の了解での確定事項であったがために、「実際に死んだ者は生き返らない」という不可逆性が強調して描かれる。だからこそ苦しい。

 

ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが初登場したのは『アイアンマン2』である。この作品ではまだ謎の多い女スパイとしての登場であり、アクションはともかくその性格などの描写は繊細には描かれなかった。

それが『アベンジャーズ』でメインキャラクターに昇格、アベンジャーズの1メンバーとして超人たちに負けない存在感を放っていた。またわずかではあるがクリント・バートンへの特別な感情とブルース・バナー(=ハルク)への気遣いが徐々に見え始め、単に任務を遂行するだけの冷徹な女性ではないことが伺えるようになる。

その面がさらに深く描写されたのが『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』と『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』また『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』である。

彼女は暗殺者時代の暗い過去をチラつかせながらも懸命に前向きに生き、己の信じる正義とスティーブ・ロジャースやブルースの精神的な支えとなる。

 

自らを守り、肯定する存在であるはずのS.H.I.E.L.D.を失ったあとは、真の家族はアベンジャーズ以外にいなかった。それがたとえ思想の上ですれ違いがあっても。

彼女がもし生きていたら『エンドゲーム』以降もきっと戦いの中に身を置くことになっただろう。

それは彼女の戦う理由がトニー・スタークと同じように「贖罪」であるからだ。ついぞ語られることのなかった彼女の闇の歴史こそが彼女を駆り立て、再起不能になるまで戦わせている。

だからこそ彼女がこの旅を終えるためには「死」が必要だったのだろう。

 

『アベンジャーズ』一作目でナターシャがロキを尋問するとき、ロキは彼女にこう言う。

 

「同類を一人救ったくらいで、何か変えられるとでも思っているのか?」

 

そんな彼女が、『エンドゲーム』ではバートンを生かすことにより、全世界を救う鍵であるソウルストーンをもたらす。

 

彼女の死は無駄じゃない。

 

アベンジャーズ (字幕版)
 

ソーの旅の終わり

本作でのソーの描かれ方にも賛否両論あるだろう。

特にソー推しの方にはほんとうにドンマイとしか言いようがない。ああなった彼の姿を受け入れられるファンもいるのだろうが。

 

メインキャストたちの最終作と言われているこの『エンドゲーム』で、ソーはなんと自暴自棄に陥り暴飲暴食の結果だらしない太った肉体になってしまう。

 

『インフィニティ・ウォー』ではサノスのスナップを唯一止めることができた存在でありながら失敗し、スナップ後の世界では解決策もないまま怒りのあまり弱り切ったサノスの首を切り落としてしまう。

 

怒りに我を忘れるソーの描写は1作目『マイティ・ソー』序盤の彼を彷彿とさせ、その姿は言わば「王に相応しくない」状態である。

 

その後自暴自棄になり戦いを拒み、肥満体型になったしまった彼は過去に戻ってインフィニティ・ストーンを手に入れる『時間泥棒作戦』でも、直前で逃げてしまう。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』であと一歩が遅れ母を失ってしまったことを思い出した彼は、戻った過去で母と再会する。

さながら『ドラえもん おばあちゃんの思い出』を思い出させるような、ソーと母フリッガの全てを見通したやり取りは、再びソーに自信を持たせ戦いに赴く決意をさせる。

 

極め付けに、未来では姉ヘラに破壊され失ってしまうムジョルニアを呼び寄せることで、彼が「王に相応しい」ことを証明するのである。*1

 

それでも、最終決戦時も、はたまた決戦が終わった後も彼は太ったままであった。これには驚いた。

はたしてどういう意図があったのかわからない。

サプライズや笑いを取り入れたかった部分は少なからずあっただろうし、肥満体型でもヒーローになれるというメッセージも含まれているのだろう。

 

ただそれ以上に彼が今まで「王とはこうあるべき」「ヒーローとはこうあるべき」という重責に縛られていた部分からの脱却もあるのだろう。

『ダーク・ワールド』で一度は王位を捨てた彼も、トニー・スタークと同じように「ヒーロー稼業」を辞めることはなく、『ラグナロク』ではアスガルドを守るために再び王座につく。

 

家族を全て殺され、それらは本当の死であるから取り戻すこともできない。『インフィニティ・ウォー』で民を救えなかった、ヒーローとして敵を倒せなかったがゆえにメンタルを壊し、ヒーローらしからぬ体型になってしまった彼が、戦いを終えたことで、神ではなくただの人間として自由に生きる道を見つけるのが、『エンドゲーム』としての答えなのだろう。

神であるから、そう簡単には死ねないからこそ、スティーブと同じように彼にも「自分の時間を生きる余裕」と「やすらぎの時間」が必要なのだ。

 

とはいえ、彼の旅はまだ続く可能性がある。

 それが『マイティ・ソー4』となるか『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvol3』となるかは謎だし、もしかするとどちらにも登場しないかもしれないが、彼の今後にはまだ期待する余地がありそうだ。

トニー・スタークの旅の終わり

 トニー・スタークは間違いなくマーベル・シネマティック・ユニバースの中心人物だった。

2008年公開の『アイアンマン』からその物語は始まり、長い歴史の中で彼を取り巻く環境は様変わりしていく。

武器製造で世界は良くなると信じて疑わなかった人間が、その武器がテロリストの手に渡り多くの命を奪ってきたことを知ったことから彼の「アイアンマン」としての贖罪の旅が始まる。

当時の恋人で、『エンドゲーム』時点では妻であるペッパー・ポッツは彼の戦いは自殺行為だという。彼の戦いはナターシャと同じように、何度戦いを繰り返しても終わることはない。自分の過ちの尻拭いにとどまらない自発的なヒーロー活動は彼の死が来るまで続いてしまうからだ。

 

『アベンジャーズ』で宇宙人の襲来で心を病んだトニーは『アイアンマン3』でアーマー依存症に陥り、 それを克服したのちもことあるごとに「自らが守れなかった時の恐怖」と戦い続ける。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ではワンダに死にゆくアベンジャーズの悪夢を見せつけられ悪夢の中でキャプテン・アメリカは「僕たちを救えたのになぜ諦めた?」と問いかける。ニック・フューリーは彼の心を見透かし「(その夢が)最悪なのは、君だけが生き延びたからだ」と指摘する。

戦いの中で救えなかった命がいることは仕方のないことだとわかっていながら、『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』で指摘された一般人の死を受け入れられない。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では『ウルトロン』の悪夢が現実となり、敗北の末に仲間たちの命が次々と消えていく。

 

そんな絶望的な状況で、トニーは生き延び、幸いにも生き延びたペッパーと子を授かる。満身創痍でなすすべなく、彼は一度人々を救うことを諦める。でもそんな彼を誰が責めることができるだろうか。

 

彼もずっと呪いの中で生きている。

いつでも自分を心配し、引退を勧めトニーを止める立場だったペッパーへの恩返しと、父を知らない自分の手探りでの娘モーガンとの尊すぎる時間。

フューリーの言うように「自分だけが生き延びたこと」への罪悪感は消えないだろう。家族を失う人々がいる中、幸いにも家族を持つことができた彼を誰が責められるだろう。

 

それでも彼は、戦いを終わりにするために再び立ち上がる。

リスクだらけのタイムトラベルに挑戦し、予想外に再び現れたサノスへ立ち向かう。

「時間泥棒作戦」では1970年へと飛び父ハワードと再会、国の安全を守るという大義のために家族との生活を犠牲にした父との一方的な和解を果たす。

これは同時に家族との時間を犠牲に、リスクだらけの戦いへと飛び込む自らの行為への許しでもある。

また彼の死はそんな彼の様々な呪いからの解放であり、彼の贖罪に生きる日々からの解放である。

 

妻のペッパーはまさかのアイアンスーツで戦場へと駆けつけ、彼の死に際で全てを理解しこう告げる。

「私たちは大丈夫、安心して眠って」

幾度となく地球を救ってきたヒーローに対し、「あなたの役割は終わった」と告げるのだ。

 

彼は死ぬまで贖罪のヒーローであり続けた。

アイアンマン(字幕版)

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スティーブ・ロジャースの旅の終わり

 そして最後はスティーブ・ロジャースである。

彼もMCUにいなくてはならない中心人物であり、『アイアンマン』3部作がトニーの個人的な物語を中心に回っていたのに対し、『キャプテン・アメリカ』の3部作にはヒドラの存在があり、S.H.I.E.L.D.の崩壊があり、アベンジャーズの分裂があるというユニバースを大きく動かす作品たちであった。

 

第二次世界大戦の兵士として世界を守るために超人になり生まれたキャプテン・アメリカは、戦争の中に身を置くことでしか存在を肯定できなかった。

戦争が終わり目が覚めれば70年の時が経っていて、かつての仲間も死に元恋人も老衰している。蘇ってもまた戦いに身を置くしかない彼には、家族も家も自分の人生もないのだ。

 

『エイジ・オブ・ウルトロン』ではトニーがウルトロンを作った理由を独白する。

 

「戦いを終わらせるために戦う」

「家に帰るために戦う」

「チームの解散がゴール」

 

これら全てがスティーブには呪いなのである。

戦いのために生まれた実験台であり、帰る家がなく、チーム(=アベンジャーズ)こそが家族である彼は、何度も葛藤し、自分の存在価値を疑う。

 

だからこそ同じく70年前の生き残りで親友であるバッキーに固執する。彼が洗脳された暗殺者であろうとも。

 

そんな彼が、タイムトラベルの方法を見つけ、戦いが終わったのちに「自分の人生を生きる」選択をする。

 

どこかの時代で『ザ・ファースト・アベンジャー』でしたペギーとのダンスの約束を守り、長い時を経て、年老いた姿で現代に帰って来る。

 

帰る家を手に入れたのか、家族を手に入れたのかはわからない。

それでも叶わなかった約束を果たし、戦うだけではない人生を生きたことで、彼の心はついに救われたのだろう。

 

 

そして旅の始まり

彼らの旅の終わりに共通するのは「不可逆性」だ。

ヒーローは過去に戻って修正ができないからこそ、自らの罪を永遠に償い続けなくてはならない。

タイムトラベルという裏技が登場した本作でさえ、過去をいじったところで、それが現在に影響を及ぼすことはないというルールで話が進む。

赤ん坊のサノスを殺したところでスナップで消えた人々は戻ってこない。

ローニンとして惨殺を繰り返した事実も、ナターシャやトニーが犠牲になった事実も消えない。ブルースはハルクの体のままだし、ソーは痩せないし、老いたスティーブは元に戻らない。

「消えた人々を元に戻す」ための戦いを描くからこそ、戻らない現実もきちんと描いていく。

 

 

サノスのスナップで消えた人々が戻ってからの戦いは、MCU史上やりすぎなまでに最高が詰まった戦いだった。

『エイジ・オブ・ウルトロン』のパーティのシーンで匂わされ、満を持して描かれた、原作コミックスファン歓喜のムジョルニアを操るキャプテン・アメリカも、笑い涙が出そうなくらいの大興奮シーンだった。

 

『エイジ・オブ・ウルトロン』のラストで言いかけて終わる「アベンジャーズ・アッセンブル!」がついにスティーブの口から発せられ、MCUに登場したほぼすべての戦士たちがアベンジャーとなりサノス軍と戦う。

 

クライマックス、満身創痍のトニーがサノスからインフィニティ・ストーンを奪い呟く「私はアイアンマンだ」は、MCUの全22作をつなぐ究極のワンフレーズである。

 

初期のアベンジャーズメンバーが戦いから去っても、蘇ったメンバーたちはまだまだ活躍し続けるだろう。

 

エンドロールの終盤。ジャズアレンジで流れる曲が、『アイアンマン2』そして『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で使用された「Make Way For Tomorrow Today」だった。

 

「今日は未来のために道を作ろう」

 

まさに本作を象徴するようなタイトルだったと思う。

 

今後『エンドゲーム』以上の映画体験と出会えるかはわからないが、これからのMCU作品にも期待したい。

 

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*1:ムジョルニアはスティーブがインフィニティ・ストーンと一緒に過去に持って行ったので2013年のソーの元に帰ってると思う。