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【スピッツ・その1】『スピッツ』のおすすめを10曲紹介する

 

僕はスピッツが好きです。

 

ライブはあまり行ったことがないし、CDを集め始めたのも(僕にとっては)最近で、

まだ聞いてないアルバムもあるし(「空の飛び方」と「さざなみCD」)、あまりマニアックなことは言えないのだけど、スピッツが好きです。

知らないということが好きであってはいけないとか、疎外されうる理由にはならないし別にマウントを取りたいわけではないので別にいい、とりあえずスピッツが好きです。

 

 ということでスピッツの好きな曲について話したいんだけどなんか脈絡のない記事になりそうだ。

ということで、とりあえず10曲語ります、順位は正直つけられないのでランキングとかではないですけど、スピッツのおすすめ曲です。

絞れるかな・・・。

 

今回ディズニー全く関係ないですけどそもそも自己満足のブログなのでそこんところよろしくお願いします。

 

目次

 

 

初恋クレイジー(7thAl『インディゴ地平線』収録)

インディゴ地平線

インディゴ地平線

 

この「インディゴ地平線」(と、旧シングルコレクションの「Recycle」)というアルバムだけは子供の頃から家にずっとあって、 スピッツに触れるきっかけ、これがなければもしかしたらこんなにスピッツを聴いてなかったかもしれないというアルバムです。

「チェリー」「渚」が収録されているアルバムといえばわかりやすいかな。

スピッツというバンドは常に全盛期なのだけど、世間的な全盛期というか、いちばんメディアでもてはやされていた時期はこのころだと思います。

 

スピッツらしくない?(ほんとうはスピッツらしいんだけど)「花泥棒」という曲の後に続く、ものすごくスピッツらしい曲です。

この曲はなんといっても言葉のリズムがいいですよ。

見慣れたはずの街並も ド派手に映す愚か者

君のせいで大きくなった未来

夢の世界とうらはらの 苦し紛れ独り言も

忘れられたアイスのように 溶けた

 

誰彼すき間を抜けて おかしな秘密の場所へ

君と行くのさ迷わずに

言葉にできない気持ち ひたすら伝える力

表の意味を超えてやる それだけで

 

『初恋クレイジー』 作詞/草野正宗

イントロのピアノの軽快さも曲の爽やかさもあいまって、淡々と優しいのに感じられる「ほとばしる恋のエネルギー」というかなんというか。

恋をするだけで見違える世界、期待していたようにうまくいかない自分、それでもカッコ悪くても「好きであること」をつらぬいていく。

童貞っぽいというか、そういう清々しさが気持ちいい曲です。

 

夏が終わる(4thAl『Crispy!』収録)

Crispy!

Crispy!

 

この曲を初めて聴いたのは数日限定で劇場公開された 『スピッツ 横浜サンセット2013』という映画サイズで観れるライブ映像を観に行った時です。

映画館でポップコーンを食べながら大画面でスピッツのライブが観れるというめちゃくちゃ貴重な時間でした・・・。

 

 

そのライブ中にこの「夏が終わる」が披露されていて、即アルバムを買いました。

『Crispy!』というタイトルのアルバムで「裸のままで」「君が思い出になる前に」とのちにシングルカットされる「夢じゃない」が収録されています。

うん、アルバム自体は数あるスピッツのアルバムの中でもちょっと霞んでしまう出来ではあるのだけど、この曲は、本当に、めちゃくちゃいいです。

 

これ完全に恋の終わり、盛り上がった恋や愛情を夏に例えた曲で、

またひとつ夏が終わる 音もたてずに

暑すぎた夏が終わる 音もたてずに

深く潜っていたのに

 

『夏が終わる』 作詞/草野正宗

ですよ。

自分の手の届かないところで、気づかないうちに、音も立てずに、ですよ。

切ない。

猫になりたい(9thSg『青い車』・SPAl『花鳥風月』収録) 

花鳥風月

花鳥風月

 

これぞスピッツというか、いろんな面で完璧すぎる曲だと思います。

この曲はめちゃくちゃファンが多くて、カップリング曲なのに知ってる人も多いですね。

「星が一つ消えた」「砕けるその時」「霊園のそば」などのなんとなく死を連想させる歌詞と、そこから逃避したい思いをひたすらに「猫になりたい」と願う曲です。(シチリアっぽい浜辺を思い浮かべたりもします)

逃避の先にあるのは「君の腕の中」で、そこにはきっと安らぎとか、愛とか、そういうものがある。その安らぎの前では言葉は無力。

 

そして、メロディが本当に、ほ、ん、と、う、に、良いです。

「猫になりたい 君の腕の中」というフレーズと、草野さんの歌声と、この優しすぎてせつないメロディがマッチしすぎてミラクルが起き、そして世界は平和になります。

 

スピカ(19thSg『楓/スピカ』・SPAl『花鳥風月』収録)

花鳥風月

花鳥風月

 

 両A面シングルなのですが、オリジナルアルバムにも当時出たシングルコレクション(「Recycle」)にも収録されなかったため、一般的な知名度は低いかもしれない曲です。が、スピッツファンの間ではもうどメジャーな名曲です。

 

「スピカ」とは乙女座の恒星の名前で、同じシングルに収録された「楓」がもみじのことなのでめちゃくちゃ秋っぽいシングルです。

 

僕がこの曲を初めて聴いたのは椎名林檎がカヴァーしたバージョンが最初で、そこから追ってスピッツのオリジナルにたどり着きました。

それが高校の時に、ある種スピッツを意識するようになったタイミングでもあります。(CDを本格的に買うようになるのはもうちょっとあと)

高校の文化祭の劇のエンディングにこの曲を使ったり、結構な惚れ込みでした。

 

イントロの激しいフィードバックから、優しいながらも力強さを持った曲です。

初々しい甘酸っぱい恋愛と絡めながらも「間違いなくセックスのことを歌ってるな」という感じがするこの曲。

恥ずかしくて気持ちよくてそれでも真面目にぎこちなくやり取りをして、という等身大の恋愛と、「古い星の光 僕たちを照らします」「世界中何も無かった それ以外は」という恋愛の尊さから命の尊さ、生命の起源というか「そもそも僕ら動物じゃん、セックスがあって、生まれてきて、こんなに幸せを感じられるんじゃん?」というレベルまで飛躍しそうな、そんな壮大さがあります。僕も何書いてるのかあんまよくわかりません。

 

「幸せは途切れながらも 続くのです」は草野さんにしか出せない名フレーズですね。

 

 

アパート(3rdAl『惑星のかけら』収録)

惑星のかけら

惑星のかけら

 

「惑星のかけら」というアルバムは結構サウンドがマニアックなんですよ。

というか「スピッツ」「名前をつけてやる」「惑星のかけら」という3作はめちゃくちゃオルタナティヴ的というかポストロック的な作りになっていて、そういう意味でもヒットこそしなかったけどミュージシャンからの評価がめちゃくちゃ高いんですね。

で、この「アパート」とか、次に紹介する「プール」っていう曲はニューウェイヴ感がありまして、例えるならThe CureとかThe Smithなサウンド、日本で言えば初期のL'Arc〜en〜Cielとかがやってたジャンルの感じです。めちゃくちゃざっくり話してますけど。

 

そういう歴史の上で説得力のあるサウンドなので、イントロだけでこの懐かしさと、退廃的な感じ、切なさ、儚さっていうのが表現できる。

その上に、まんま儚い草野マサムネの歌声と退廃的な歌詞。

完璧なんですよ、これ。

 

「君のアパートは今はもうない」「だけど僕は夢から覚めちゃいない」ですからね。

夢が溢れてるわけじゃないんです。醒めるべきなのに覚めれてない、自分のダメさ、恋人への依存や未練を歌った曲です。

 

スピッツの曲ではよく「アパート」という単語が出てきます。これが象徴するのは「二人だけの空間」であったり、大抵の場合が「過去の思い出」ですね。

 

このアルバム、「アパート」みたいな曲の一方でゴリゴリのハードロックがあったり、シューゲイザーグランジっぽかったり、カントリーっぽい曲もあったりで「惑星のかけら」面白いアルバムです。

 

プール(2ndAl『名前をつけてやる』収録)

名前をつけてやる

名前をつけてやる

 

断言します、これはセックスの曲です(たぶん)

 

この曲も「アパート」のようなニューウェイヴ的な流れを汲む曲だと思います。というか「プール」の方が古いんだけどね。

「名前をつけてやる」ってアルバム自体めちゃくちゃ素晴らしいんですけど、なかでも「プール」は秀逸です。イントロはマイナー調なんですけど、曲が始まるとそれを感じさせないんですよね。明るく聞こえるんです。でも最後にはマイナーコードを引き寄せる引きなんですよね。どこがサビかはちょっと微妙ですけど。初めは明るく聞こえるのに、歌の引きは切ないんです。

ほんでもって間奏ですよ。草野さんが「Ah」で歌っている、歌詞のない部分。ここの余白、、、、、。

「行間を読む」っていいますけどここの行間の壮大さがやばいです。あらゆる想像をしてしまう。前後の歌詞から想像できる全てのパターンを想像してしまう。でも歌詞は抽象的すぎてわからない・・・という。

 

最初にセックスの曲ですと断言しましたけど、草野さんはセックスの延長線上に生命とか死の概念がすごく大きく存在してるんだろうなというのがあって、やはりこの幸せなセックスを思わせる曲にも何かしら死のようなとてつもないものが漂っているのかな、って勝手に思ったりしています。

いや、もしかしたらただの別れの曲かもしれませんが。

 

8823(9thAl『ハヤブサ』収録)

ハヤブサ

ハヤブサ

 

しっとりとした曲が続いているので。

 

この曲はライブで必ずと言っていいほど披露される曲でかなりロックなナンバーです。

Aメロのシンプルなメロディからサビでぐわーっと盛り上げる。キャッチーなメロディと恋の衝動をハヤブサに例えて歌ったかっこよすぎる歌詞。

 

草野さんが書く歌詞は壮大なものも多いのだけど、基本はすごく身近なことを歌ったものが多いです。死にしろ生命にしろ愛にしろ、自分と身近なところから歌いはじめて連想していくパターンが多いのだけど、この曲は別格でいきなり「さよならできるか 隣近所の心」というフレーズから始まります。

過去との決別、どこまでの過去なのかはわかりませんが、もう今まで通りじゃなく、ここから新しくスタートするという意思がはっきり見えます。

それでも「思い出ひとかけ内ポケットに入れ」るのは可愛らしいところでもある。

 

そして、サビでの爆発力がすごい。

誰よりも速く駆け抜け LOVEと絶望の果てに届け

君を自由にできるのは 宇宙でただ一人だけ

 

『8823』作詞/草野正宗

 宇宙ですよ。

もう、とてつもなくテーマがでかいんです。

それでもあくまで個人について歌っている。でもでかい。個人がでかいんです。

 

だって「君を自由にできる」「ただ一人」って、間違いなく「俺」なわけじゃないですか。そのパワーというか、でかくなりすぎたテーマを一身に背負いこむだけの説得力があるというか、本当にすごい歌詞ですよ、すごい曲ですよこれは。

 

ハヤブサ」っていうアルバムは宇宙をテーマにした曲が多いです。「さらばユニバース」やインストの「宇宙虫」「俺の赤い星」なんかも。それから「放浪カモメはどこまでも」や「ホタル」など飛ぶものも多いです。

イメージとして「今までを超えていく」っていうのが強くあったアルバムなのかなという感じがします。すごく挑戦的な内容だし、「今」というタイトルの曲もある。「メモリーズ」を「カスタム」するっていうのも面白い。

 

 

みなと(41thSg『みなと』・15thAl『醒めない』収録)

醒めない(通常盤)

醒めない(通常盤)

 

 新しめの曲を。ということで連ドラの主題歌にもなった「みなと」

 

これは何がいいってメロディがいいですよね。流れが美しすぎます。

サビが二段階に分かれていて、前半は淡々とAメロの続きのように歌うのに、後半でぐっとメロディの高さを上げてきます。

サビの前半は思い出なんですよね。

でも後半は「君ともう一度会うために作った歌さ」「大事な歌さ」っていう、曲に込めた決意だったりします。そこでぐっと音が上がることで印象がだいぶ変わる。決して難しい歌詞じゃない分、このちょっとした工夫がなんでもない歌詞を引き立てます。よくできてる。

 

歌詞は完全に「待ち人」視点の歌ですね。

待つ側の途方も無い不安と、去った人との約束や思い出を噛みしめるというシンプルながらもしっかりと情景を思い浮かべられる曲。

スカーレット(15thSg『スカーレット』・8thAl『フェイクファー』収録)

フェイクファー

フェイクファー

 

 一番好きと言っても過言ではない曲です。

この構成、この展開の曲を大ヒットさせる草野マサムネのおそろしさ。

もちろん、めちゃくちゃいい曲なんだけど、わかりやすいサビがあってという感じではないし、地味というか、普通に出してヒットする曲では無いとおもうんですよ。タイアップもあったし、「チェリー」や「渚」のあと(「渚」もすごいんだけど)っていうタイミングもあったとは思うんですけどそれを大ヒットさせてしまうというのもすごい。

 

なんというか、恋愛の全てが言い表されているような感じがする歌詞です。

恋愛という名の小さなともしびを、様々な感情に惑わされながらも、がんばって消さずに守っていくよ、という歌詞。

シンプル、だけど絶対に書けない。

このシンプルさを無敵にしているのがやっぱり草野さんの独特のメロディ。シンプルでもチープさはなく、心にじんわりと残る不思議な感覚。ここまで削ぎ落として表現できるのもスピッツというバンドのタフさなんだろうなと思います。

 

けもの道(9thAl『三日月ロック』収録)

三日月ロック

三日月ロック

 

最後は明るく!ということで「三日月ロック」から「けもの道」を。

この曲もライブでは必ずと言っていいほど演奏される曲です。初っ端の歌詞「東京の日の出すごいキレイだなあ」の「東京」をライブする地名に変えることでおなじみ。

 

スピッツにはめずらしい「応援歌」で、本当にめずらしく露骨に「未来」のことに歌った曲です。

いっぽうでスピッツらしいなと思うのが「可愛いつもりの みにくいかたまり」みたいな歌詞。夢の言い換えなのか、夢を追う自分自身の言い換えなのか「まだ赤ちゃんだよ」というように言われているような気がします。

「あきめないで」「怖がらないで」とただ励ますだけじゃなく、目の前に広がっている様々な選択肢を提示するような、「あまりに青い空の下」という歌詞。この一言で、なんでもできる、無限。それくらいの自由さを感じられる爽快さがあります。

 

「フレフレフレ」まで歌っていて、これだけはっきりとした応援歌なのに、あくまでもタイトルはそれを困難に感じさせる存在である「けもの道」なのも、一筋縄ではいかないというか草野さんのセンスだなぁとおもいます。

 

まとめ

スピッツはいいぞ。

 

ぶっちゃけ10曲とかには絞れず、もっといい曲もたくさんあるし紹介したいのですがきりがなくなるのでこのくらいで。

たまにはディズニー以外でもこういう趣味の話をしていければいいなぁと思います。

 

よかったら是非聞いてくださいね。

 

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