その昔、こんな記事を書きました。
その後、帰国してからディズニーチャンネルを見るようになると、WDAS作品よりも版権料が安いのかなんなのか、かなり頻繁に放送されるディズニー・トゥーン・スタジオ作品。
そしてディズニー+の登場により、さらに作品へのアクセスが容易になった現在。
この度新たに観た作品も結構溜まって来たのでちょいちょい感想を投下していこうと思います。
前回ディズニー・トゥーン・スタジオとさらばしてから、かなりの年月が過ぎていますが、一応続編です。
ぶっちゃけ、下書きに眠っていたネタの消化月間だよ!
目次
- 目次
- わんわん物語 II
- シンデレラ II
- シンデレラ Ⅲ 戻された時計の針
- ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの
- くまのプーさん ザ・ムービー/はじめまして、ランピー!
- リロ・アンド・スティッチ2
- 史上最強のグーフィー・ムービー/Xゲームで大パニック
- まとめ
- おすすめ記事
わんわん物語 II
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『リトル・マーメイドⅡ / Return to the Sea』と同じ構造を持つ「二世の逆転構造」で作られている映画。
野良犬を卒業したトランプとレディの息子のスキャンプが主人公。
家犬が野良犬に憧れてしまうストーリー。
『わんわん物語』が「冒険よりもお家が一番」な保守的な映画になっているので、
『Ⅱ』でその呪縛から解き放たれて外を目指していくというのは現代的でリベラルな流れとしては正しくもあるんだが、オチ的には「別にそこまで深く意識して映画を作ってませんでした」感をひしひし感じるというなんか惜しい映画。
このころの続編は結局、親の選択を否定しない方向に走るのだよな。
つまらない印象はないんだけど、めちゃくちゃ面白い印象もない。
元野良犬のトランプが野良犬界では伝説の犬になっているみたいな話はディズニーアニメファン的にはアガる。
オススメ度:★★★☆☆(星3つ)
シンデレラ II
『シンデレラ』のその後を描く3本立てのオムニバス。
1本目のシンデレラがポジティブというか、開き直りのカラ元気で引く。
これは同じことをもっと高いクオリティで『ちいさなプリンセス ソフィア』とかでやっているので、いろんなしがらみを受け入れて皇族に入ることを決意した大人の女性がやらないでください。
あ、普段は押し殺している保守的思想が出てきてしまった・・・。
2本目のアナスタシアの話がすごいいいので、観るのはこれだけでもいいです。
3本目のジャックの話は正直よくわからん。
オススメ度:★☆☆☆☆(星1つ)(アナスタシアの話だけ星3つ)
シンデレラ Ⅲ 戻された時計の針
What if...?ってやつです。
チャーミング王子が格好いいという意味で『シンデレラ』の映画に奥行きを与えたかな、という評価ができます。
話自体はなかなか面白いものの、『シンデレラⅡ』のアナスタシアの物語が良かっただけに別バースの話みたいになってしまった悲しさはある。
パン屋の彼もエンディングに出てくるには出てくるが、3作合わせて1本の話として観るにはちょっと難しいかな。
フェアリーゴッドマザーの魔法の力は杖が全てなんですか。
杖があれば誰でも魔法が使えるんですか。
杖がなければ無能なんですか。
深まる謎。
オススメ度:★★★☆☆(星3つ)
ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの
以前紹介した『くまのプーさん 完全保存版Ⅱ/ピグレット・ムービー』が良作であるとするならば、『ティガー・ムービー』は超傑作です。本当に泣く。
作画はおなじみ日本のウォルト・ディズニー・アニメーション・ジャパンで作られ、「くまのプーさん」シリーズ最後のセル画アニメとなったらしい。
ティガーの勘違い超解釈によって生まれた誤解を、みんなで優しい嘘にしてしまおうというところから、悲しい展開そして和解へとつながる話。
よくあるっちゃよくある話なんだが、これまで「くまのプーさんらしい空気感」を作るための「照れ」みたいなものを取っ払って、泣かせに来た感じがすごい。ドラマティックなプーの映画。
作曲に、ほぼ引退みたいな感じだったリチャード・シャーマンが帰って来てくれており、いろんな表情の音楽を聴かせてくれるのも本作のいいところ。
2000年代ということもあって、『リロ・アンド・スティッチ』や『トレジャー・プラネット 』『ラマになった王様』などに先駆けて「疑似家族」のテーマを大々的に打ち出している先進的で今後普遍的になっていく作品。
しかもこれをディズニーの伝統である「プー」でやったのがすごいんだよ!
また単独記事もいつか書くね。5年後とかに。
オススメ度:★★★★★★★★★★(星10個)
くまのプーさん ザ・ムービー/はじめまして、ランピー!
『くまのプーさん』だけど、主人公はルー。
冒頭のナレーションがいつものおじさん声ではなくプーの声という珍しい導入。
エレファント(ゾウ)の言い間違いヘッファランプ(ズオウ)のランピーが登場するため、ルーは仲良くなれるも、プーたちが誤解して恐れまくるというありそうな展開。
異形への恐怖と誤解が多様性を否定し、混乱と争いに陥れる、というメッセージを描こうと思ったかどうかはわからないけど、「他者を理解し受容していくことは大事だよね」っていう当たり前のことが描かれています。
子育て世代に観て欲しい内容。
子供は勝手に成長する。けど、母親って偉大。
オススメ度:★★★☆☆(星3つ)
リロ・アンド・スティッチ2
かなり昔に観たんだけど断片的な記憶しか残っていない。
スティッチに異常が起きて「悪い子」に逆戻りしてしまうお話。
エルヴィス・プレスリーゆかりの地巡りが面白かった記憶はある。
結末がマジで思い出せないけど、
1本目が好き過ぎてずっと避けて来た『リロ・アンド・スティッチ』の続編だったけど
そんなに悪くないかな、と思ったような気はします。
でも覚えてないのでたぶんつまらなかったんでしょう。ちーん。
オススメ度:★★★☆☆(星3つ)
史上最強のグーフィー・ムービー/Xゲームで大パニック
これはねぇ・・・ロクサーヌ差し置いて大学デビューしようとすんなよとちょっと思ったかな。
日本の大学生活も、あんまりエンジョイできなかったタイプの人間だから
アメリカの大学行ってもそうなんだろうけど、アメリカの大学楽しそうでいいなーとか思ったりした。
憧れの大学生活で大学デビューしようと画策してたら親父が大学にやって来て先生に恋し始めたらマジで辛いよな。それはマックスに同情する。
監督とかスタッフが前作からごっそり変わっていて、カートゥーンとして面白くなくはないけど『グーフィー・ムービー』1作目の方がメッセージ性とかそういう意味で味がある作品だったかな。前作は劇場公開作品だったし、そういう意味で気合の入り方が違う。
劇中で流れる曲が結構良かった印象あります。
オススメ度:★★★☆☆(星3つ)
まとめ
とりあえず僕が言いたいのは『ティガー・ムービー』を観てくれ、ってことです。
ディズニー+でトゥーン・スタジオ作品もかなりアクセスしやすくなったので、
どんどん観ていきたいですね。
『ポカホンタス2』とか、『ポカホンタス2』とか、『ポカホンタス2』とか。
まだまだ隠れた名作が眠っている穴場な気がするよ。
あと地味に何度か飛び飛びで観ている『アラジン ジャファーの逆襲』とかもいい加減ちゃんと見直したい。毎回邪魔が入るか途中で寝てるんですよね。
というわけで、何年後になるかわかりませんが、
ぜひ「その3」をお待ちください。