今週のお題「おかあさん」
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はてなの今週のお題が「おかあさん」だそうで。
(はてなには「おかあさんへ」がテーマなのか「おかあさん」がテーマなのかはっきりして欲しい)
もうすぐ母の日ということもあり、ウォルトディズニージャパンも「母の日にディズニーのソフトを贈ろう」という展開もしています。
明後日(5/13)は、#母の日
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) 2018年5月11日
いつもありがとう❗️毎日がんばるお母さんへ楽しいひとときをプレゼント✨ https://t.co/XYjmi7oNU3#プーさん #わんわん物語 #こころを動かす贈りもの pic.twitter.com/C7IY6gRXR5
プーもわんわん物語もあんまし母親カンケーないんだけど。
母の日的なチョイスでプーであえて作品を選ぶなら、プーたちとカンガ&ルー親子が初めて出会うストーリーがあるピグレットムービーをお勧めします。
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くまのプーさん/完全保存版II ピグレット・ムービー [DVD]
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こんな感じで、公式が「母の日にプレゼントしよう!」というわりにはそれっぽいチョイスをしてないので、僕なりに「母の日に贈りたいディズニー作品」を7本選んでみました。
僕と母の個人的な思い出をブログに書いても、それが面白いかどうかはまた別の話なので。はてなのスタッフが期待してるお題のテーマとはズレるかもしれませんが 笑
とはいえディズニー作品って意外と「母親不在」の作品が多いんですよね。
いるにはいるけど、継母だったり(「白雪姫」「シンデレラ」「塔の上のラプンツェル」)
冒険心を煽るためだったり、主人公の宿命を強調するために父親の存在を強烈に描いて母親の存在感を薄くしたり・・・。
なので、まぁまぁこじつけ的ではあるのですが、よろしければこれを機に参考にしてみてください。
余談ですが、僕は基本的に母の日にはチョコレートとかハンドクリームとか、消費物を贈ります。
目次
メリダとおそろしの森
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ぶっちゃけいうと、母の日映画はこれ一択ですよ。
ほんで父の日映画はもちろん「ファインディング・ニモ」一択なのでピクサー万々歳です。
しょっぱなから馬をかけ弓を射ってメリダのテーマソングが流れる爽快感。
赤毛でボサボサ頭のプリンセスが婚約問題で母と喧嘩して、森の魔女に「母(の性格)を変える」魔法を頼んだところ「母を(熊に)変える」魔法が発動されてしまい、さぁ大変!・・・という内容。
娘の「一人の女性としての自立」的要素、意見の食い違いからくる「母は自分を愛していないんじゃないか」という疑問、意図せず熊に変身してしまった母を元の戻すための冒険でメリダと母・エリノア王妃は絆を取り戻します。
ピクサースタジオ初の女性主人公、かつプリンセスを題材としたフェアリーテイルものという大冒険。これだけ見ると「いかにもディズニーナイズされてしまった作品」かと思いきや、当のプリンセスであるメリダは王子様に一切恋をしないし、堂々と弓矢対決で他者を打ち負かす、めちゃくちゃ強いプリンセスなのである。
壮絶なバトルシーンはあるものの、物語の根本テーマは「母娘愛」を徹底して貫いているので楽しみやすく、親子の森での冒険シーンやクライマックスでのキャラクターの感情表現には心を揺さぶられます。全編にわたってハッピーなディズニー映画のイメージとはちょっと違い、RPGのような伝説が鍵を握るダークファンタジーとしての要素が強いのも特徴。
ストーリー的には多少とっちらかった感じがしないでもないですが、それでもある程度高いクオリティが維持できるのはピクサースタジオのシステムの強さだと思います。
その分他の作品が強すぎて地味な印象が強くなるのだけど・・・。
世界的にはこの戦う女性プリンセスが大いに受け入れられ、アカデミー賞長編アニメ映画賞も受賞、世界的に大ヒットしたのですが、日本ではAKB48の大島優子が声優を務めた結果、大いに反感を買って(別にそれだけが原因じゃないとは思うが)大コケしました。AKBオタも結局そんなに繰り返しは見に行かなかったんじゃないかな、見に行っても別に握手できないし。
ダンボ
「母の日映画」ディズニースタジオ代表は「ダンボ」です。
まぁ見たことある人はわかるでしょうけどダンボってかなり切ないんですよね。
サーカスの雌ゾウ、ジャンボの元にやってきた赤ちゃんゾウ、ジャンボ・ジュニアは耳が大きすぎて他のゾウたちに「ダンボ(まぬけ)」と馬鹿にされます。
ある日サーカスに遊びに来た子供たちがダンボをいじめるのに怒り狂ったジャンボは大暴れして子供たちにお仕置き、ジャンボは人間たちから「狂ったゾウ」として牢屋に入れられてしまいます。
生まれて間もないにも関わらず母親と隔離され、他のゾウからも無視されいじめられるひとりぼっちのダンボは、ねずみのティモシーに励まされ彼らを見返そうと努力する・・・というお話。もう涙なしには見れない。
中盤で隔離された親子二人が柵越しにひとときを過ごすシーンで流れる子守唄「私の赤ちゃん(ベイビー・マイン)」は初期ディズニー屈指の名曲です。
その直後に流れるサイケデリックな「ピンクのゾウ」シーンとのコントラストがすごい。狂ってる。
基本的にはいじめられっ子(かつ、おそらく障がい者的な暗喩を含む)ダンボのコンプレックスを武器にしたサクセスストーリーとして一本筋が通っているのですが、その背景には愛おしい母親の存在があるのです。おもしろいよ、ダンボ。
ピーターパン
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「大人になってからこそ見るべきディズニーアニメ」代表作とも言えるのがこの「ピーターパン」
誰もが子供の頃はウエンディで、ジョンで、マイケルだった。
ピーターパンを主人公とした「ずっと子供のまま」のヒーローの冒険ストーリーとして楽しむのではなく、ウェンディを主人公として「大人になることを受け入れる」成長ストーリーとして観るのが大人になってからの楽しみ方。
ウェンディはピーターパンに任命され「迷子たちのおかあさん」として、物語の語りきかせの役をもらいネバーランドへ行く。そしてジョンやマイケル、迷子たちに「お母さんの存在」を改めて思い出させる。
彼女がネバーランドで感じた「ずっと子供のままでいることの問題点」は、そのまま彼女自身の自己の確立に貢献している。
ネバーランドでは「おかあさん」という存在は忘れ去られ、女は「あかちゃんおんぶ」や「薪を持ってくる」などと軽視され、当の女性たちもピーターパンの興味を引くことに躍起になっているのだ。
物語や冒険は大好きだけど、このままだと「野蛮な人になってしまう」と危機感を抱いた彼女はネバーランドを出て「大人になる」ことを決意する。
そこに理想の女性像として彼女が抱いていたのは自身の母親であることは間違いないだろう。優しく、美しく、知性があって、物語を語り聞かせるユーモアもある。
彼女が歌う「おかあさんの曲」は、そんな彼女の成長と、母親への想いを垣間見ることができるワンシーンである。
そして帰宅した彼女は「もう大人になってもいい」と宣言する。
彼女に「大人になること」を強要した父ダーリング氏は、空に浮かぶ船の雲を見て童心に帰る。
「大人になること」と「子供でいること」の絶妙なバランスが、このディズニーの「ピーターパン」を傑作たらしめている。
これ書いてる途中で止まらなくなってきたので今度「ピーターパン」だけで1本記事書きますね。
(追記/2018.05.15)
公式見解です
To all the wonderful mothers out there...Happy #MothersDay! ❤️ pic.twitter.com/VtG4ag4VQF
— Disney Movies (@DisneyMovies) 2018年5月13日
(追記)
個別記事を書きました。
シンデレラ(2015年実写版)
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シンデレラ実写版はオリジナルのアニメ版「シンデレラ」が母親不在だったところから一歩前進しました。
そもそもアニメ版「シンデレラ」は母親の不在が妖精のおばあさん(=フェアリーゴッドマザー) が代役を得ることによって成り立っていたのですが、ヘイリー・アトウェル演じるシンデレラの母の死のシーンやセリフを加えることによって、よりフェアリーゴッドマザーが現れる必然性や、シンデレラ自身の心の美しさを際立たせる演出となりました。
母親不在、どころか家族不在の状況で彼女が芯を持って強く生きられたのは魔法の力でもなんでもなく、愛する母親の言葉の支えがあったからというのは泣けます。
いささか説明的すぎる気がしないでもないが・・・。
王子の付き人が黒人だったり、舞踏会に着物をきたジャパニーズプリンセスがいたり「時代考証無視」だとか「むちゃくちゃ」とか批判したがる人たちもいるわけですが「そういう批判をする人たちをそもそも相手にしてない」完全にファンタジーに振り切った作品ってところが好印象です、僕は。
こんなにも手垢のついた物語を、こんなにもベタベタな演出で堂々とやって、なお面白いのが今のディズニー映画。アニメ版「シンデレラ」がより好きになるし、重ね重ねいい映画を作ってくれたなと思います。
完全に個人的な感想だけど実写版「美女と野獣」よりも好きですね。
そしてリリー・ジェームズは美しい。
ルイスと未来泥棒
趣向を変え「より多様な家族をもつ人々へ」というテーマで。
この作品はあまりみなさん見ていない気がするので、物語の核心には触れません。
主人公は母親を知らず孤児院で育てられた少年ルイス。
発明が大好きで色々なガラクタを作っていた彼は、未来から来た少年ウィルバーに「君の発明が狙われている」と警告を受ける。一向に話を信じようとしないルイスに対し、
ウィルバーは彼を未来の彼の家へと連れて行く。
奇妙な彼の家族に受け入れられたルイスは、次第に彼らと一緒に過ごしたいと思うようになるが、ルイスの発明品を狙う山高帽の男との戦いや、それ以上の重大な秘密を知って・・・というお話。
これは前半の「意味不明なずっと謎パート」でひたすら振り回されたあと、と後半の「ひたすら答え合わせパート」でみるみる疑問が解消されていく作りになっています、後半のスピード感が脅威でめちゃくちゃおもしろいので、前半わけわかんなくても投げ出さないでください 笑
物語中、ルイスは孤児院で里親に受け入れてもらえず「記憶の中にいる産みの母親」に会おうと「記憶を見る装置」を発明するのですが、未来から来たウィルバーの家族とのふれあいで、だんだん考えを変えてゆきます。
血の繋がりだけが本当の家族じゃない。
マイナー作品ですが、いろんな形の家族が増えている今だからこそ、こういう作品もきちんと知ってもらいたいですね。
プリンセスと魔法のキス
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ディズニー初の「アメリカ出身」「黒人プリンセス」そして「恋愛よりも仕事優先」「行動不能な王子を差し置いて一人でヴィラン退治」という4拍子揃った最強すぎるプリンセスです。
しかもムーラン、メリダ、エルサ、モアナのようなガチバトルな戦闘型プリンセスではなく、知恵で相手を負かすタイプのプリンセスなのでストーリー全編にわたって感情移入しやすい存在。
前述の通り「恋愛よりも仕事優先」なのだけど、そのきっかけが「夢を叶えるためには努力が必要」という父の言葉によるもの。そのため彼女は忙殺され心に余裕がなく、一度の失敗で心が挫けてしまう。
この作品も実写版「シンデレラ」同様、序盤に語られる「母の言葉」がキーポイントとなります。彼女の言葉によりティアナはヴィランの誘惑から抜け出し自分を見失わずにすむ。
父の「努力が必要」という言葉も、母の言葉と合わさってより深みを増し、一方で王子であるナヴィーンの心の変化により、父の言葉も決して間違いではないことが証明されます。
本当にいい作品なのでみんな見て欲しい。
ディズニープリンセスでありながら、日本での知名度の低さゆえか、日本で行われた「POWER OF PRINCESS ディズニープリンセスとアナと雪の女王展」で堂々と存在を黙殺された黒歴史は今後一生言い続けていきたい。一生許さない。
もうなんていうか頼むから「プリンセスと魔法のキス」を見てくれ。
むしろblu-rayを買ってくれ。
きつねと猟犬
最後はこれ。「きつねと猟犬」
こちら基本的にはきつねのトッドと猟犬のコッパー、「狩る側と狩られる側」のすれ違う友情の物語なので「なんで!?」って思うかと思いますが、トッドの飼い主であるトゥイード夫人とのシークエンスに母親を重ね合わせるとそれはもう泣けます。
子供のいない、年寄りの彼女にとってはトッドこそが愛すべき息子であり、心の支えなので、ストーリーの渦中彼女がトッドを手放さなけれならないシーンは感涙もの。
そうでなくても心がズッタズタになるシーンの連続で、けっこう大人向けな作品なのでディズニー作品だからと甘く見ていると、きっと度肝を抜かれると思います。是非とも一度は見て欲しいです。
メインストーリーの引き裂かれる友情は、さながらガンダムSEEDやコードギアス的な部分もあるので、そういうのが好きな人にはおすすめかもしれません。知らんけど。
まとめ
「母の日に贈りたいディズニー映画7選」どうでしたしょうか?
最初に書いた通り、ディズニー映画は、割と父の存在が強調されていたり、母親がおまけ的存在だったり、母親的存在がヴィランだったり・・・というのが多くなかなか苦戦しました。
いやもうほんと母の日関係なく、基本的には全作見て欲しいのが本音です。
「この映画はどう?」とか「実際に母に贈ってみました」とかいうコメントもお待ちしていますので、是非是非。
僕もまだまだ知らないディズニー映画が多いので、今後も見続けます!
ディズニー映画はいいぞ。