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世界を旅するDオタの旅行記/映画レビューブログ

2018年公開のディズニー映画を振り返る

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2017年の末にこんな記事を書いていたのですが、忘れてました。

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これそういえば当時としては結構伸びたんですよ。

もうとっくに2019年3月ですが、せっかくなので2018年の分もやります。

2018年公開のディズニー映画は多分全部観た・・・はず・・・。

「メリー・ポピンズ リターンズ」の公開が日本では2019年に流れているので2018年制作は10本ですが9本公開になります。

 

目次

 

ブラックパンサー/Black Panther(MARVEL)

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 (米国公開日2018年2月16日/日本公開日2018年3月1日)

 

年末公開の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の興奮も冷めやらぬ2月にカナダの映画館で。

 

当時は『ブラックパンサー』の映画の中でソウルストーンが示されるかも・・・という予想を立てた人が多かった中、他のMCU映画とのクロスオーバーはそこそこに、キッチリとオリジンの映画として、しかも政治性の深いメッセージを含んだ内容でびっくり仰天しました。まさに「愚者は壁を作る」んですよ。聞いてるかトランプ。

まさかアカデミー作品賞ノミネートまでいくとは全く思わなかったけどね。

それでも賞賛に値する内容で、キャラクターへの感情移入もワカンダ王国のエキゾチックな雰囲気も最高だった。そして韓国!羨ましい!!!

 

陛下のアクションだけは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のほうがすごい体術感あってよかったかな。

 

リンクル・イン・タイム/A Wrinkle In Time(Walt Disney Pictures)

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 (米国公開日2018年3月9日/日本公開なし)

 

カナダにいたので公開日に見てきたのですが、わけわかんなかったこと以外覚えてません。

内容もアレながら、興行収入的にも大爆死です。

 

 一方黒人女性の監督・主演ということでジェンダーフリーかつ人種フリーな制作環境からそっち方面での評価はされています。メキシコ系のマイケル・ペ〜ニャも出てるよ。

でも内容がついてこないと、ねぇ。

 

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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー/Avengers : Infinity War (Marvel)

 (日米同時公開2018年4月27日)

奇跡の日米同時公開はこの作品のみ。

こちらは劇場で3回観ました。

もうMCU総決算のクロスオーバー全力投球。まさかの主人公がサノスという構成に気付いた時にはひっくり返ってしまった。

ニュースで2部作と散々言われてたし、旧タイトルがInfinity War Part.1/Part.2だったので、引きで終わるんだろうなぁとは思っていたけど、まさかあんな終わり方するとは・・・。

 

個人的に2018年ベスト2の映画ですね。

エンドゲーム楽しみ。

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ハン・ソロ/スター・ウォーズ ストーリー/Solo : A Star Wars Story (Lucasfilms)

(米国公開日2018年5月25日/日本公開日2018年6月29日)

 

「最後のジェダイ」で一部スターウォーズファンに反感を買ってしまったために興行的に爆死してしまった初めてのスター・ウォーズ。

これにより続編、スピンオフ「ケノービ」などがキャンセルとなってしまうしょっぱい展開になってしまいましたが、ルーカスフィルムから「映画は急がずゆっくり作ります」発言が出たことはよかったかな。「最後のジェダイ」は好きだけど映画の構成とか甘々な部分があるのは多くの人が指摘する通りなので。

 

また「ハン・ソロ」自体の内容はボイコットしためんどくさいSWファンこそ見るべきなマニアックな内容で、かつ初めてスターウォーズを見る人でも楽しめる内容で面白かった。フォースもスターウォーズも出てこないけどね。

 

ドロイド(ロボット)が女性でリベラル思考というのも、いかにもディズニーっぽくて笑っちゃった。

 

 

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インクレディブル・ファミリー/Incredibles 2 (PIXAR)

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(米国公開日2018年6月15日/日本公開日2018年8月1日)

 14年ぶりの続編ということで、興行収入でアニメ映画の記録を塗り替えてしまったすごい作品です。

そりゃ、14年も経てば当時の中学生に子供ができて、親子3代で観ててもおかしくないもんね・・・!

 

しかしながら所謂「ポケモンフラッシュ現象」のような事態も起きており、まぁ〜ちょっとケチのついた作品だったかな。

 

映画としてはブラッドバードらしく、「好き!」を詰め込んでキャラクターを丁寧に描くやりかたで、非常にエンターテイメントに溢れた映画でした。一方で前作の「Mr.インクレディブル」と同じようにヴィランが投げかけたヒーローに対する問いのようなものを基本的に放置して終わるので、そこらへんも変わらず甘いよね・・・という感じ。

「あの物語のその後」を描いたという意味では続編なんだけど、前作を踏まえての心境の変化とかそういう内面的な成長をさらっと流しているのも惜しい点。

 

ジアッキーノ作曲のヒーローテーマソングが好きすぎるのと

あと同時上映の「Bao」が良すぎです。

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アントマン&ワスプ/Ant-man and the Wasp (MARVEL)

アントマン&ワスプ 4K UHD MovieNEX(3枚組) [4K ULTRA HD+3D+Blu-ray+デジタルコピー+MovieNEXワールド]

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(米国公開日2018年7月6日/日本公開日2018年8月31日)

 

好きな映画!!

みんな「インフィニティ・ウォー」でそわそわしてるところ、壮大なクロスオーバーを期待しているところに、この手のひらで踊らされているようなサラッとした映画!!笑

「『インフィニティ・ウォー』?いやこの映画『アントマン』だから」と言わんばかりのどっしり構えた単独作品で、超〜〜よかった。

「最後のジェダイ」もそうだけど、こういう期待の裏切られ方が好きなのかもしれない。

ヒーロー映画っていうかヒーローコメディでしたね。

ヴィラン不在の誰もがホッとするファミリー映画でもあり、今後を期待させる映画でもありました。

 

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プーと大人になった僕/Disney's Christopher Robin (Walt Disney Studio)

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 (米国公開日2018年8月3日/日本公開日2018年9月14日)

 

WDWのディズニースプリングスで1回、帰国してから吹き替え版で1回観ました。

 

2018年のベスト1位で〜す。

もともとプーへの思い入れが強かったので不安もあったのですが、完全に吹き飛ばされ、思い入れがプラスに作用して最高の映画だと思えました。

 

多分他の人には「そこそこいい映画」止まりなんだろうけど、プーへの思い入れと過去作を知っているだけで感動が全然違いますよ。

 

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くるみ割り人形と秘密の王国/Nutcracker and the Four Relms (Walt Disney Studio)

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(米国公開日2018年11月2日/日本公開日2018年11月30日)

 

こちらも興行的には爆死した作品です。

う〜ん、いい映画なんだけど、手堅くまとめただけのインパクトのない作品だったかなぁ。オチも読めちゃうので。

 

主演のキーラ・ナイトレイがこの映画の宣伝で出たトーク番組でなぜか過去のディズニープリンセスを批判してしまったり、バレエダンサーのセルゲイ・ポルーニンがLGBT差別でバレエ界追放されたり曰く付きの作品になりました。

 

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シュガーラッシュ:オンライン/Ralph Breaks the Internet (Walt Disney Animation Studio)

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(米国公開日2018年11月21日/日本公開日2018年12月21日)

 

 D23 EXPOで映像見たときは興奮しまくってたのですが、だんだんテンションが落ち着いていき、映画見る直前にはなぜかほぼほぼ期待値がゼロに近づいていたため、かなり純粋に楽しめました。

前作『シュガー・ラッシュ』で培った友情をさらに発展させてラルフにもヴァネロペにも前進させる手法は『ファインディング・ニモ』か!と思わせられるような手法でした。

 プリンセスたちとのクロスオーバーも、ただのサービス的内容ではなくヴァネロペの背中を押す出来事として描かれていたのも個人的には関心してしまった。じゃなきゃやる意味ないもんね。

 

全体的に俗っぽいっちゃ俗っぽい内容なので「歴史に残る映画か」と言われればNoだけど、プリンセスの価値観を「ディズニー長編として」一新した点、ディズニーっぽくない友情のあり方を改めて提示した点は評価できるので概ね満足な作品です。

Ralph Breaks the Internetという原題も『シュガーラッシュ:オンライン』というタイトルもどっちも気に入らんけど。

 

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まとめ

2018年のディズニー的な大きな動きとしてはやはりジョン・ラセターの退職がかなり大きいですかね。

ディズニーアニメーション、ピクサーのどちらの指揮も取っていたような人物なので、今後の作品制作にどれほどの影響が出るのか未知です。

『シュガーラッシュ:オンライン』に納得していない人はもう影響が出ていて黄金期は終わった、とまでいう人もいますが、僕個人は『シュガーラッシュ:オンライン』もよかったので保留かな。ただし次が『アナと雪の女王2』ピクサーが『トイ・ストーリー4』なんだよなぁ。

 

実写リメイク/続編は結構調子いいのにオリジナル作品が2つともコケたのでちょっと不安でもあるよね。

『アルテミスと妖精の身代金』はケネス・ブラナー監督なので手堅くいくでしょう。手堅すぎて『くるみ割り人形』みたいにならなければいいけど。

 

マーベル熱はなんか気持ち的にかなり落ち着いてきてしまった感がある。

来週『キャプテン・マーベル』公開なのできっとすぐ燃え上がるんだろうけど、『アントマン&ワスプ』からちょっと間が開きすぎたなという感じ(普通のシリーズ物なら信じられない公開間隔だけど)

 

『ハン・ソロ』以降の様々な作品のキャンセルは残念だけど、正直ルーカスフィルムが悪いところも多大にしてあるので何もいうまい。

『ハン・ソロ』の続編キャンセルが決まった時にキャスリーン・ケネディが「『ハン・ソロ』続編企画は死んだ」って表現したのは普通にマジギレ案件でしたけどね。

もうスターウォーズ関連の諸悪の根源はケネディだと思うことにする。監督たちはよくやってるよ。

『ハン・ソロ』でルーカスフィルムともめて監督辞退したフィル・ロードとクリス・ミラーが『スパイダーマン:スパイダーバース』でアカデミー賞取れたのはせめてもの餞かな。

 

2019年のディズニー映画も豊作でありますように。