前回の続きです。
多分みんなの期待通りにはならないから、気持ちいのは私だけ。
目次
放送大学ってこんな感じ
僕もよく知りませんが、一応放送大学ってこんな感じです。
授業はテキストが送られてきて、BS(CS?)とかラジオとかインターネットで配信されている授業を好きなペースで見進めて、途中で一回「通信指導」(提出課題)を挟み、学期終わりに単位認定試験を受けます。
昔は単位認定試験も時間と場所が決まっていて、各地域のセンターみたいなところに集められて一斉試験だったのですが、コロナ禍でそれがなくなり現在は基本的に全てWEBで期間中好きな時間に受けれる試験が行われるようになりました。
一応、授業形態にも種類があり、ラジオやTVやインターネットで好きな時に授業を受ける「放送授業」と、決まった時間にライブ配信にアクセスして授業を受ける「オンライン授業」それから各地域のセンターに集まって授業を受ける「対面授業」などがあり、それぞれ何単位取得しなくては卒業できない、みたいな要件も決められています。
(興味なさすぎて全く調べてませんが、「ゼミ」とか「卒業論文」とかも選択できるみたいです)
私は1学期(23年秋学期)「放送授業」しか取りませんでした。
理由としては、編入で既取得単位について調べていた時に、ブログで記録してくれていた全ての人が「対面授業」の必要単位数を認定されていたから。
そもそも放送大学なので「対面授業」の卒業要件の必要単位数は多くないです。
だからワンチャン大丈夫だろうと、仕事しながら対面授業なんて受けてる暇ねぇと、全部「放送授業」にしました。
放送大学生は「学割」対象
東京ディズニーリゾートは春キャン(春のキャンパスデーパスポート)の割引を廃止しましたが、放送大学生はれっきとした学校法人なのであらゆる学割が受けれます。
(ただし通学を必要としないため、学割定期は発行できません、チェッ)
ただ、もちろんまずは学生証の発行が必要となり、そのためには自身が入学時に登録した地域の学習センターまで取りに行く必要があります。
もちろん郵送も対応していますが、別に遠くないし、仕事で途中まで定期券もあるし、息子のお散歩がてら行くことにしました。兵庫学習センターこと神戸大学まで。
バス乗らず、息子を乗せたベビーカーを押しながら行ったけど、マジで後悔した。
神戸大学って六甲山の山の上にあるんですよね。
高校時代受験して見事に惨敗したので、オープンキャンパスとかと合わせて数回行ったことはあったんですが、それも10年以上前。こんなに大変とは。
あと、普通に坂が急すぎて、一歩間違えるとベビーカーは命の危険があるのでマジでオススメしません。
あと社会人が来れるように土日もセンターは開けてくれていますが、神戸大学の学食とか生協は普通に休みなので全然楽しくないです。
放送大学はれっきとした大学で、私もれっきとした大学生ですが、夢のキャンパス生活というものは存在しません。
そんなこんなで、学生証は手に入れることができました。
京都旅行では京都鉄道博物館を学割価格で入れましたし、引越しの際エイブルの仲介手数料学割も適用できました。そういえば映画ではまだ学割を使用してない・・・。
あとは学生証の効力があるうちに、学生であるうちに学割適用してMacを買い換えたい。なんならアドビCSとか入れたい。Apple WatchもいiPadも欲しいし、けど授業料も(他の大学に比べると破格の安さとは言え)それなりにかかるので今年の春は手が出ませんでした。くそう。
通信指導
通信指導はなんか、中間テストみたいな感じです。
試験内容が郵送で送られてくるので、それをマークシートで塗りつぶして返送してもいいのですが、WEBでおんなじ問題が受験でき即時で正誤がわかるのでWEB受験をおすすめします。
ちなみに、この「通信指導」に「合格」しないことには学期末の「単位認定試験」を受験する資格が与えられません。
昨年夏に正社員となり環境が変わって、ほんの数カ月でこの「通信指導」です。
そりゃ、序盤はゆっくり教科書を読み進めたり放送授業を聞いたりしていましたよ。
でも全然間に合わないし、集中して頭に叩き込む余裕はございませんでした。
そして「合格」せねば、学期半ばのこの時点で¥11,000×不合格科目数の損失・・・。
ただ、「通信指導」は(それが目的として正しいかどうかは別として)
「単位認定試験」と違い、事前に問題が送られてきたり、WEB受験も期間中であれば提出前に一時保存ができたり、正解を調べて回答することができてしまうシステムとなっています。(ただ、教科書で該当部分を探そうにも文章を読み解く力や計算力が必要となる場合は大いにある)
それに、ネット上にものすごく心強い情報を見つけたのですが
「通信指導」は「提出さえすれば不合格にならない」とのこと。
真偽不明なことと、さすがに0点だったら不合格じゃね?と思いながら
郵送されてきた通信指導を教科書と照らし合わせて解き(この時点でもう放送聞くのは諦めてはいる)解き終わったらネットから回答、提出という感じで進めました。提出したら即時で添削されるので、「まぁ多分落ちひんやろ」くらいの点数は取れていました。(だいたい8〜9割。低くても6割は取れた)
ほとんどが4択とかなんだけど、ただこの時点で「マジで嫌な設問の作り方するな・・・」みたいな教科がちらほらあり、だいぶメンタル削られました。あのあれ、自動車免許の学科試験みたいな・・・。皆様、教科選びは慎重に行いましょう・・・。
「通信指導」の合否はまた忘れた頃に発表されるのですが、こちら問題なく8科目全クリアでした。
「有」は単位認定試験の受験資格があるよ、ってことです。
編入時単位認定の結果
「その1」でお伝えした、過去在籍した大学の単位編入の結果が「通信指導」の合否の後くらいにきた気がします。忘れた頃に。(ちなみにこれは郵送でも届きました)
結果は
全62単位認定!!
ということで残り必要単位は62単位!
運命の単位認定試験
通信指導が合格となったのも束の間、個人的には何も進んでいないうちにそろそろ「単位認定試験」が始まります。
「単位認定試験」は郵送の問題冊子などは来ず、WEB受験ではありますがぶっつけ本番。
その代わり、そもそも現地受験でもそうだったらしいのですが教科書やノートの持ち込み、参照は認められています。
WEB受験なのでまともに受けなくてもバレない、といえばそうなのですが、正直「通信指導」の問題傾向から察するに、ググる程度では解けない科目を選んでしまった感がすごくありました。
ここで僕がやったのが「過去問全解き」
放送大学は学生向け公式WEBシステムWAKABAより、単位認定試験の過去問が過去2年分ダウンロードできます。(授業によっては都度リニューアルされて別の科目名に変わったりするため、その場合過去問はありません)
そのため、とりあえず履修している科目の過去問は全部ダウンロードして、教科書を見ながら解く、をやりました。
そんで、わからんところだけ放送授業を聞き直す(でもこれは統計学入門以外はほとんどしなかった)
これの良かったところは「2年連続で出るくらい覚えておいたほうがいい用語とかがわかる」「とりあえず教科書のどこに何が書いてあるかがなんとなくわかる」というところ。
本番で過去問そのままでなくても、教科書のどこを読めばいいかがわかるので、回答にたどり着きやすくなります。試験中教科書見ながら解くこと自体は問題ないのでこれでめちゃくちゃ楽になりました。
結果と感想
結果から先にお伝えします。
全て合格!!フル単!!
しかも評価もAもしくはA丸(A+的な)
めちゃくちゃ疲れたので、成績良くてテンションは高いけど、別に楽ではなかった・・・。ひとまず目標の1学期フル単は達成しました。
以下、各科目の感想(うろ覚え)です。
- 雇用社会と法('21)
あんまり覚えてませんが、労働法に関するものだったのでそんなに難易度高くないというか、身近な感じはして解きやすかったような気がします。
テストも引っ掛けっぽい表現はありつつ、そもそも労働法にはわりと興味あるっていうのと、問題数も少ないのでじっくり解きやすかったという感想です。
- 国際経営('19)
いろんな企業の名前が出てきて面白い科目でした。正直授業は全然聴けてませんが、教科書だけでも面白かった印象。
下記の「経営学概論」でも内容かぶる部分とかもあったり、つながる楽しさはありました。
テストは4択なのに4択じゃないみたいな問題
「ア、イ、ウ、エ」の文章があって⑴全部あってる⑵ア、イだけあってる⑶ウだけあってる⑷アとウがあっていてイとエが違う・・・みたいな選ばせ方をしてくる問題があって、「そもそもどれがどれだよ?」と混乱させてきます。
あとわからんけど、1問だけ計算させたいんだと思う。
- 経営学概論('18)
教科書はわりとわかりやすく書いてある感じもします。
経済/経営学イキリになるための横文字とかいっぱい出てきてテンション上がりますが、人物名と学論の組み合わせの正誤とか覚えておかないといけないので、テストではそれが全部理解できていないとマジで詰みます。詰みました。
シュンペーターとかな。名前だけ聞いたことあるぜ(たぶんいつか勉強したこともあるぜ)
- ビートルズ de 英文法('21)
ラジオ授業はギターを引き出す先生がいたり面白かったですが、想像以上にハードというか、「合わない」授業でした。学んでる感がない・・・。
ビートルズ好きだし曲めちゃくちゃ知ってるし、英語も音楽も好きだから楽勝でしょ、と思ったけど、私は理論で音楽を好きになっているというより、感覚で好きになっているのだなと実感しました。テストも「それに正解はなくない?」みたいな問題が多くて苦戦しました、教科書に書いてなくてラジオでだけ言ってるのか?
英語って文法だけどこれはどっちかというと国語で、わりと現代文でした(例えね)。
- 経済社会を考える('19)
本当に正直これが何書いてあるかマジでわからんかった。いやわかるけど抽象的すぎるというか「どっちにも当てはまる」みたいな部分が多い中、4択で解釈を迫られるのめちゃくちゃ頭使う。無理すぎでしたので本気の人以外は取らないでください。
テストも一部問題は「全部読んで理解した前提」で問題出してくる感じがあって、範囲が広くて教科書の記述探すのがすごく大変です。
- 一般市民のための法学入門('23)
簡単なところもあり、入門編ではありますが、法学について真剣に学びたい人向けなので「言葉の解釈方法」みたいなところが中心で、当たり前だけど「知ってたらマウント取れる法学知識」とかではないです。つまらないし難しいから気をつけて。
- 社会統計学入門
テストに関してはガチで数式理解して解かないといけないのがキツかった・・・。その分一番真面目に解いた気もします。結果全範囲カバーするのは無理だったけど、1問だけ過去問になかったやつ出てきたので勘でやりました。
半分くらい言葉の意味の理解で、半分くらい計算です。計算だけど選択肢はあるので1/4にかけるのも一つの手です。
統計学は実際過去の大学でもやったはずだったけどすっからかんでした。
少なくとも高校数学今でも現役で解けるよって人以外は選ばないほうが無難です。もう一段階手前の入門編の授業もあるっぽい。
- アメリカの芸術と文化('19)
Dオタが楽しいのは3章ですが、逆にいうと知ってる内容でもあります。あとキューピーの話は興味深かった。
アメリカ文化を広告、映画、音楽、テレビ、ラジオ、テーマパーク、戦争・・・と比較的広く浅くやるので、全体で頭に詰め込むには時間かけないと難しいな、横文字覚えらんないな・・・と思わされました。そもそも「芸術と文化」「と歴史」なんだよね。米国史って世界史でもそこまで細かく切り取られないから私の前提知識として薄いわ。
他の科目がわりとガチガチの経済学とかで内容被りもある一方で、こっちはがっつりカルチャーなので頭の切り替えもちょっと難しかったです。
というわけで第2学期(2024年春)がはじまる
とまぁ、こんな感じで、思ったよりハードなような、思ったより楽というか安堵したような感じで無事フル単で第1学期を終えました。
今後は細かく近況報告できればな・・・くらいには思ってますが、どうでしょう。
ちなみに2024年春は以下の科目を取りました。
- 中国語 I ‘23
- 生活経済学’20
- 現代経済学’19
- グローバル時代の英語’22
- 情報セキュリティ概論’22
え、5科目やん!
はい1学期フル単でしたが思いました。「しんどい」と。
あと年明けから現在の仕事の繁忙により残業続き&体調崩しまくり、そして引越しによる金銭不足、といろいろ勘案した結果5科目に抑えることにしました。
授業料も1科目あたり¥1000-上がってしまったので・・・。
2年以内の卒業は引き続き目指します・・・。
そして科目ですが、めちゃくちゃ実用的というか、仕事に直結しそうなやつ(情報セキュリティ概論とか特に)にしました。本当はもうちょっと情報系の科目取るはずだった・・・。
もう外国語とか絶対取らなくていいんですが、なんかルール的にも認定単位的にも問題なさそうなので、取りたいので取ります。
ついでにTOEIC800点目指しますわ。いま705点です。
がんばります。