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英語の現在形は「今現在」じゃないことが感覚的にわかった出来事。

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もう5年前の話になってしまうのですが、

カナダの西海岸側、ブリティッシュ・コロンビア州のビクトリアという街にワーキング・ホリデーに行っていました。

 

そこで3ヶ月ほど語学学校に通っていたのですが、

授業を聞いている中でなんとなく今まで掴めていなかった感覚というか、

少なくとも私が中高と日本の学校で英語を学んでいる上で重要視されていなかったな、というのが表題の件についてでした。

 

英語学習者がつまづくポイントとして教師側が理解していれば授業で教えてもらって人もいるかもしれないし、

頭のいい方は日本語の文章を読んだだけでも感覚的に掴んでしまうのかもしれないし、

単に私が授業を聞いていなかっただけなのかもしれませんが、

大学まで行っていたのに留学してやっとこのことに気づきました。

 

現地でこのことが感覚的に身についたおかげで

この文章では「現在形」を使うべきか「現在進行形」を使うべきか

みたいな判断材料にはなっています、いや、まだ全然難しいけど。

 

「こんなの知ってるわ!」という方は普通に無視してくれたらいいと思います。

 

目次

 

現在形と現在進行形

英語の時制には現在形(present tense)と現在進行形(present continuous tense)があって、ご存知の通りもっとあるんだけどここではあんまり詳しく話しません。

 

よっぽど変わった学び方をしていない限り、

英語の勉強は普通現在形を学んでから過去形、未来形、で、やっと現在進行形を学ぶと思うんですが、

英語につまづく人はだいたいここら辺で「どういうこと?」となって、現在完了で投げ出す、がパターンな気がします。

 

現在形:I eat pizza. (私はピザを食べます)

現在進行形:I am eating pizza. (私はピザを食べています)

 

「現在形」があるのに「現在進行形」があるのってどういうこと?

そりゃ、日本語訳では「私は〇〇をします」と「私は〇〇をしています」と違う訳を当てるということはわかるけど、日本語的に意味は大体一緒じゃん。

 

と、そこが気になって英語を嫌いになる。

それか「そうやって訳すものだ」と無理やり納得させて先に進む(私のパターン)になるのですね。

 

少なくとも私の経験では日本人の先生でこの二つの時制の違いをちゃんと説明してくれる人はいなかったように思います。

 

現在形はGeneral

ビクトリアに留学後の、ある日の授業中、私が何かしらの英作文をした時に

「ここは現在形のほうがいい」「ここは現在進行形のほうがいい」というような指摘をバシバシされるんですよね。使い分けがよくわらなくて。

カナダ人のおじいさん先生曰く「現在形はGeneral」であると。

 

このGeneralをどう訳すか、がまたちょっと問題になりそうだけど

私の中では「普遍的」とかそういうニュアンスで掴みました。

 

"I eat pizza."であれば「(別に今食べてるわけじゃないけど)私はピザを食べる(そういう種類の人間だ)よ」みたいな感覚で捉えることができるなと思いました。

 

私は米もパンも食べますので"I eat rice."も"I eat bread"も言えるし、

今シリアルを食べているのであれば"I am not eating rice./I am not eating bread."はいけるけど、

"I don't eat rice."や"I don't eat bread."はあまりふさわしくないかな、みたいな。

この文章が言えるのは本当に米とかパンが嫌いか、糖質制限してるとか、宗教的理由で避けてるかとかになってくるのかな、と。

 

だから逆に言えば「現在進行形」は「今まさに行なっている動作」を表すので、こちらの方が「現在」としてしっくりくるんですよね。

 

これbe動詞の文章ならなおさらで

たとえば"I am a student."「私は学生です」という文章は、

「今まさに”学生という状態を維持し続ける”」というのは概念的に不可能だと思うので、現在進行形の"I am being a student."にはならないんですよね。

(日本語ならば強調の意味で「今まさに学生やってます!」とか言えそうだが)

 

What do you do?の戸惑い

さて、3ヶ月経って短期の語学学校を卒業した私は、ビクトリアで見つけたナポリピッザのレストランでシフト制フルタイムジョブを見つけます。

 

その後、語学学校で友達になった韓国人の男性と、カナディアン・ロッキー観光のツアーに参加するのですが、

そこで話したツアーガイドさんやらなんやらによく聞かれるフレーズがありました。

 

それが"What do you do?"

 

こんな、中学校1年生レベルの単語(今ってもしかして小学校でも英語やるんでしたっけ?)しか並んでいない英文が、

私には全くピンときませんでした。

 

直訳すると「何をしていますか?」になります。

 

困っていたらそのガイドさんは

”What's your job?”

と言い換えてくれました。

 

はい。その通り、"What do you do?"は「あなたの仕事はなんですか?」という、ごく初歩的な英会話フレーズだったのです。

 

これを「現在形だから現在の話・・・」とか考えて馬鹿正直に「今まさに」の話として捉えてしまうと

「いや旅行に来てるんだが?だからあんたと話してるんだが?」みたいな意味不明な会話になってしまうのです。

 

これもまた「現在形はGeneral」で考えると「(普段は)何をしていますか?」という文章になるわけで。イコール「あなた仕事はなんですか?」になるんですね。

※正確には"What do you do for living?"の"for living"(生活のために/生きるために)が省略されているとか。

 

つまりは"I work at a pizza restaurant."あたりが返答として正しくなります。

 

なんか、授業の内容と、現実的な会話がバシッとつながって、ワーホリ中強烈に印象に残っている出来事でした。

 

 

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まとめ

ほんとはもっとこういう、英語のためになるブログをいっぱい書いていたい人生だったが、

いかんせん英語はまだまだ勉強中で、

正直ワーホリ1年終えた後も全然喋れるようになってないな、という感じなので

なんともかんともですね。

 

なんで急に書こうかと思ったかは、

ちょっと人生初のTOEIC受けてみたり、いままた語学に気持ちが向いてるので

自分の中の情報を整理したいような気持ちになったからだ。

 

いつまでこのやる気が続くのかはわからんけど、

あんまり期待せずに見守っててください。

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