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【まとめ買い映画レビュー その6】『ロッキー・ホラー・ショー』

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ロッキー・ホラー・ショー (字幕版)

ハロウィンも近いですし、ってことで『ロッキー・ホラー・ショー』

もともと舞台だったものの映画化なので英語のタイトルは『The Rocky Horror Picture Show』ですね。

 

なんとなく存在は知っていたようで(名前は聞いたことがあったようで)知らなかった作品です。

 

見る決定打になったのは僕の生涯ベスト作品のひとつである『ウォール・フラワー』に主人公たちがこの『ロッキー・ホラー・ショー』を演じるシーンが出てくるから。 

 

エマ・ワトソンの衝撃的なセクシーシーンにやられて、この「『ロッキー・ホラー・ショー』も観なくちゃ・・・」と思いました。

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目次

 

 ロッキー・ホラー・ショー

新婚ホヤホヤのブラッドとジャネットは、結婚の報告をしに恩師スコット博士のもとへ向かおうとする。ところが道中で嵐ににあい道に迷ってしまう。

電話を借りようと訪れた古城で服を脱がされ下着姿にされてしまった二人は、城で開催されている怪奇なパーティーに目を疑う。

その日は城の主フランク・フルター博士による人造人間ロッキーのお披露目会であった。フルター博士とロッキーはそのまま初夜を迎える。城にとどまったブラッドとジャネットの二人はどちらもフルター博士と性的な関係を持ってしまう。

さらにジャネットはロッキーの筋骨隆々の肉体美に惹かれてしまい・・・。

 

画のインパクトと大胆な行動の放つメッセージ。

正直この映画からどういう学びを得るのかはわからない、それでもその強烈なインパクトと自分を貫く姿勢というのはフランク・フルターという人物から感じ得る。

 

どっからどうみてもオッサンで、おばちゃんパーマで、化粧が厚くて、でも異様な色気を感じるフルター博士。

フルター博士は人里離れた古城にこそ住んでいるが、そこに人を招き自らの性嗜好をおおっぴらにするかのような大胆なパーティを開いている。

 

フルター博士はセクシャルマイノリティという、当時でいう異端な存在。そしてこの作品はイギリスで生まれた。イギリスは日本のようにセクシャルマイノリティには厳しい、差別の多い国だと聞く。

彼は、完全にイかれていて、倒錯していて、異端中の異端とも言えるキャラクターだ。だが彼は自らの存在を強く持ち、欲望に忠実で意志を曲げない。

カリスマ性のある彼の姿は、セクシャルマイノリティの人々にとっては勇気を与えるアイコン的な存在とも言えよう。

エログロで楽しいミュージカル

『ロッキー・ホラー・ショー』は正式には「ホラー」に分類されるらしいが、誰がどう観てもコメディ・ミュージカルだ。

グロいシーンはあるが、怖くはない。それよりもロックミュージックをベースにしたポップなミュージカルシーンが多く楽しく見れる作品だ。

 

エロもグロも、意味不明なシーンも笑いに昇華してしまうパワフルさ。意味がわからないのに繰り返し観たくなる中毒性。なるほど、カルト的人気を博したと言われるのには納得する出来である。

 

オチに関してはマジで話がぶっ飛びすぎてめちゃくちゃで、どう評価すればいいのかわからない感じなのだが、そこも含めて全くもって驚異の作品である。

 

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