生きていくなんてわけないよ

ディズニーファン向け娯楽ブログ

さらば、ディズニー・トゥーン・スタジオ その2

その昔、こんな記事を書きました。 www.sun-ahhyo.info その後、帰国してからディズニーチャンネルを見るようになると、WDAS作品よりも版権料が安いのかなんなのか、かなり頻繁に放送されるディズニー・トゥーン・スタジオ作品。 そしてディズニー+の登場に…

『レミーのおいしいレストラン』芸術家のプライドとウォルト的精神の再定義。

『レミーのおいしいレストラン』は、こと飲食業においては害獣として扱われる「ねずみ」を主人公とした料理アニメだ。 ピクサーアニメーションスタジオ第8作目、『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード監督は、当初ヤン・ピンカヴァにより制作がスタート…

【東京ディズニーランド小説】第2話「マイ・プリンス、アイ・プリンス」

この小説はフィクションです。実在の人物や団体、テーマパークなどとは一切関係ありません。 また、某所にすでに存在しないアトラクション、グッズ、メニューなどが登場する場合があります。 2021年9月に新型コロナウィルスの脅威がひと段落し、登場人物たち…

『アルテミスと妖精の身代金』誤解を、パズルのように解いていけ。

だっっっっれも興味ないかもしれんが、せっかく観たので感想書くよ。 というわけで当初劇場公開作品予定だったディズニー実写映画『アルテミスと妖精の身代金』(原題:Artemis Fowl) 公開延期&新型コロナの影響で劇場公開が絶望的となりDisney+限定配信作…

ウォルト・ディズニーの誕生日に観たい映画10作

12月5日はウォルトの誕生日。 ということでウォルト生誕120周年を記念して、やります。 「ウォルトの誕生日に観たい映画10作」 今回は「観たい10作」ですので、実際私が観たことがない映画がふんだんに含まれております。なので普段の「皆様にご紹介」のスタ…

ピクサーの監督を語る その4:リー・アンクリッチ

「ピクサーの監督を語る」シリーズ第4回はリー・アンクリッチ監督。 ただ、どうしよう。監督作が2本しかない。 ピクサー初期から編集に携わっており、メインの監督作は2本だけだけども共同監督などで存在感を発揮していた方。 2019年にピクサーを退社したが…

【東京ディズニーランド小説】第1話「ディズニーランドの妖精」

この小説はフィクションです。実在の人物や団体、テーマパークなどとは一切関係ありません。 また、某所にすでに存在しないアトラクション、グッズ、メニューなどが登場する場合があります。 2021年9月に新型コロナウィルスの脅威がひと段落し、登場人物たち…

『エターナルズ』ではじめる人類愛。個に触れること、個に向き合うこと。

公開されてからもう1ヶ月経ったので、ええとこの映画レビュアーのええ感じのレビューはもう出るだけ出ただろう。 それはそれとして僕は僕で、『エターナルズ』の話をしようと思う。 「この作品はこう読み解く!」とか「こういう見方の映画!」とかではなく、…

『ミラベルと魔法だらけの家』持つ者も、持たざる者も救っていく、圧倒的優しさの映画。

ディズニー長編アニメーション第60作品目『ミラベルと魔法だらけの家』(原題:Encanto)を観てきました。 だらける! pic.twitter.com/NhrR4Q4hSg — すん☂️ (@s_ahhyo) November 27, 2021 「ミラベる!」より「だらける!」を推したい。 普段邦題クソクソ言…

『ピーター・パン2/ネバーランドの秘密』現実主義者である「大人の」私たちへ。

ここ最近、日本版ディズニー+から『ピーター・パン2/ネバーランドの秘密』が消えるだの、やっぱり消えないだの、すったもんだあったらしい。 ディズニー・トゥーン・スタジオ制作の続編映画はこき下ろし&観ず嫌いがちな私だが、『ピーター・パン2』は意外…

【雑記】YouTube&Instagram始め(てい)ました。

盛り上がりに欠けるのよ。 というわけで、久々に映画感想でもなんでもない記事です。 たまにはいいよね。 目次 目次 YouTubeチャンネル"Dingletuber" Instagram Twitterも おすすめ記事 YouTubeチャンネル"Dingletuber" www.youtube.com 今年の6月にYoutTube…

興奮と失望の揺さぶり。Disney+『モンスターズ・ワーク』とは何だったのか。

ピクサー製作『モンスターズ・インク』のその後を描くDisney+リミテッドアニメシリーズ『モンスターズ・ワーク』(原題:Monsters at Work)が2021年7月9日より日本でも配信され、全10話で先日終了した。 かねてからの『モンスターズ・インク』『モンスター…

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』「ありのまま」は負の面をも受け入れること。

『ブラック・ウィドウ』の感想も、早く書こうね。 というわけで、観て来たぜ『シャン・チー/テン・リングスの伝説』 IMAXで観るのは『アナと雪の女王2』以来な気がするな。 で、この『シャン・チー』 主演はほぼ無名のアジア人俳優、コテコテのステレオタイ…

『フリー・ガイ』自由のための戦い。そして「ディズニー的在り方」への肯定と否定。

2021年日本で劇場公開された20世紀スタジオ作品としては『ノマドランド』以来の2作目となる本作『フリー・ガイ』 20世紀FOXがディズニーに買収されてしまった後、日本法人もウォルト・ディズニー・ジャパンに吸収され、よくある流れで本作は配信かDVDスルー…

『スペース・プレイヤーズ』待望の続編。しかし感じるのは、可能性より「限界」

違う。 私が求めていたものとあまりにも違う。 いや、お前の求めてるものなんか知らんわという読者の声が聞こえてくるが、ちょっと待ってほしい。 1996年に制作されたワーナー・ブラザースの名作『スペース・ジャム』 その続編にあたる『スペース・プレイヤ…