生きていくなんてわけないよ

ディズニーファン向け娯楽ブログ

ディズニー映画

『ダンボ』は、全ての除け者たちへのラブコール。

昨年2018年は「差別」を描いた「サーカス」映画の『グレイテスト・ショーマン』という映画(本国公開は2017年)が流行ったが、遡ること約75年前にディズニー制作の「差別」を描いた「サーカス」映画があったことを皆さんご存知だろうか? その通り『ダンボ』…

【雑記】国内販売のないディズニー映画ソフトを買った話まとめ。

ディズニーというジャンルは日本国内に「ディズニーチャンネル」という専門チャンネル「東京ディズニーランド」というテーマパーク「ディズニーストア」という専門店があり、そうでなくてもキディランドや様々な雑貨・菓子・あらゆるコラボ商品が手に入る、…

抑圧からの解放。『キャプテン・マーベル』が塗り替える、我々の先入観。

マーベル・シネマティック・ユニバース第21作目『キャプテン・マーベル』を観た! カナダで公開初日に観た『アントマン&ワスプ』から間が空いてしまったので(blu-rayで復習もしたけど)若干ながらMCU熱が収束していたタイミングでの本作。 一応期待を込め…

2018年公開のディズニー映画を振り返る

2017年の末にこんな記事を書いていたのですが、忘れてました。 www.sun-ahhyo.info これそういえば当時としては結構伸びたんですよ。 もうとっくに2019年3月ですが、せっかくなので2018年の分もやります。 2018年公開のディズニー映画は多分全部観た・・・は…

【雑記】『Disney Deluxe』降臨に関する雑感アレコレ。

絵面が強い。(提供/PR TIMES) めちゃくちゃ展開早くてびっくりした。 あとやっぱりディズニー専門じゃないところのリーク記事みたいなのは、テキトーなことを色々書くんだなと思った。 米ディズニーと提携、ってわざわざ「米」とつけるということはDisney…

溢れる生命力の一瞬一瞬。『バンビ』が愛おしい。

ピクサー長編全作再視聴に続き、ウォルトディズニーアニメーションスタジオ作品全作再視聴に挑戦している。昨日『ラテン・アメリカの旅』まで見終わったところだ。 なにかのディズニーのアニメーターへのインタビューで、「ビッグ5」と呼ばれていたWDAS作品…

言葉の魔法、幸せの無条件降伏『メリー・ポピンズ リターンズ』感想

メリー・ポピンズが帰ってきた。 本当に帰ってきた。 他国から遅れること約2ヶ月弱、ここ日本でも『メリー・ポピンズ リターンズ』が公開された。 前作『メリー・ポピンズ』から実に54年ぶりの、リメイクではない「続編」の感想です。 もう一度言っとこう「…

【雑記】『ディズニー・ピクサー 20タイトル コレクション』を購入しました。

昨年の振り返りも締めの挨拶もなく、新年の挨拶もそこそこに、普通のブログでゆるくスタートします。みなさんコトヨロっす。 先月、つまり昨年12月のお話なのですが、タイトルのとおり『ディズニー・ピクサー20タイトルコレクション』を購入しました。 ディ…

『シュガー・ラッシュ:オンライン』でディズニーはプリンセス映画のその先へ。

『シュガー・ラッシュ:オンライン』(原題:Ralph Breaks the Internet)を観てきました。 D23 EXPO 2017にて「インターネットを舞台とし」「ディズニーのウェブサイトOH MY DISNEYにアクセスしてプリンセスたちと合流する」という情報を手に入れてから、楽…

『くるみ割り人形と秘密の王国』パンチこそないがファミリーに優しいクリスマス映画。

2018年(僕に)最も期待されていないディズニー映画第2位(1位は日本では公開すらされなかった「Wrinkle In Time」)の『くるみ割り人形と秘密の王国』 チャイコフスキーのバレエ音楽の元になった物語『くるみ割り人形とネズミの王様』を大幅にアレンジして…

『くまのプーさん』は「はちみつ食べたいなぁ」と言ったことがない説。

年末に近づくにつれ、忘年会、新年会と飲み会が増えてくるシーズンになってきました。 お酒の席の無茶振りも多くなるこの季節。 例えば皆さん「くまのプーさんのモノマネして」と言われたら、どんなセリフを言いますか? おそらくみんな、八代駿さんの声色に…

『ミッキーマウス映画祭2018』へ行ってきた。

ミッキーマウス生誕90周年を記念し、89周年だった昨年からスタートした「ミッキーマウス映画祭」*1へ行ってきました。 全国数カ所の映画館で11月4日日曜日の11時一回のみで、ミッキーの過去の短編(と中編)が上映されます。 【チケット好評発売中】スクリー…

奇妙で不気味で、めっちゃポジティブ『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』25周年!

祝!『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』25周年! 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』が先日の10月29日(米国公開日)で25周年ということで(独断と偏見で)ハロウィン(にぴったりな)映画紹介の第4弾、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の…

短編『ミッキーの青春手帳』のフニャッ、ペチャッとしたミッキーが好き。

今年はミッキー90周年ということで、11月4日の「ミッキーマウス映画祭」へ行って来ます。 昨年は「ミッキーマウスバースデー映画祭」でしたが今年は「ミッキーマウス映画祭」なんですね・・・どおりで検索に引っかからないわけだ。 【チケット好評発売中】ス…

【雑記】東京ディズニーリゾートとMARVELは他社なのかという話。

twitterでこういうツイートが話題になりました。 ディズニーランドのハロウィン仮装で公式から禁止事項や注意事項が明記されるように。特に>マーベル社のキャラクターへの仮装はご遠慮くださいと名指しで他社キャラを禁じてきたのはなりふり構ってられない本…

『くまのプーさん/完全保存版』に込められた「願い」とプーとの「約束」。

世の中には、ディズニーアニメーションは努力もなしに無条件に夢と魔法を与えてくれる、リアリティのない子供騙しだという人間が数多くいる。 僕に言わせてみればそんなことを言うやつは大バカ野郎だ。 僕の大好きな「ピーター・パン」や「ジャングル・ブッ…

1.5センチの等身大ヒーロー『アントマン』癒しと笑いのクライム・アクション・ムービー。

『アントマン』を劇場で見たのは紆余曲折あって。 当時、来たるべきD23 EXPO JAPAN 2015に備え、意を決してマーベル・シネマティック・ユニバースを追いかけ始めたのが2015年の夏。 バイトの休憩中にHMVで『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『ア…

驚異の映像美と大いなるメッセージ性。映画『アーロと少年』と、ピクサーにかかる期待。

6500万年前の地球に隕石が衝突せず、恐竜が絶滅していなかったら・・・という「もしも」から始まる物語、それが『アーロと少年』(原題:The Good Dinosaur)である。 ピクサー・アニメーション・スタジオ作品第16作目となった『アーロと少年』は、文明が発…

香港ディズニーランドを楽しむための映画7作

久々に「パークを楽しむための」やつやります! と、いうわけで今回は『香港ディズニーランド』編。 正直僕が最後に香港ディズニーランドへ行ったのが2016年9月で、その後に新しいアトラクションと、大規模拡張計画が発表されているので、僕がまだ未体験の部…

飛行ロマン&ヒーロー映画『ロケッティア』この主人公を愛せるか。

今年初のD23 EXPO JAPAN、および先日まで松屋銀座で行われていた「ディズニーアーカイブス展」 歴代のディズニー実写映画の衣装やアトラクションのプロップスなどが展示され話題となっていた中で、比較的知名度が低いであろうディズニー実写作品の衣装も展示…

ディズニーアニメ史上最大の失敗作『コルドロン』は本当に駄作なのか?

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ作品全56作を語る上で、必ずと言っていいほど「歴史的失敗作」として槍玉に挙げられる作品がある。 それが『コルドロン』である。 構想10年以上、ルネサンス期を目前に控え、「新時代の『白雪姫』」として、…

『プーと大人になった僕』感想。「なにもしない」をするために子供時代に戻ろう。

WDW旅行記半分書いたのでインターミッションというかなんというか、旅行記でも書きましたがWDWのディズニースプリングスのamcで『プーと大人になった僕』(原題:Christpher Robin)を観てきたので感想を書かせていただきます。 先に言っておくと100点満点で…

これは「歴史」のひとつ。やっぱり『くまのプーさん』(2011年版)が好き。

映画を映画館で見るのは楽しい。 「今自分は歴史的瞬間に立ち会っている」と感じられるからだ。 これは所詮、映画マニアのエゴというか思い込みに過ぎないのだけど、例えば「タイタニック」や「E.T」や「スター・ウォーズ」(新たなる希望)や「バック・トゥ…

『ハイスクール・ミュージカル』は「青春」以外の何物でもない。

20世紀FOXの『グレイテスト・ショーマン』を観て、僕はいまいちピンとこなかった、というのは以前このブログでも話した通りだ。 ストーリーの力押し具合にも冷めてしまったし、みんなが高評価する音楽の部分も、そんなに興奮しなかったところがある(ヒュー…

ディズニーによるジェームズ・ガン監督解雇によせて。

悲しいニュースが飛び込んできてしまった。 ディズニー/マーベル・スタジオ作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(原題:Guardians of the Galaxy)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(原題:Guardians of the Galaxy Vol.2)の監…

続編とはこういうことだ『ビアンカの大冒険 ゴールデンイーグルを救え!』は最高におもしろい!

昨日書いた記事に続き、本日は『ビアンカの大冒険』シリーズ2作目『ビアンカの大冒険 ゴールデンイーグルを救え!』(原題:The Rescuers Down Under)のお話。 数あるディズニールネサンス期の作品の中で埋もれながらも、名作として名高いこの『ゴールデン…

『ビアンカの大冒険』で描かれる僕たちの理想と現実。

ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品に『ビアンカの大冒険』(原題:The Rescuers)という、素晴らしくおもしろいシリーズがあるのをご存知だろうか。 このブログでも何度か言及している通りなのだが、そりゃーウォルト時代の珠玉のクラシックスや…

大事だから手を離すこと。『ファインディング・ニモ』の素晴らしさ。

『ファインディング・ニモ』という映画を知らない人はいないと思う。 公開された2003年当時僕はディズニーオタクになる以前の中学生で、「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」の面白さは知っていたけど、ほぼほぼ人面魚といった感じの、可愛いのか…

貧しさから這い上がれ。傑作『奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトゥエ』を観た!

Netflix(カナダ版)に『奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトゥエ』(原題:Queen of Katwe)が入っていたので観た。 ディズニー制作、実話ベース、アフリカのウガンダ共和国にある小さな町カトウェのスラム街を舞台に繰り広げられる大躍進劇。 日本…

誰が怪物で誰が人間か?数多の人々を虜にする『ノートルダムの鐘』の魅力。

劇団四季創立メンバーであり、ディズニー映画『ノートルダムの鐘』日本語吹き替え版の制作にも尽力された浅利慶太氏ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、 心からご冥福をお祈りいたします。 www.asarioffice.com(2018年7月19日・日本時…